写真:泉 よしか
地図を見る神話の舞台となった土地が数多く残る島根県出雲地方。宍道湖にそそぐ玉湯川沿いに風情ある温泉街を形成しているのが玉造温泉です。
玉造温泉のお湯は奈良時代に編纂された「出雲国風土記」に、「ひとたび濯(すす)げば形容端正(かたちきらきら)しく」、すなわち一度入浴すれば肌が若返ると記載されています。こちらの温泉は、はるか古代より美肌の湯として知られていたということですね。
写真:泉 よしか
地図を見る「湯元 玉井館」はその玉造温泉に建つ全6室の小さな旅館。客室は6室しかないので団体のお客様はいません。静かに温泉街の風情を楽しんだり、プライベートな時間を過ごす方がほとんど。一人旅の方も歓迎です。
写真:泉 よしか
地図を見る「湯元 玉井館」をおすすめしたい大きな理由はサービスが細やかに行き届いていることにあります。人手を削ってコストパフォーマンスを上げる宿泊施設が多い昨今、いい意味で時代に逆行しているかのような丁寧な接客をしていただけます。
また築100年以上の趣ある木造三階建ての建物も、隅々まで清掃が行き届き、古き良き時代の日本を彷彿とさせてくれます。古い建物が好きな方にもおすすめですよ。
写真:泉 よしか
地図を見るこちらのお部屋の窓からは、すぐ下に石畳の温泉街が。夕暮れ時になれば道はほんのりと街頭に照らされて、そぞろ歩く浴衣姿の観光客に温泉街の情緒を見出すことができるでしょう。
写真:泉 よしか
地図を見る夕方のロビーでの生ビールの無料サービス(18時まで)や、一口デザートアイスクリームのバイキング無料サービスも心憎いもの。お風呂で温まった後にちょうどこれがほしかったんだと思わずにんまりしてしまいます。
写真:泉 よしか
地図を見る浴室は2つあり、片方には露天風呂が付いています。夜10時ごろに男女入れ替えにななるので、ぜひ両方とも入ってみて下さい。
写真:泉 よしか
地図を見る半地下の「玉の湯」は岩風呂。浴槽の底のレトロなタイルが青く、玉造温泉のお湯は透明なのですがまるで海の中に入っているような気分にも。
こちらのお風呂のお湯は、玉造温泉でも数少ない自家源泉100%の温泉です。
写真:泉 よしか
地図を見るもう一つの「夢の湯」には露天風呂が付いています。こちらは町営の共同源泉と自家源泉のミックス。どちらにしても美肌になれる玉造温泉のお湯ですから、湯上りにはつるんとした肌触りが楽しめます。
写真:泉 よしか
地図を見る「湯元 玉井館」はお料理の評判もとてもいいのです。夕食は基本はお部屋食ですが、希望があれば食事処での利用も可能です。
カニの季節なら松葉ガニのコースがおすすめ。身がぎっしりと詰まったカニに、炙った香ばしい大山鶏を使ったハリハリ鍋、レンコダイの煮つけなど。いずれも良い味付けに箸が進みます。
※お料理は季節やプランによって異なります。
写真:泉 よしか
地図を見る朝食では出雲のブランド米「仁多米」がたっぷり味わえるメニュー。一人ずつお釜で供されたご飯は蓋を開ければふっくらつやっつや。
写真:泉 よしか
地図を見る「湯元 玉井館」に泊まったら、ぜひ浴衣姿で温泉街を散策してみて下さい。足湯やデコレーションされたキラキラ橋があり、通りのあちこちに日本の神話をモチーフとするオブジェなどが飾られています。
写真:泉 よしか
地図を見るさらに夜になればアート街灯が灯ります。因幡の白兎が縁を結んだ大国主命(おおくにぬしのみこと)と八上姫(やかみひめ)の姿などロマンティックな影絵も見られますよ。
美肌の温泉「玉造温泉」で泊まるなら、小ぢんまりとしながらお値段以上の満足が得られる「湯元 玉井館」をおすすめします。一度泊まればきっとリピートしたくなる温かい魅力にあふれています。
2021年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/1/18更新)
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