写真:咲田 みつる
地図を見る人気連続ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』が、好評のまま2016年末に放送を終了して、丸4年。満を持して2021年1月2日に放送されたスペシャルドラマは、コロナ禍を反映し、主役の二人が一時的に別々に暮らすことになる…というストーリーでした。ドラマのクライマックスでは、二人が十分すぎるくらいのソーシャルディスタンスを保って再会を果たします。その再会は、南房総市の白間津漁港を挟んで行われました。
写真:咲田 みつる
地図を見る新垣結衣さん演じる「みくり」が立っていたのが、南房千倉大橋です。一方で、星野源さん演じる「平匡」(ひらまさ)が立っていたのが、漁港側です。2地点の距離は、およそ180m。実際に橋を訪れてみると、十分すぎるくらいのディスタンスであったことが分かります。
二人の佇んだ漁港付近は太平洋に向けて開けた風光明媚な観光ルートの一部です。せっかく訪れるなら、橋をただ通り過ぎるのはもったいないことです。
写真:咲田 みつる
地図を見る橋のたもとには、「南房千倉大橋公園」があり、無料駐車場やトイレも備わっています。ドライブの方は、公園に駐車し、ぜひ橋に立ち寄ってみましょう。
<南房千倉大橋の基本情報>
住所:南房千倉大橋公園(千葉県南房総市千倉町白間津838)付近
電話番号:0470-44-3581(南房総市観光協会千倉観光案内所)
アクセス:富津館山道路富浦ICより約20km
写真:咲田 みつる
地図を見る南千倉大橋は太平洋を間近に望む一般道上にあります。橋の長さは、約150mほど。大きく弧を描いた橋の下を日常的に漁船が通り、白間津漁港へと出入りします。橋に立ってみると、漁港も太平洋も一望出来ます。
写真:咲田 みつる
地図を見る南房千倉大橋は、橋自体もデザイン性が高く、ロケによく使用されます。橋の欄干には、海産物や花があしらわれています。いずれも南房総市の特産品です。
そして注目したいのは、歩道に佇む2体のブロンズ像です。1体は人魚像。初めて訪れた方は「なぜ人魚?」という疑問が頭をよぎるかと思われます。実はこの一帯は、素潜りの海女さんの漁場。人魚は海女さんや南房総市の海を象徴しているのです。
写真:咲田 みつる
地図を見るもう1体は、花かごを持った女性の像です。ここでも「なぜ花?」という疑問が浮かぶかもしれません。南房総市の太平洋側では、温暖な気候を活かして、お花の露地栽培が盛んです。つまり花かごは、お花の名産地であることを象徴しているのです。
ブロンズ像をドラマの登場人物に見たてれば、あのドラマの名シーンを再現したような気持ちになれるかもしれません。(漁港側を訪れる際は、周辺が民家であることに配慮が必要です)
写真:咲田 みつる
地図を見る南房千倉大橋は、周辺観光にも恵まれています。まずは、約1km北にある「道の駅ちくら潮風王国」。館内にはいけすがあり、海産物や枇杷、落花生などの特産物が販売されています。カフェやレストランも併設されています。また、屋外施設も特徴的。漁船のレプリカ(中に入ることができる)や、広くて開放的な芝生広場で、海を間近に感じながら、のんびり過ごすことができます。
<道の駅ちくら潮風王国の基本情報>
住所:千葉県南房総市千倉町千田1051
電話番号:0470-43-1811
アクセス:富津館山道路富浦ICより約20km
写真:咲田 みつる
地図を見る「道の駅ちくら潮風王国」の道向かいには、そそり立つ山なみと海に挟まれるようにして、「千田のお花畑」が広がっています。「お花畑」とは、お花の生産農家さんの畑のことです。数軒の農家さんの畑が集中しており、畑の間には木道が設置されています。木道の散策は無料です。
観光客にはお花摘み(有料)が人気です。お花摘みに適した時期は12月〜3月です。また、南房千倉大橋から約1km南にも、白間津のお花畑があり、ほぼ同時期にお花摘みが可能です。
南房千倉大橋界隈は、先述のブロンズ像に象徴された特産物(海産物と花)に触れる絶好の場所と言えるでしょう。
南房千倉大橋は数々のロケに使用された名スポットです。付近に駐車場(南房千倉大橋公園)もあるため、ドライブの方も気軽に訪れることができます。太平洋側は遮るものがなく、水平線が見渡せます。是非そのロケーションを現地で味わってください。また、周辺観光として道の駅やお花摘みがおすすめです。
2021年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/1/16更新)
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