キューバ「サンチアゴ・デ・クーバ」革命と文化の古都

キューバ「サンチアゴ・デ・クーバ」革命と文化の古都

更新日:2021/04/13 10:22

スズキ ミズエのプロフィール写真 スズキ ミズエ グラフィックデザイナー、一人旅女子ライター、世界の民族&お祭りマニア、火山と洞窟マニア
キューバで外せないことと言えば、キューバ革命。その革命の始まりは、この「サンチアゴ・デ・クーバ」からなのです。

街には革命にゆかりの場所がいくつもあり、当時のままの姿で現存。そしてスペイン統治時代は首都だったこの場所は、政治、経済、文化が華やいだ古都でもあります。その片鱗は今でも感じることができます。

そんな革命の面影が今でも色濃く残る街「サンチアゴ・デ・クーバ」をご紹介します。

新型コロナウイルスの発生と感染拡大に伴い、海外渡航が難しい状況です。各種報道機関の発表や外務省、各航空会社のホームページなどで最新情報をご確認ください。(トラベルjp)

歴史と文化が詰まった街

歴史と文化が詰まった街

写真:スズキ ミズエ

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サンチアゴ・デ・クーバはハバナから南東に約870キロの場所にある、キューバ第2の都市。スペイン統治時代には首都が置かれ、首都がハバナに移った後も重要な港として発展していきました。

小高い丘の上にある旧市街には、キューバ最古の木造建築やカテドラルがあり、港を眺めることができ、とても風光明媚な場所です。見所は全て徒歩圏内にあるので、観光と一緒に地元の人たちの生活も感じることができます。

歴史と文化が詰まった街

写真:スズキ ミズエ

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通りには葉巻を売っているお姉さんがいたりと、昔の面影を残しつつ、都会の香りがする街並みです。

それにしても、路上で葉巻が買えるなんて、なんともキューバらしいですね。

革命はここからスタート

革命はここからスタート

写真:スズキ ミズエ

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キューバ革命を知るのに一番大切な場所がこの「7月26日モンカダ兵営博物館」です。

博物館の建物は革命以前は、政府軍の兵舎でした。そこを1953年7月26日、カストロ兄弟を筆頭に約130人の革命軍が襲撃。そして革命がスタートしたのです。それから6年という長い戦いが続きます。

革命が起こる以前はアメリカ資本のバチスタ政権が実権を掌握。貧富の格差、不平等に異議を唱え革命が行われたのです。
建物の外壁には、今でも弾痕がいくつも残り、いかに激しい銃撃戦だったかを物語っています。

現在は、革命がいかに困難だったか、多くの人の血が流れたかを伝える博物館として、当時の貴重な品々を写真と共に展示しています。

革命はここからスタート

写真:スズキ ミズエ

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この時の襲撃は失敗に終わり、多くの革命軍が捕まりました。捕虜の殆どが見せしめに拷問され、その後、虐殺されました。館内には、革命軍が持っていたライフル銃や血の付いた服、拷問器具と目を覆いたくなるような、その時の生々しい写真が一緒に展示されています。

革命はここからスタート

写真:スズキ ミズエ

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この博物館のちょっと面白いところは、博物館と学校が一緒にあるところ!
博物館の入口は、小学校の教室の入口でもあるんです。歴史と一緒にキューバの小学校も見学できちゃいます。でも小学生たちは観光客を横目に授業。ちょっと落ち着かないですよね。

キューバの英雄たちが眠る墓

キューバの英雄たちが眠る墓

写真:スズキ ミズエ

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鉄道駅の近くには、キューバの歴史を作った人たちが眠る共同墓地があります。それが「サンタ・イフィヘニア墓地」です。

墓地の真ん中にそびえ立つ塔はキューバ建国の父であるホセ・マルティのお墓。塔の真ん中に棺が置かれて、その上にキューバの国旗が掛けられています。彼を崇拝していたカストロは生前、亡くなった後はお墓は立てずに、ホセ・マルティの近くに埋葬してほしいと遺していました。結果、ホセ・マルティのお墓とモンカダ襲撃の際に命を落とした兵士たちのお墓の前に、簡素な石だけのお墓を立てることに。

飾り気のない石ですが、その大きさとシンプルさが彼の今までの生き様を表している気がします。質素を好んだ彼らしいお墓です。

キューバの英雄たちが眠る墓

写真:スズキ ミズエ

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ホセ・マルティとカストロのお墓では衛兵が警備を行っています。衛兵は30分おきに交代するので、キューバ軍の一糸乱れない動きも是非お見逃しなく!

