写真:Etsuko Ciao
地図を見る深川ワイナリー東京は、2016年6月8日創業。都内5カ所ある都市型ワイナリーのうち3番目に開業されたワイナリーです。なぜ深川でワイン造りを?その理由は、運営会社社長の中本氏が材木、繊維業等の町であった江東区で新しいもの創りを試みて、これまでなかったワイン造りに着目したこと。
ワイン造りにはブドウ畑とワイナリーが同じ場所というイメージがありますが、「ブドウに来てもらおう!」と考えを一新。こうして深川ワイナリー東京が誕生したのでした。
深川ワイナリーでは「コト創り」をテーマに地域活性化として同エリアの企業、大学とのコラボレーション企画を運営してます。新たなコト創りの一つに、2018年7月より同じ深川エリアの赤札堂深川店3階屋上で、日本初の屋上ブドウ栽培を行っています。
広さ500平米の深川ワインガーデンでは、デラウエアやナイアガラ品種の苗100本強をプランターで育て、2020年にはバケツ1杯分の収穫となりました。夢は深川産のワイン!を目指しブドウ栽培は続いています。
赤札堂深川店の深川ワインガーデンでは、料理と深川ワイナリーのワインの提供をしています。ブドウの成長を見守りながら食事を楽しむことが出来ます。
<深川ワインガーデンの基本情報>
住所:東京都江東区門前仲町2—10—1 赤札堂深川店3階屋上
電話番号:03-5875-8370
写真:Etsuko Ciao
地図を見る深川ワイナリーの醸造所は広さ60平米。大小のステンレスタンクが並び、タンクの容量は2,000リットルと1,100リットルの2種類。小さいタンク一基で約1,400本のワインを生産します。所内はブドウ果汁を絞る器具、沈殿物除去フィルター、発酵タンク、熟成木樽、瓶詰専用機等ワイン造りの全てが揃っています。
ここでは醸造所見学(要予約)を開催し、お客様が醸造過程を知る「見えるワイン造り」を行っています。見学者の年齢層は20代—70代と幅広く、醸造の時期により発酵やブドウの香り等を体感出来ます。
写真:Etsuko Ciao
地図を見るブドウは国産に加え、収穫期が逆のオーストラリアからも輸入。国産ブドウは甲州、デラウエア、ナイアガラ、カベルネソーヴィニヨン、シャルドネ、マスカットベーリーA等の品種。これらから約30種のワインを濾過、無濾過、スパークリング、スティルワイン(赤、白)に仕上げています。
ワイン造りで一番大事にしていることは、毎日ブドウの変化を静かに観察し見守ること。極力自然なワイン造りを心がけ、ワイン酵母を入れず自然発酵、搾汁、瓶詰のタイミングを待ち、ベストのタイミングでコト(作業)を始めています。
写真:Etsuko Ciao
地図を見る体験型ワイナリーとして、ブドウが届く9月10月にはFacebookでボランティアを募集し、ブドウの果実、茎、枝分け等の作業を一緒に行っています。
新たな試みとして、2021年3月からワインエキスパート・ソムリエ資格取得講座を開講。講師は10年以上受験対策講座を担当し、300人のソムリエを輩出したスペシャリストが担当。醸造所で直にワインについて学ぶ貴重な場となっています。
提供元:株式会社スイミージャパン
http://swimee.co.jp/他の都市型ワイナリーにはない深川ワイナリーの大きな特徴が、海に近いこと。
この立地を活かし、同地域で目の前にキャンパスがある東京海洋大学と共同研究で海中熟成を行っています。その目的は、陸での熟成と海中熟成との違いを研究すること。
一本一本を丁寧に麻袋に入れ、さらに数本をまとめて麻袋へ。この状態で海中へ沈めます。
提供元:株式会社スイミージャパン
http://swimee.co.jp/第1回目の2018年12月から、毎年12月に東京湾に近い隅田川河口にて熟成。水深4メートル、水温12度、熟成期間は6—7か月。東京深川産のワインを東京湾河口にて造るという、新たな海の活用と江東区の地域活性化を担った共同企画です。
提供元:株式会社スイミージャパン
http://swimee.co.jp/写真は、引き上げられた海中熟成ワインのボトルです。気になる飲み口ですが、陸で熟成されたワインと比較すると角がとれて、非常にまろやか。陸熟成の状態だとギンギンとまだ荒く力強いワインが、海中熟成ではまろやかで柔らかい飲み口になるという変化があります。
同じカベルネソーヴィニヨン品種で、陸と海中の2種類の熟成を味わうことが出来ます。海中熟成ワインは、ワイナリー併設レストランで取り扱っています。
写真:Etsuko Ciao
地図を見る醸造所で生産したワインは、併設のレストランで飲むことができます。人気のワイン3選は、1位山形甲州スパークリングワイン、2位山梨マスカットベーリーAスパークリング、3位山形シャルドネ樽熟成です。
味わいは、甲州スパークリングは金柑、はっさくのようなスッキリした辛口タイプで天ぷら、お寿司に合います。マスカットベーリーAスパークリングは、様々な料理に合う万能タイプ。ベリーの香りで辛口で砂糖や醤油を使うすき焼にも合います。シャルドネ樽熟成は、ハチミツやナッツの香りでサラリとした飲み口です。
写真:Etsuko Ciao
地図を見る気軽にグラスワイン1杯をいただける他、少しだけ試したい方用に、20ミリリットルで200円、30ミリリットルで500円のテイスティングがあります。お得なセットで、平日限定お好きなワイン3種60ミリリットルとローストポークで1,800円メニューもあります。
写真:Etsuko Ciao
地図を見るカウンター席正面には醸造所が!タイミングにより作業風景を見ることができるかもしれません。目の前で熟成されたワインをダイレクトにいただけるのは、深川ワイナリーならではの醍醐味ですね。
写真:Etsuko Ciao
地図を見る料理とワインはセットでいただくことで、互いをより堪能することが出来ます。人気のワイン3選に合わせた料理についてもご紹介します。
果実味ある軽やかな甲州スパークリングに合わせるのは、前菜イチジクとクルミのクリームチーズパテ(748円)。来店した人の9割がオーダーする人気の一皿です。ドライイチジクを白ワインとブランデーで煮込み、クリームチーズと混ぜたテザート感覚の前菜です。
写真:Etsuko Ciao
地図を見るマスカットベリーAスパークリングには、イイダコの溺れ煮を(1,078円)。タコのダシと唐辛子の辛みがピリッと効いたトマトソースベースで豆、イイダコがゴロゴロ入っています。本当に溺れているかのよう。ワインがすすむ一皿です。
写真:Etsuko Ciao
地図を見るシャルドネには一番人気のエゾ鹿のパッケリ。パッケリは大きな穴の筒状パスタです。3時間煮たエゾ鹿のすね肉は塩味が効き、ホロホロくずれる柔らかさ。マスカルポーネをのせてマイルドな味わいに。
コース料理をオーダーした方には、ソムリエが食事に合わせたグラスコースがあります。5,000円コースは5杯3,800円、8,000円と12,000円コースは6杯4,500円です。
住所:東京都江東区古石場1-4-10高畠ビル1F
電話番号:03-5809-8058
営業時間:14:00—20:00(ラストオーダー19:00)
定休日:月曜日、火曜日
醸造所見学:毎週日曜日14:00〜、16:00(要予約)各6名様
営業時間は変更となる場合があります。
2021年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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