写真:塚本 隆司
地図を見る岡山後楽園の西、旭川に架かる鶴見橋を渡ってすぐのところに「福岡醤油ギャラリー」があります。歴史的建造物「旧福岡醤油建物」の耐震補強など、リニューアル工事を経て2021年4月15日にオープンしました。
写真:塚本 隆司
地図を見る明治時代〜昭和初期にかけ、醤油製造や市民銀行の窓口だった建物で、文化発信や魅力あるまちづくりの場として、活用が期待されています。
写真:塚本 隆司
地図を見るその第一弾として招聘(しょうへい)されたのがチームラボ。独自の世界観とデジタルテクノロジーを駆使した作品が魅力のアート集団で、日本はもとより世界各国で個展を開催。常に話題を呼ぶアート作品に注目が集まっている。
今回の「Teamlab: Tea Time in the Soy Sauce Storehouse」も、これまで誰も体験したことがないティータイムを過ごせる空間になっています。
写真:塚本 隆司
地図を見る今回、旧醤油蔵の地階にチームラボが生みだした空間は、「アート作品の中でお茶を楽しむ」というものですが、そんな簡単な言葉では表現できません。「音色を響かせ輝くお茶と、水の上を浮遊するランプがインタラクティブに共鳴しあう新たなアート作品」です。
地階へと続く石段を降りれば、光のない世界。暗い中を茶室のにじり口をくぐるようにかがみ踏み入れた世界に驚き、きっと声をあげるはずです。
写真:塚本 隆司
地図を見る暗い室内、黒い水に浮遊するランプ(作品名「旧醤油蔵の共鳴する浮遊ランプ/Floating Lamps in Spontaneous - the Old Soy Sauce Storehouses」)。
ほのかにアロマが香り、不思議な音に包まれ、グラスに注がれた一杯のお茶(作品名「共鳴する茶 - 動的平衡色/Tea in Spontaneous Order - Dynamic Equilibrium Color」)を楽しむ体験型のアート作品になっています。
4色の光をもったグラスの上げ下げというわずかな変化が、まわりの光や音と共鳴していく仕掛けがあり、ゆっくりだが常に変化を続ける心地の良い空間です。
写真:塚本 隆司
地図を見る浮遊するランプシェードは、イタリアのムラーノ・ガラス(ベネチアン・グラス)を採用。手作りのガラスのため、1つ1つが微妙に異なり、内部のランプがそれぞれのリズムで明滅する仕様になっています。
ランプを手で押してもリズムに変化が生まれ、まわりのランプに影響しあいます。複数の振り子時計の振り子が時間と共に同調したり、ホタルが集団発光をしたりする「引き込み現象」を起こすなど、個々が共鳴しあう世界の不思議な体験に時間を忘れてしまう作品です。
写真では、わかりにくいため一部を動画で紹介します。それでも、実際に体験しないと、この展示は完成にならない作品です。
営業時間は12時から17時。定休日は火・水・木。
先着順のチケット制で、当日券のみの販売となり、予定枚数に達し次第、販売終了。料金は1000円(キャッシュレス決済のみ)でお茶(EN TEA)1杯が含まれます。詳しくは、公式サイトを参照してください。
動画:塚本 隆司
地図を見るアート作品の鑑賞と身構える必要が全くないのが、今回のチームラボ作品。ただそこにいて、グラスを手に取り、変わりゆく光を眺めながらお茶を飲む。時間を忘れ、ぼーっとくつろぐ。一度行けばリピートしたくなる。
これが、チームラボ流の「茶の空間」です。
2022年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/12/5更新)
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