オーストラリアのガラパゴス「カンガルー島」で大自然に出会う旅

オーストラリアのガラパゴス「カンガルー島」で大自然に出会う旅

更新日:2021/05/28 11:02

Mayumi Iwasakiのプロフィール写真 Mayumi Iwasaki シドニー在住・建築好きフォトグラファー&ライター
南オーストラリア州の州都アデレードから約100km南にある「カンガルー島」は、島全体が独自の進化を遂げ、手付かずの自然が残る「オーストラリアのガラパゴス」のような存在。そんなカンガルー島で野生動物や雄大な大自然、壮大なオーストラリアの歴史を満喫してみませんか。

新型コロナウイルスの発生と感染拡大に伴い、海外渡航が難しい状況です。各種報道機関の発表や外務省、各航空会社のホームページなどで最新情報をご確認ください。(トラベルjp)

1. 「アドミラルズ・アーチ」で南極海の荒々しさを感じる

1. 「アドミラルズ・アーチ」で南極海の荒々しさを感じる

写真:Mayumi Iwasaki

地図を見る

まず最初にご紹介するのは、カンガルー島の人気スポットの1つ「アドミラルズ・アーチ(Admirals Arch)」。島南西端の岬にあり、アーチへ向かう遊歩道からはダイナミックな南極海が望めます。

1. 「アドミラルズ・アーチ」で南極海の荒々しさを感じる

写真:Mayumi Iwasaki

地図を見る

アドミラルズ・アーチは南極海から吹き上がる風と波が、長い年月をかけて崖を侵食しできたアーチ状の大きな穴。削られた厚い断面を見ているだけで、自然の力強さと時の流れを感じます。ボードウォークから眺めるアーチ越しの南極海は、島有数のフォトジェニックスポットです。

1. 「アドミラルズ・アーチ」で南極海の荒々しさを感じる

写真:Mayumi Iwasaki

地図を見る

ここはニュージーランド・オットセイ(New Zealand Fur Seal)のコロニーもあり、アーチに向かう途中の遊歩道からは、岩場で水浴びやお昼寝をしている野生のオットセイが見えます。岩と色が同化して一見わかりづらいですが、たくさんのオットセイ達が寝転がっているのがわかるでしょうか?

<アドミラルズ・アーチの基本情報>
住所:Flinders Chase National Park, Cape Du Couedic Rd, Flinders Chase SA 5223
電話番号:+61-8-8553-4450
営業時間:月 - 日 9:00〜17:00

2. 「リマーカブル・ロックス」で自然の造形美を楽しむ

2. 「リマーカブル・ロックス」で自然の造形美を楽しむ

写真:Mayumi Iwasaki

地図を見る

アドミラルズ・アーチから車で10分。カンガルー島のもう1つのフォトジェニックスポットが「リマーカブル・ロックス(Remarkable Rocks)」です。断崖絶壁の丘に無造作に並んだ巨岩群は、大きな花崗岩の塊が5億年以上の時間をかけて風雨に侵食されたもの。想像の域をはるかに超えた、壮大なオーストラリア大陸の歴史を感じます。

2. 「リマーカブル・ロックス」で自然の造形美を楽しむ

写真:Mayumi Iwasaki

地図を見る

一つ一つの岩の塊は人間が小さな蟻に見えるほど巨大。同じ形のものが一つもない個性的なフォルムは、まさに自然が作り上げた造形美そのものです。岩の間を歩いて回っているだけでも、彫刻のギャラリーを訪れたような面白さもあります。

2. 「リマーカブル・ロックス」で自然の造形美を楽しむ

写真:Mayumi Iwasaki

地図を見る

見る角度によって大きな口を広げた恐竜に見えたり、爪を立てた巨人に見えたり、全く違った表情を見せるのもアート作品のようです。圧倒的な存在感と神々しさもある、この自然が作り上げた作品のパワーを肌で感じましょう。

<リマーカブル・ロックスの基本情報>
住所:Flinders Chase National Park, Flinders Chase SA 5223
電話番号:+61-8-8553-4450
営業時間:月 - 日 9:00〜17:00

3. 「シールベイ保護公園」で絶滅危惧種の野生アシカに会う

3. 「シールベイ保護公園」で絶滅危惧種の野生アシカに会う

写真:Mayumi Iwasaki

地図を見る

オーストラリアでは主にカンガルー島のある南オーストラリア州か、西オーストラリア州にのみ生息する「オーストラリア・アシカ(Australian Sea Lion)」。彼らの国内で3番目に大きいコロニーが、ここ「シールベイ保護公園(Seal Bay Conservation Park)」です。

今では絶滅危惧種に指定されている野生のオーストラリア・アシカ約1,000頭が、ここでは生態系を壊さないよう配慮し、自然な形で保護されています。

3. 「シールベイ保護公園」で絶滅危惧種の野生アシカに会う

写真:Mayumi Iwasaki

地図を見る

オーストラリア・アシカは三日三晩休まず海に漁に出て、それが終わると浜に上がって漁の疲れを取るために休息する、という生活スタイルを繰り返しています。目をこらすと浜のあちこちにアシカ達が寝転がり、お留守番していた赤ちゃんにお母さんがおっぱいをあげていたり、家族並んでお昼寝してる様子は何とも愛らしいです。

3. 「シールベイ保護公園」で絶滅危惧種の野生アシカに会う

写真:Mayumi Iwasaki

地図を見る

$16.50(¥1,395)で入場できますが、ここに訪れたならアシカ達を間近で眺められるガイドツアー($37.00 / ¥3,140)が絶対にオススメ。世界でもかなり珍しいという、彼らのコロニーの中に足を踏み入れて見学できるチャンスを是非体験しましょう。

<シールベイ保護公園の基本情報>
住所:Seal Bay Rd, Seal Bay SA 5221
電話番号:+61-8-8553-4463
営業時間:月 - 日 9:00〜17:00

4. 柵のない動物園で野生動物に出会う

4. 柵のない動物園で野生動物に出会う

写真:Mayumi Iwasaki

地図を見る

「柵のない動物園(A zoo without fences)」とも呼ばれ、島中にオーストラリア固有の動物が生息するカンガルー島では、あらゆる場所で野生動物に出会うことができます。

島の名前にもなっている「カンガルー」は比較的簡単に丘や草原で出会える動物です。因みにカンガルー島のカンガルーは、本土と分断されていることから独自の進化を遂げていて、オーストラリア大陸にいる他のカンガルーとは種類が違います。体も小さく焦げ茶色の体毛を持つ「カンガルー・アイランド・カンガルー」は、島に訪れたら絶対に出会いたい動物です。

4. 柵のない動物園で野生動物に出会う

写真:Mayumi Iwasaki

地図を見る

日中は茂みの下に隠れている夜行性の「ワラビー」もカンガルー島で出会いたい動物の1つ。島の北側にある海沿いの道端で遭遇した「タマー・ワラビー」は、通常のワラビーよりも小さい体で木の下にうずくまっている様子がとても可愛いです。

他にも野生の「コアラ」がお昼寝している様子に出会ったり、様々な野鳥に出会えたり、まるで野生動物の間をお散歩しているような感覚が味わえます。

4. 柵のない動物園で野生動物に出会う

写真:