写真:ケイコ ソリーノ
地図を見るポリニャーノ・ア・マーレは、南イタリア・プーリア州中部にある人口約1万8千人の小さな海の町。主な産業は観光業と農業です。
ヨーロッパでは、夏のバカンスを求めて人が押し寄せる人気のリゾート地。日本では2014年に歌手の宇多田ヒカルさんが挙式したことで有名になり、近年この町を訪れる日本人観光客が増えています。
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見る自慢のエメラルドグリーンの海は、美しい海に与えられる称号“バンディエラ・ブルー”を2008年から毎年取得する実力。
特に旧市街から見下ろす「モナキーレ入江」は有名で、近年は国際的な高飛び込み大会“Red Bull Cliff Diving”の会場に選ばれています。
美しい海を撮りたい方は、太陽が一番高く昇るお昼頃がおすすすめです。
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見るきれいな海を堪能した後は、断崖絶壁に建つ白い旧市街の散策もお忘れなく。
主要な広場である“ヴィットリオ・エマヌエーレ2世広場”はレストランや土産物店が周りを囲み、宇多田ヒカルさんが挙式した「サンタマリア・アッスンタ教会」が鎮座します。
この広場から細い路地が縦横無尽にいくつも伸び、迷路のように交差しています。天気のよい日は、この旧市街で青空と白い建物のコントラストが美しい旅の写真が撮れますよ。
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見る旅の散策に、美味しい休憩時間は欠かせません。
最初にご紹介するカフェは、旧市街の人気店「デイ・セラフィーニ」です。入口は可愛らしい広場に面し、その左右にはテラス席が並びます。ここでは毎日太陽を気持ちよく浴びながら、カフェで過ごす時間を楽しむ人の姿があります。
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見るお店はカフェ兼ビストロ。そのため、ランチや夕食も提供しています。朝から晩まで好きなタイミングで利用できる使い勝っての良さも魅力のひとつです。
センスのよい店内は清潔感に溢れ、奥には大小2つのガラス窓が並びます。どちらの窓からも海を見渡せる絶好のロケーション。いうまでもなく、窓のそばが特等席です。
さらに、ガラスの向こうには1組限定のテラス席も。
丸い水平線を見つめながらコーヒーを飲んだり、水面に映る夕日を愛でながらアペリティーヴォを楽しんだり、海の町ならではのカフェで思い出に残る旅のひとときを。
<デイ・セラフィーニの基本情報>
住所:Via S.Benedetto 49,70044,Polignano a Mare
電話:+39-080-321-0137
営業時間:8時〜26時
定休日:なし
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見る次は、創業100年を誇る老舗「イル・スーペル・マーゴ・デル・ジェーロ」です。店名はイタリア語で“氷のスーパー魔術師”を意味します。
立地は旧市街の外ですが、有名な撮影スポットの「ポリニャーノ橋」から徒歩1分、旧市街の入口「ヴェッキア門」の向かいにあり、アクセスも抜群。
アーモンドの行商を生業としていたカンパネッラ家が開いたカフェで、昔ながらの製法を守るジェラートを求めて一年中行列が絶えない人気店です。
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見る店内は“レトロ”という言葉がピッタリな60年代当時のまま。壁には町の景色を切り取った写真パネルが飾られ、その下にはジェラートのメニューがずらりと並びます。
いつ訪れても、カウンターでは複数の店員がひっきりなしにジェラートを盛り付ける姿が。これが100年以上変わらないお店の日常です。
店内には3組のシート席が設置されています。60年代にタイムスリップした気分で、ゆっくりと流れる時のなかで伝統の味に舌鼓を。
さらに、このお店はイタリアが誇る歌手ドメニコ・モドゥーニョが通ったことでも有名な一軒。彼の影響で多くの著名人も来店しています。
そして、ジェラートに負けず劣らずの看板メニューが「カフェ・スペチャーレ」。1965年の販売当初から半世紀以上愛される名物コーヒーです。
イタリア語で“スペシャルコーヒー”という名のとおり、地元産のアーモンドを原料にした甘いリキュール、エスプレッソコーヒー、生クリーム、レモンの皮で作った魅惑たっぷりの一杯です。
<イル・スーペル・マーゴ・デル・ジェーロの基本情報>
住所:Piazza Giuseppe Garibaldi 22,70044,Polignano a Mare
電話:+39-080-424-0025
営業時間:5時30分〜25時30分(土曜は27時まで)
定休日:なし
3軒目は、前述のイル・スーペル・マーゴ・デル・ジェーロの隣りにある「マルティヌッチ・ラボラトリー」。
州南部のサレント半島を拠点に州内に複数店舗を構えるチェーン店で、ジェラートから焼き菓子まで幅広い品揃えで消費者の心をつかむ名店です。
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見るお店の名物は、今やプーリア州を越えてイタリア全国区で人気のお菓子「パスティッチョット」。カスタードクリームをクッキー生地で包んで焼いたサレント半島の銘菓です。
定番の味以外にもアーモンド&レモンクリームやチョコレートクリームなど、豊富な味のバリエーションが自慢。職人が店内の工房で毎日手作りしているため鮮度は抜群です。
写真:ケイコ ソリーノ
地図を見るさっぱりとした甘さがお好みなら、「グラニータ(カキ氷)」がオススメ。こちらではショウガ&イチジクなど斬新な味の組合せで来店客を驚かせます。
パスティッチョットやグラニータといい、マルティヌッチ・ラボラトリーは伝統と革新の融合を目指すプーリア州が誇るカフェチェーンです。
<マルティヌッチ・ラボラトリーの基本情報>
住所:Piazza Giuseppe Garibaldi 30,70044,Polignano a Mare
電話:+39-080-512-1445
営業時間:7時〜25時(土曜は25時30分まで)
定休日:なし
最後は、若者に絶大な人気を誇る「グスト・カルーゾ」。こちらは、前述のマルティヌッチ・ラボラトリーの斜め向かいに位置します。
店内に入ると、ジェラートメニューの多さに目を丸くする人もいるかもしれません。これらは2015年にイタリアジェラート職人コンテスト「Sigep」で優勝したバッボ氏が手がける自信の逸品たち。ドリンク類も販売してますが、このお店の目玉はジェラートです。
お店では、いろいろなアイデアで客層である若者のリクエストに応えます。
イチオシが、コーンの中に溶かしたチョコレートを惜しみなく注ぐオプションです。甘党の国イタリアにおいて画期的な発明だと注目を集め、連日人気のサービスに。甘いもの好きな方は、ジェラートを頼む際にぜひトライを!
ジェラートメニューは常時40種類以上。その他にワッフルやパンケーキもあり、豪快にジェラートをトッピングすることも可能。
店内にはカウンターやテーブル席があるので、散策で疲れたらチャンピオンが作るジェラートで涼しい休憩を。イタリアNo.1の味をプーリア滞在の思い出にしてください。
<グスト・カルーゾの基本情報>
住所:Via Martiri di Dogali 3,70044,Polignano a Mare
電話:+39-080-321-8232
営業時間:14時30分〜23時30分(土曜は13時〜25時、日曜は13時〜24時)
定休日:火曜
南イタリアで人気のビーチリゾートの町「ポリニャーノ・ア・マーレ」。夏に観光客が多いことからジェラートに力を入れるカフェが多く、互いにしのぎを削っています。
今回ご紹介した4軒はそれぞれ特徴が異なりますが、どれも人気のお店。気分や目的で上手に使い分けてください。
尚、この町は州都バーリから電車で約30分という立地のため、宿泊せずに日帰り観光で訪れる町としてもおすすめです。
2021年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/11/6更新)
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