美しすぎるビーチ!タイ・ピピ島、楽園を求める恋人たちの島

美しすぎるビーチ!タイ・ピピ島、楽園を求める恋人たちの島

更新日:2014/07/15 16:59

沢木 慎太郎のプロフィール写真 沢木 慎太郎 放送局ディレクター、紀行小説家
「そこは、美しすぎるほどに美しいビーチ。すべてから開放される夢の楽園」。レオナルド・ディカプリオ主演の映画『ザ・ビーチ』で、“美しすぎるビーチ”のロケが行われたタイのピピ・レイ島。ここは、伝説の楽園を求める旅人が、最後にたどり着く無人島です。この上もなく素敵なビーチなので、ぜひとも恋人と二人で訪ねていただきたい島。さあ、参りましょう、夢の楽園へ!

白人美女が多く、まるで地中海のリゾート地!

白人美女が多く、まるで地中海のリゾート地!

写真:沢木 慎太郎

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タイの南部のリゾート地・プーケットから南西へ約50キロ。きらきらと輝く明るく透き通るアンダマン海に浮かぶ大小2つの島がピピ島です。
大きい島が観光化されたピピ・ドン島。その南にある小さな島が、ディカプリオ主演の映画『ザ・ビーチ』で撮影が行われた無人島のピピ・レイ島です。

日本人の姿はほとんどなく、ビーチでは白人女性の姿が多く見られ、映画『ザ・ビーチ』に憧れて来た女性がほとんど。このため、タイではなく、まるで地中海のリゾート地にでもいるような気分に浸ることもできます。

ピピ・ドン島へは、プーケットタウンから船で約2時間。ヤシの樹が生い茂る桟橋に降り立つと、開放感たっぷりの楽園に気持ちが華やぎます。桟橋を渡り切ると、そこは「トン・サイ」と呼ばれるエリアで、貝細工などのお土産屋やバーベキューのレストランがひしめきあう。スキューバーダイビングやシュノーケリングを申し込むことができる旅行代理店のほか、インターネットカフェやスーパーマーケット、両替所などもあり、観光化された繁華街が続きます。

おすすめのホテルは桟橋から近い「ピピ アイランド カバナ ホテル」。タイ様式の建築が美しく、部屋の窓から港のパノラマを楽しむこともでき、プールサイドでビールを飲むひとときも最高!ネットで申し込めば1万バーツほどでスイートルームに宿泊することもできます。

展望台から眺めたピピ・ドン島 個性的な二つの入り江が向きあう

展望台から眺めたピピ・ドン島 個性的な二つの入り江が向きあう

写真:沢木 慎太郎

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それでは、ピピ・ドン島がどんなところなのか、高い場所から眺めてみましょう。桟橋から海岸に沿って歩き、ジャングルに囲まれた登山道を1時間ほど登って行くと、標高約200メートルの展望台に着きます。

展望台からは、ご覧のように左右に美しい入り江が広がり、なかなか素晴らしい眺め。ピピ島独自の切り立った断崖や、南国らしいヤシの樹が生い茂り、自然豊かな“楽園”を感じることができます。

入り江の左側は桟橋がある「トン・サイ湾」で、水深が深いために濃いブルーに。右側は「ロー・ダラム」と呼ばれるビーチで、遠浅のために薄い水色の海が広がっています。
そして、二つの入り江にはさまれた細長い砂州が「トン・サイ」と呼ばれるエリア。この狭い地域にお土産屋やレストラン、ホテルがひしめいています。

ピピ・ドン島は、親と子くらいに大きさの違う二つの島に、橋をかけたような形となっていて、平地のほとんどは「橋」の部分(トン・サイ)だけ。このため、たくさんの人々で賑わっています。静かなビーチを求めるのなら、もう一つの島「ピピ・レイ」島に向かいましょう。この写真からだと、左側の方向にピピ・レイ島があります。

ディカプリオも魅了された『美しすぎるビーチ』【ピピレイ島・マヤ湾】

ディカプリオも魅了された『美しすぎるビーチ』【ピピレイ島・マヤ湾】
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こちらが、そのピピ・レイ島です。まっ白な砂浜の向こうに広がるアンダマンブルーの海。海の底まで、はっきりと透けて見える透明な水。すぐ近くにまで寄って来る色鮮やかな熱帯魚の群れ。

ここが、“美しすぎるほどに美しいビーチ”です。映画『ザ・ビーチ』の舞台となったピピ・レイ島のマヤ湾。
切り立った独自の外観を持つ巨大な岩がマヤ湾をぐるりと取り囲み、秘島と呼ぶにふさわしい神秘的なオーラに満ちあふれています。

