全長37kmの沖縄県最長の川である浦内川は西表島の北西部にあり、浦内川の入口に遊覧船乗場があります。浦内川の下流から上流まで遊覧船で向かい、そこからジャングルの中の遊歩道を進み、滝を見学することができる西表島の人気のアクティビティです。
写真:麻田 ユウミ
地図を見る遊覧船は現在1日7往復(内2往復は臨時便)あり、予約不要で乗船できます。帰りの便は好きな時間で戻ることができるので、予定に合わせて調整できるのも嬉しいポイント。約30分のクルーズで浦内川の上流の船着場に着き、遊覧船からも西表島ならではの広大なジャングルの光景を目にすることができます。
写真:麻田 ユウミ
地図を見る遊覧船からの景色は日本とは思えない程の手つかずの大自然を目にすることができます。本土では見ることができない亜熱帯ジャングルの自然に囲まれながら上流の船着場を目指します。遊覧船に乗っている間、西表島や浦内川に詳しい船長さんが、ここで見ることができる動植物についてガイドをしてくれます。
写真:麻田 ユウミ
地図を見る遊覧船が出発してすぐの下流の両岸には、日本最大のマングローブ林を見ることができます。西表島には7種のマングローブが生息し、この浦内川ではヤエヤマヒルギ、オヒルギ、メヒルギの3種のマングローブが生息しています。海水の濃い下流からマングローブの木が変化する様子をぜひ見てみて下さい!
写真:麻田 ユウミ
地図を見るまた、中流には1970年頃までは集落があり、実際にここで暮らしていた人たちがいた跡地も見ることができます。集落は水源が豊かなためここに住む人たちの暮らしは裕福でしたが、交通はかなり不便でした。当時は街や学校に行くのにジャングルの中を片道1時間半程かけて通う、まさに秘境の村だったのです。
写真:麻田 ユウミ
地図を見る上流の船着場に辿り着いたらいよいよトレッキングの開始。帰りの時刻は決められていないので、自分のペースでゆったりとトレッキングを楽しむことができます。トレッキングのコースはジャングルの中にあるマリユドゥの滝とカンビレーの滝を目指して歩きます。道は1本道になっているので、ガイドなしで歩いていても迷う心配はありません。
写真:麻田 ユウミ
地図を見るここは西表石垣国立公園に指定されており、初心者でも無理なく歩くことができるコースになっています。亜熱帯特有の植物が広がり、西表にしか生息しないとされているイリオモテヤマネコやカンムリワシ等の貴重な生物も生息しています。
写真:麻田 ユウミ
地図を見る30分程ジャングルの中を歩くと展望台の看板が見えてきます。ココが第一の目的のマリユドゥの滝が見渡せる展望台。滝の音が辺り一帯に広がり、静かなジャングルの中に自然の力強さを感じることができます。
写真:麻田 ユウミ
地図を見る展望台に上がると視界が開け、マリユドゥの滝が一望できます。マリユドゥとは「丸い淀み」を意味し、滝つぼの大きな丸い淵の部分を指します。日本の滝100選にも選ばれており、ジャングルの中から見る光景は神秘的で、ここが日本?と思ってしまう感動の光景です。
<マリユドゥの滝の基本情報>
住所:沖縄県八重山郡竹富町上原
アクセス:船着場から約30分
写真:麻田 ユウミ
地図を見るマリユドゥの滝から15分程でカンビレーの滝に到着します。カンビレーとは「神の座」を意味し、数ある沖縄の聖域の中でも最も神聖な場所とされています。また、その昔、西表の神々がここに集まり談合をした場所との言い伝えも残っています。
写真:麻田 ユウミ
地図を見るマリユドゥの滝は遠くからの観賞ですが、このカンビレーの滝は近くで見ることができます。オススメはおにぎりやサンドイッチを持って行ってのランチタイム。カンビレーの滝を大パノラマで見ながら食べるランチはプライスレス!ぜひココでランチを食べながら神秘的な空気とパワーをチャージしてください!
<カンビレーの滝の基本情報>
住所:沖縄県八重山郡竹富町上原
アクセス:船着場から約45分
日本とは思えないジャングルが広がる西表島の浦内川。亜熱帯特有の植物を見ながらお手軽にジャングルを楽しめるコースでありながら、神々の集まる神秘的な空間を体験することができます。ジャングルトレッキングの道も歩きやすいので子供から大人まで楽しめるスポットです!
2021年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/1/20更新)
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