キューバの英雄たちが眠る墓

写真:スズキ ミズエ

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その他に、ラム酒のバカルディ創設者の黒い三角形のお墓やブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのコンパイ・セグンドのお墓もあります。墓石には彼の代表アルバムでもある“LAS FLORES DE LA VIDA(人生の花たちへ)”という言葉と共に、銅板でできたギターと愛用のハット、そして囲むようにバラが飾られています。

<サンタ・イフィヘニア墓地 (Cementerio de Santa Ifigenia)>
住所:Calle Raul Peroso
電話番号:+53-22-632-723
入園時間:8:00〜18:00
入園料:1CUC

カリビアンアフロの踊りと音楽を堪能

カリビアンアフロの踊りと音楽を堪能

写真:スズキ ミズエ

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サンチアゴ・デ・クーバはキューバ革命以前までは政治経済だけでなく、文化の中心地でした。
特に音楽はキューバ人にとって生活の一つ。サルサを始めとするキューバ音楽が聴けるお店がいくつもあります。その中でもカリビアンアフロと呼ばれる、カリブ海にアフリカから連れてこられた人たちが作った音楽や踊りが気軽に楽しめる場所が「カーニバル博物館」です。

キューバ音楽が聴ける場所は殆どが夜のスタートですが、ここでは日中の観光と一緒に楽しめるのも便利。

カリビアンアフロの踊りと音楽を堪能

写真:スズキ ミズエ

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博物館の規模はとても小さいですが、中庭で一日に数回行われるカリビアンアフロの音楽とダンスは必見です。

打楽器のスピード感溢れるリズム!それに合わせてステップを踏む踊り子も圧巻です。カラフルなフレアスカートを捲し上げて踊る姿はまるで庭に花が咲いたみたいに綺麗です。グループでは息の合った踊りが、またクラウンのコミカルな踊りも披露されます。

男女が密着して踊るラテン音楽とは別のアフリカ色の強い、カリビアンアフロの音楽を楽しめるのもここだけ。入場料のみで、45分間、踊りと音楽がしっかり楽しめるのはとてもお得です!

<カーニバル博物館 (el Museo de Carnival)>
住所:Heredia Street, 303. Santiago de Cuba, キューバ
電話番号:+53-22-626-955
営業時間:月 14:00〜17:00、火〜日 9:00〜17:00
入場料:2CUC
撮影料:5CUC
ショーの演奏時間は要確認

観光客から庶民までみんなが楽しめる通り

観光客から庶民までみんなが楽しめる通り

写真:スズキ ミズエ

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サンチアゴ・デ・クーバの目抜き通りと言えば「ホセ・アントニオ・サコ通り」。全長約500メートルの歩行者天国で、銀行からカフェ、レストラン、マーケットにお土産物屋までなんでも揃った通りです。

観光客から庶民までみんなが楽しめる通り

写真:スズキ ミズエ

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アイスクリームが大好きなキューバ人。地元で人気のアイスクリーム屋さんもここにあります。カフェテリアのような広いオープンテラスの席で、売っているのはアイスクリームのみ。買い物の休憩や学校帰りの学生たちの憩いの場になっています。

観光客から庶民までみんなが楽しめる通り

写真:スズキ ミズエ

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さて、キューバのアイスクリームは、というと…トルコアイスのような少し伸びのあるアイスクリームでちょっと不思議な味。地元の人に混ざって、お試しあれ。

いかがでしたか?この他にキューバ最古の木造建築物やカストロが暮らしていた家(非公開)など見所がいっぱいのサンチアゴ・デ・キューバです。キューバの歴史を感じながら過ごしてみてはいかがですか?

<アイスクリーム屋:ハルディン・デ・エンラマーダス(Jardines de Enramadas)>
住所:e/ Peralejo y 10 de Octubre, Santiago de Cuba, キューバ
電話番号:+53-22-651-766
営業時間:9:00〜21:00 無休

サンチアゴ・デ・クーバの基本情報

アクセス:ハバナから飛行機で1時間30分、バスで15時間30分

2021年4月現在の情報です。最新の情報などは公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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