「Le Pain Quotidie(ル・パン・コティディアン)」つまり、日本語では「毎日のパン」。私達日本人の一日の始まりが、温かいご飯とお味噌汁で始まるように、ベルギーの朝はオーブンから出てきたばかりの温かく香りのよいパンを皆で食卓を囲んで食べるのが一般的です。まさに店名のLe Pain Quotidienの名はお店そのものを意味すると言えるでしょう。
写真:Miyuki Sakai
地図を見る創業者「Alain Coumont(アラン クーモント)」はベルギーリエージュ州に位置する小さな街「Huy(ユイ)」で育ちました。両親がこの街でレストランを営んでいたことと、叔母さんからパン作りの楽しさを学んだ経験から、彼も料理人の父と同じく、ナミュールのホテル学校で学ぶことを選択しています。
現在、残念ながらこのレストランはありませんが、Huyの街は小さいながら中心地のマルクト広場や修道院、大聖堂などの見所があり、また鉄道も通っていますので、ワロンの小さな街に行ってみたいとお考えの方にもおススメです。
写真:Miyuki Sakai
地図を見る創業者「アラン クーモント」は1990年10月26日にブリュッセルの「ダンサール」に最初のお店をオープンさせました。今では世界展開しているLe Pain Quotidienの発祥となるお店です。このダンサール地区はファッショントレンド発信地としても知られており、このお店の周辺にはオシャレなお店が多く見受けられます。また、観光中心地のお店と違い小さなお店ですが、今でも地元の人々に愛されるレストランとなっています。
写真:Miyuki Sakai
地図を見るこの一号店のお店の入口付近には、誇らしげに「世界一号店」のプレートがあり、このお店が大切にされていることが窺えます。
このお店で一番人気なのが、お店前のテラス。特に昼間はこの周辺の地元の人達で賑わいます。オシャレな通りダンサール通りに面したこちらのテラスで、オシャレなベルギー人のファッションを眺めながら、現地の人達と同じように楽しんでみるのも面白いでしょう。
地元スタイルで、ブランチやランチを手軽に楽しみたい方は、お店おススメの「CHICKEN BUN WITH PICKLED IMPERFECT VEGGIES」12EURなどいかがでしょうか。
マルチシリアルパンに、グリルチキン、有機野菜やピクルスなど使用されており、野菜不足になりがちな滞在中でも、健康的な一日を始めることができるでしょう。
写真:Miyuki Sakai
地図を見る店内には、調味料やジャムなどの販売もありますので、お土産としても最適です。
新たなお店ももちろん素敵ですが、長年地元の人に愛される発祥のお店で、気取らず地元っ子のように食事をするのも、よい思い出となるのではないでしょうか。
住所:Rue Antoine Dansaert 16 Ste A, 1000 Bruxelles
電話番号:+32-2502-23-61
アクセス:ブリュッセル中央駅から徒歩で10分程度
2021年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事を書いたナビゲーター
Miyuki Sakai
一人旅歴30年、美容歴26年。現在は色んな国を旅した結果、2015年より自身が最も居心地がよいと感じたベルギー(ブリュッセル)に移住。主にベルギー国内や、ヨーロッパの旅を紹介しています。美容のお仕事や…
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