白濁硫黄泉に浸かりながら滝!?大分・竹田「赤川荘」が凄い!

白濁硫黄泉に浸かりながら滝!?大分・竹田「赤川荘」が凄い!

更新日:2021/04/30 15:18

小野 和伸のプロフィール写真 小野 和伸 おおいた温泉ライター、別府八湯温泉道名人
奇跡の様な温泉と雄大な自然を同時に堪能でき、秘湯という言葉が相応しい温泉施設、大分県竹田市「赤川荘」が面白い。胸がいっぱいになる程の香りの強い白濁硫黄冷鉱泉、しかし飲泉すると炭酸の風味が強い二酸化炭素泉。露天風呂の先には轟々と音を響かせる滝があり、九重山の恩恵を沢山含んだ温泉に浸かりながら、観賞することができます。

温泉好きが集う良泉が帰ってきた!

温泉好きが集う良泉が帰ってきた!

写真:小野 和伸

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大分県竹田市の温泉施設である赤川温泉「赤川荘」は、おんせん県おおいたを代表する硫黄泉が堪能できる湯処として、温泉通に根強い人気のある施設です。令和2年7月の集中豪雨により被害を受けて休業状態となっていましたが、この度さらにパワーアップして帰ってきました。

赤川荘は、日本百名山のひとつ「九重山」の麓、山の南側にある温泉施設です。九重山へ登る為の登山口「赤川登山口」のさらに奥に施設があります。施設の前には身障者駐車場を含む駐車スペースが11台分ありますが、こちらが満車の場合は、臨時駐車場として赤川登山口の駐車場を利用することも可能です。

建物に近づくと、右奥に滝を見ることができます。「雄飛の滝」という名称で、落差は8mほど。清流の流れと共に、轟々と音を響かせています。また、駐車場付近の滝が見えやすい位置には、東屋も設けられており、滝を観賞することができます。

温泉好きが集う良泉が帰ってきた!

写真:小野 和伸

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建物の左側では、ちょろちょろと温泉が掛け流されており、飲泉することができます。注目すべきポイントは、水鉢とその周辺に温泉成分が付着して、真っ白に変色しているところです。入浴する前から温泉成分の濃さを感じることができ、これから体感することになる大浴場の温泉が、さらに楽しみとなります。香りも凄い。

入館すると、下足入れと受付窓口、そして改修されてまだ真新しさの残る休憩スペースがあります。貴重品は、鍵付きの貴重品ボックスを使い各自管理を行います。

お勧めは「温冷交互浴」

お勧めは「温冷交互浴」

写真:小野 和伸

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内湯には浴槽が2つあり、温かい温泉(加温されたもの)と冷たい温泉(冷鉱泉)が溜められています。露天風呂は、浴槽が細分化されており、手前が温かい温泉、奥が冷鉱泉となっています。内湯と露天風呂、どちらも温と冷が溜められていますが、赤川荘の温泉はこれを交互に入浴する「温冷交互浴」を推奨しています。

温冷交互浴を行うと、血行及び代謝が良くなり、効率よく温浴効果を高めることができます。赤川荘の温泉は、アトピーや肌トラブル治療に絶大な効果があり、全国から多くの方が訪れる程有名なものです。素晴らしい温泉の効果をより高める為にも、温連交互浴はお勧めしたい入浴方法であり、最後に冷鉱泉に浸かって上がると湯冷めしにくくなるとも言われています。

お勧めは「温冷交互浴」

写真:小野 和伸

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温泉は、きめ細かい湯の花が乱舞する美しい白濁硫黄泉です。香りは胸がいっぱいになりそうな程強く、次の日も身体に残ります。正面の轟々と流れる滝を見ながら、温泉に肩までどっぷりつかると満足感が押し寄せてきます。滝の音、清流の音が日常の喧騒を掻き消し、非日常の癒しの世界へ誘います。

泉質は「含二酸化炭素・硫黄−カルシウム−硫酸塩泉(硫化水素型)」です。温泉の効果をより得る為には、温泉を直接体内に取り入れる「飲泉」もお勧めです。飲泉をしてみますと、硫黄泉の苦みより炭酸(二酸化炭素)の風味の方が強く感じられる点も面白い。

自宅で楽しむ赤川荘の石鹸

自宅で楽しむ赤川荘の石鹸

写真:小野 和伸

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赤川荘で売られている石鹸も凄い。アトピーや肌トラブルなどに効果がある赤川温泉、その濃縮温泉水で練り上げられた「奇跡のせっけん」です。自宅に帰っても、赤川荘の温泉の名残を楽しむことができます。

また美肌効果もある為、顔などに使用していますと、稀にふわっと硫黄泉の香りを感じることもあり、ふとした瞬間に赤川荘を思い出すことがありますよ。赤川荘にお立ち寄りの際は、是非石鹸もご確認下さい。

赤川荘の基本情報

住所:大分県竹田市久住町久住4008-1
電話番号:0974-76-0081
アクセス:大分自動車道「湯布院IC」より、自動車で約60分

2021年4月の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2021/03/28 訪問

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