秋田港の今昔と絶景を「ポートタワーセリオン」から眺望しよう

秋田港の今昔と絶景を「ポートタワーセリオン」から眺望しよう

更新日:2021/04/11 11:40

もんTのプロフィール写真 もんT チューター、フリーライター
秋田港にそびえ立つポートタワーセリオン。日本海や男鹿半島、そして秋田の市街地や遠く鳥海山までも見渡せる、人気の観光スポットです。しかし、楽しめるのは眺望だけではありません!秋田の名物や名産品が手に入るのはもちろんのこと、秋田港の歴史にも思いを馳せられる場所でもあるんです。秋田港のポートタワーセリオンに出かけて、秋田港の今昔と絶景を楽しみましょう!

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一部都府県に緊急事態宣言が発出され、不要不急の外出の自粛が求められています。加えて自治体独自での緊急事態宣言発出や、往来の自粛要請をしている場合があります。また施設によっては休業していることがあります。Go To トラベルキャンペーンについても全国で一時停止となっています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。外出の際はしっかりと感染予防対策をして行動しましょう。(LINEトラベルjp)

まずは土崎駅から歴史散策を

まずは土崎駅から歴史散策を

写真:もんT

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今回の旅の目的地、ポートタワーセリオンは、秋田市の中心部から北西に約7kmの臨海部、古くから「土崎(つちざき)」と呼ばれた地区にあります。公共交通機関利用なら、秋田駅からバスで25分ほど。また、秋田駅から奥羽本線で二駅目の土崎駅からなら、散策しながら30分弱の道のりです。

おススメなのは、JR土崎駅からの散策。土崎の歴史の一端に触れることができます。駅舎を背にして、まっすぐ進んでいきましょう。左手にすぐ見えてくる公園は、湊城跡。日本海の海上交通の要所として、この地には中世から江戸時代初期まで、平城がありました。

現在の秋田駅にほど近い場所に久保田城が築かれたことで、湊城は役目を終えました。湊城の跡地には土崎神明社が建てられ、今に至っています。神社の横を通り過ぎ、さらにまっすぐ行くと左手に、目的地のポートタワーが見えてきます。

入場無料!セリオン展望台にのぼろう

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土崎駅から25分ほどで、ポートタワーがある港に到着です。長らく「土崎港(つちざきみなと)」と呼ばれていたこの場所は、拡張され、今は「秋田港」となっています。敦賀、新潟、苫小牧と秋田を結ぶフェリーも発着し、大型クルーズ船も入港する、海の玄関口です。

この地にポートタワーが建てられたのは、1994年。「セリオン」と名付けられたこの施設、道の駅、また、みなとオアシスとしても登録され、今や、秋田を代表する観光スポットとなりました。

タワーの1階は、物産館セリオンガーデンとなっていて、地元の新鮮な野菜や果物、そして名産品やお土産の品々が並びます。きりたんぽ、稲庭うどん、いぶりがっこ、ハタハタの乾物…などなど、秋田のお土産はすべて、ここで手に入るでしょう。地上100mの展望台は、入場無料!エレベーターで直行です。

入場無料!セリオン展望台にのぼろう

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最上階の展望台からは、日本海や男鹿半島、そして秋田の市街や遠く鳥海山まで、360度のパノラマが展開。展望台は夜9時まで開いているので、季節を問わず、日本海に沈む夕日や、夜景も一望です。

入場無料!セリオン展望台にのぼろう

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展望台から見える一帯には、八橋(やばせ)油田など、国内有数の油田があり、かつては石油関連施設が数多く建ち並んでいました。それゆえに土崎は終戦間際の1945年8月14日深夜、米軍の空爆目標に…。それは、太平洋戦争最後の空襲でした。秋田港の歴史や、戦後の復興の道のりなど、1階にある展示パネルなどからも、当時を偲ぶことができます。