地上に残された最後の楽園。伝説の美しいビーチを求めて旅人が最後にたどり着く無人島。
映画『タイタニック』で一世を風靡(ふうび)したディカプリオが、100本以上のオファーを蹴ってまで、出演を決めた『ザ・ビーチ』。ディカプリオがそれまでに魅せられた海が、いま目の前に広がっています。

ここは無人島。美しい海とサンゴ礁、そして青い空のほかに、何もない場所。恋人と手をつなぎ、肩を寄せあって、いつまでも眺めていたいビーチ。日が刻々と暮れるまで、帰りのボートの時間になるまで、二人でゆっくり過ごしましょう。

『バイキング洞窟』は穴場のスポット 絶好のシュノーケリングポイントも

『バイキング洞窟』は穴場のスポット 絶好のシュノーケリングポイントも
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こちらの洞穴は、ピピ・レイ島の北側の岬にある巨大な穴。まるで幽霊でも出てきそうな不気味さが漂いますが、『バイキング洞窟』と呼ばれて観光スポットになっています。
洞窟の高さは10〜15メートルで、奥には鍾乳洞も。かつては実際にバイキング(海賊)が住み着き、壁には彼らが描いた帆船の絵が残っています。

この洞窟にはウミツバメが棲みつき、中華料理で高級食材のツバメの巣が採れることもあって、かなり珍重されている場所。何千羽というツバメが作った巣を見ることができます。しかし、この洞窟は立ち入り禁止で、ボートの上から眺めるだけ。

一方、ピピ・レイ島では、このように切り立った断崖のすき間に、小さくて美しいビーチがいくつも点在し、絶好のシュノーケリングポイントにもなっています。
島に向かう時はマスクやフィンなどの装備を持って木製のボートに乗り込むことがおすすめ。エメラルドグリーンの海の中に、ひらひらと自由に泳ぎまわる熱帯魚の群れを見ることができ、たいへん素晴らしい。

また、レイ島だけでなく、ピピ・ドン島からは、タイ独自の伝統的な木の舟に乗って、バンブー島やモスキート島といった無人島めぐりも行っています。
フィッシングやシャークウオッチングができるツアーもあり、料金は内容や所要時間によって変わりますが、600〜2000バーツほど。「トン・サイ」エリアにある旅行代理店で申し込むことができるので、参加されてみてはいかがでしょうか?

炎が肌に感じられるダイナミックなファイヤーショー【ピピ・ドン島】

炎が肌に感じられるダイナミックなファイヤーショー【ピピ・ドン島】

写真:沢木 慎太郎

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マヤ湾で美しすぎるビーチで素敵な時間を過ごしたら、ピピ・ドン島に戻り、遠浅の海が広がる「ロー・ダラム・ビーチ」でのんびりと過ごしましょう。
夕暮れになると、白い砂浜に建てられた素朴な木の作りのビアバーに明かりが灯り、タイらしい神秘的な夜が始まります。

圧巻は、砂浜に作られたステージで繰り広げられるファイヤーダンスショー。大音量のミュージックにあわせて、艶やかなスポットライトが点滅するなか、タイ人ダンサーたちが勢いよく燃え盛る棒や鉄球をくるくるとまわし、それぞれ個性的なパフォーマンスを繰り広げてくれます。

ビールやカクテルを飲み、バーベキューやピザなどを食べながら恋人と二人でファイヤーダンスショーを楽しみましょう。火が夜空に高く舞いあがり、炎の熱気が肌にまで感じられ、たいへんな迫力。二人で盛り上がること、間違いなし。

また、ショーが終われば、炎がメラメラと燃えあがるロープを使っての縄跳びが行われます。これまで座って見ていた観客が一斉に立ちあがって舞台に踊りあがり、ビーチはお祭りムード一色に。
やがて、そのままクラブ会場となり、大勢の観客たちは水着姿で激しく踊りながら、夜明け近くまでドンチャン大騒ぎ。何とも開放的!この熱気のこもったパワーがたまらない!恋人と二人で朝まで踊り明かしましょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか?実は筆者にとってピピ島は、とても大切な場所。数年前にフランス人女性と、この島で出会いました。
紐のような赤いビキニを着た彼女は美しすぎるほどに美しく、ナイスなプロポーション。彼女はグラビアのモデルで、ストリッパーをしながら世界を旅し続けているということでした。

彼女とは今でも一年に一度、ピピ島で会っています。互いに一人旅の二人はわずかな時間を七夕のように一緒に過ごし、そして別々の国へ。この島はすべてから開放される楽園だから、夢のような出会いがあるのでしょう。
ピピ島は、美しすぎるビーチ以上に、素敵な出会いにも満ちた場所。そんな夢の楽園へ出かけませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/04/10−2014/04/11 訪問

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