山梨県甲斐市「サントリー登美の丘ワイナリー」へ行こう

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山梨県甲斐市「サントリー登美の丘ワイナリー」へ行こう

山梨県甲斐市「サントリー登美の丘ワイナリー」へ行こう

更新日:2014/06/24 14:42

二宮 うららのプロフィール写真 二宮 うらら ライター、エディター

世界的な日本食ブームとともに、繊細な味付けの料理に合う日本のワインの人気が高まっています。そんな今だからこそ、日本のワイン造りの現場である山梨県甲斐市にある「サントリー登美の丘ワイナリー」に出かけてみました。醸造法や造り手を知り、ぶどうが育つ風土を体感すれば、ワインがますます身近でおいしく感じられるはずです。

南アルプスの山々を背景にした気持ちのいいぶどう畑

南アルプスの山々を背景にした気持ちのいいぶどう畑

写真:二宮 うらら

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JR甲府駅より車で約30分ほどの丘陵地に「サントリー登美の丘ワイナリー」はあります。標高400メートルの麓の醸造所から、スイッチバックの道でさらに200メートル登ると甲府盆地と南アルプスの山々を背景に広大なぶどう畑が広がっています。
年間日照時間が長い山梨県のなかでもとくに雨が少なく、昼夜の気温差が大きいこの土地は、ぶどうの栽培に最適だそうです。

開園は1909年。ワインがまだ日本人になじみのない時代からワイン造りを手掛け、100年以上の歴史を積み重ねながら、土づくりからぶどうの栽培、醸造に至るまで一貫したワイン造りを行ってきました。現在は自家ぶどう園産のぶどうだけで造る「登美の丘ワイナリーシリーズ」をリリースしています。

写真はガーデンテラスから眺められる垣根式に仕立てられたカベルネフランのぶどう畑。南に大きく広がる斜面には太陽が降り注ぎ、なんとも気持ちがいい。
雲がなければ甲府の町の向うに富士山が見えるそうです。
春は桜、初夏は新緑、秋はぶどうと紅葉と1年を通して楽しめます。

美しいぶどう畑を見学

美しいぶどう畑を見学

写真:二宮 うらら

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ワイナリーガイドツアーに参加すると、四季折々のぶどう畑の様子や、ワインが眠る神秘的な樽熟庫、瓶熟庫を見学できます。

まずは日本ワインの発展史とワイナリーの歴史など、基礎知識をインプットしてからぶどう畑を見学。
150ヘクタールの広大な自家ぶどう園では、土壌や日照条件などによって最適な土地に最適の品種を植え、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネフラン、シャルドネ、リースリングなどを栽培。
写真は日本固有の品種「甲州」を棚仕たてで栽培しているところ。このぶどうは完熟を待って、例年10月末頃まで摘み取らないそうです。

ぶどう畑の様子は季節によって異なります。見学用ではないぶどう畑では、ぶどうに雨が当たらないように、ぶどうの木の上にビニールの屋根のようなものがかぶせられていたり、房の一つ一つにカバーが掛けられていたりと、ワイン造りに適したいいぶどうを収穫するために、とても手間がかけられています、日本のワイン造りならではの光景なのかもしれません。

ワイナリーガイドツアーの締めくくりはテイスティングで

ワイナリーガイドツアーの締めくくりはテイスティングで

写真:二宮 うらら

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続いて見学用のバスに乗って樽塾庫、そして瓶塾庫の見学へ。セラーは風格ある石造りの建物。内部はひんやり。静謐な空気に包まれ、そこはかとなくワインの香りが漂っています。
フランス産のオーク樽を中心に、日本のミズナラの木を使った樽も使用。このなかでワインが静かにしなやかに育っていると思うと、なんだかわくわくします。

見学の最後にはワインショップに隣接するツアー専用のテイスティングエリアで、登美の丘で醸されるワインをテイスティングして締めくくります。

このスタンダードなワイナリーガイドツアー(無料)の所要時間は約60分。定休日以外、毎日催行されていますが、この他にも期間限定でさまざまなツアーやセミナーが企画されていますので、興味のある方はホームページでご確認ください。

見晴らしのいいダイニングで地元食材とワインを味わう

見晴らしのいいダイニングで地元食材とワインを味わう

写真:二宮 うらら

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ワイナリー併設のレストラン「ワインテラス」では、ワインと相性のいい地元食材を使った料理が、眺望のいいダイニングで楽しめます。
写真はイチ押し人気メニューの「甲州ワインビーフのビーフシチュー」(2500円)。ぶどうの絞り粕を飼料に加えて育てる牛肉は、風味豊かで当然のことながらワインとぴったり。
「登美の丘 甲州」「登美の丘 シャルドネ」「登美の丘 赤」ほか、グラスワインが450円〜と、気軽な価格で味わえ、これぞ現地ならではの醍醐味です。

ワインショップで限定ワインをお土産に

ワインショップで限定ワインをお土産に

写真:二宮 うらら

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ワイナリー見学の締めは、やはりお土産探し。ワインショップに立ち寄ります。
自園産ぶどう100パーセントのワインをはじめ「産地シリーズ」「品種シリーズ」などのブロックに分けられ、日本のワインが豊富に揃えられていますが、最も気になるのが「登美の丘ワイナリー 数量限定ワイン」。
数に限りがあると思うとぜひ味わいたくなるものですし、せっかくワイナリーまでやってきたのですから、ここでし買えないものを購入したいものです。

ワイナリーショップの一角にあるテイスティングカウンターでいろいろ試して、お気に入りの一本を見つけてから購入するのもおすすめ。
ここでの試飲は有料になりますが、「登美 ノーブルドール」(貴腐ワイン)グラス2000円など、希少なものも試すことができます。

●サントリー登美の丘ワイナリー
0551-28-7311
山梨県甲斐市大垈(おおぬた)2786
9:30〜16:40
ワイナリーガイドツアー 10:00〜15:00(1時間ごと)無料 要予約
レストラン「ワインテラス」10:00〜16:30
水曜休(水曜が祝日の場合は営業、翌日振替休日)

環境も施設も楽しめるワイナリー見学

ワイナリーを訪ねる旅。
フランスやカリフォルニアではポピュラーですが、日本各地でもそんな旅が可能になってきています。
ワインが生まれ、育った場所で、テロワール(土壌・気候)を感じる料理とともに味わうのはまた格別。ワインへの愛着も一層深くなります。見学ツアーやセミナーはホームページから予約することができますので、ぜひ一度お出かけください。

※JR甲府駅より登美の丘ワイナリーまでの直通路線バス(有料)が土日祝限定で運行中です。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2013/09/03 訪問

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