土崎の港を支えた昭和の遺産!うどん・そば自動販売機に注目

土崎の港を支えた昭和の遺産!うどん・そば自動販売機に注目

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セリオンに来たら、ぜひ見逃さないでほしいのは、うどん・そばの自動販売機!今や全国的にも珍しくなった昭和の遺産が、ここではまだ現役です。

この自販機、もともとは港近くにあった佐原商店に設置されていたもの。24時間営業のコンビニがなかった時代、港に集う人たちの食を支えてきました。平成の世になってからは、もの珍しさと、そのおいしさから、隠れた観光名所に。2016年3月に商店は惜しまれつつ閉店しましたが、この自販機はセリオンにやってきました。ポートタワーの向かいの建物、セリオンリスタ内に設置されています。

土崎の港を支えた昭和の遺産!うどん・そば自動販売機に注目

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250円を入れてボタンを押すと、天ぷらとナルト、そしてネギののった本物のうどんやそばが、25秒で出てきます。紙幣や500円硬貨には対応していないので、ぜひ小銭のご用意を。また、自販機の稼働時間は、現在は24時間ではなく、10時から17時までとなっています。テーブルといすが、自販機の近くに十分用意されていますので、ゆっくりと味わえます。

土崎の港を支えた昭和の遺産!うどん・そば自動販売機に注目

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自販機のうどん、ポートタワー1階の物産館セリオンガーデンでは、お土産用としても販売されています。ネギがないだけで、味も形もまったく同じ。セリオンでしか買えない人気商品となっています。他にも、おつゆの味のキャンディーやパウンドケーキに、和風プリン、それにキーホルダーなど、うどん・そば自販機関連のいろいろなお土産あり。レトロな昭和の味と風情を、満喫してください。

石油輸送を支えた貨物駅・秋田港駅の今後は…

石油輸送を支えた貨物駅・秋田港駅の今後は…

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ポートタワーの周辺にも、注目してみましょう。展望台からも見渡せた、広大な貨物のヤードは、秋田港貨物駅です。港町として栄えていた土崎は明治の終わりに鉄道が開通して、さらに発展。最盛期には、この地で採れた石油の輸送列車も含め、多くの貨物列車が発着していました。しかし、産油量の減少やモータリゼーションで、貨物列車は次第に減少…。2021年3月に、ついに廃止となりました。

ヤードには、ブルートレインの客車や、古い機関車が留置。青い客車は、秋田県内の主な市や町の駅と、上野駅とを結んだ、寝台特急あけぼの号で使われたものです。ヤード内には立ち入らないようにして、見学しましょう。

石油輸送を支えた貨物駅・秋田港駅の今後は…

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貨物列車は廃止になりましたが、線路はまだ残っています。ヤードの海側に、おやっ?貨物駅のはずなのに、プラットホーム、それに駅名標も。実はこれ、年に数回だけ秋田港に入港する、クルーズ船客専用列車のためのホームです。

クルーズ船入港時には、ここ秋田港駅と土崎駅の間1.8kmの貨物線に、旅客列車が乗り入れます。他にも、夏に開催の「マリンフェスティバル」の際に、臨時運行の旅客列車が入りました。

普段は乗れない、しかも貨物列車さえ走らなくなった貨物線。鉄道ファンは、列車が走るかも…という、年に数回あるかないかの“イベント”を、要チェックです!そして、秋田港貨物の、今後の変化や再開発にも注目です(ホームや駅構内への立ち入りは普段はできません。ご注意ください)。

秋田港のポートタワー・セリオン。360度の絶景に加え、秋田港の今昔を俯瞰できる場所でもあります。過去や未来にも思いを馳せる旅、ぜひ楽しんできてください。

セリオンの基本情報

住所:秋田県秋田市土崎港西1-9-1
電話番号:018-857-3381
アクセス:
・バス:秋田駅西口からセリオン線で25分「セリオン」下車
・電車:土崎駅下車 徒歩約25分
営業時間:
・展望タワー 9:00〜21:00
・セリオンガーデン 9:00〜18:00(※時期により異なります)
・セリオンリスタ内のうどん・そば自販機 9:00〜17:00

2021年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2021/03/08 訪問

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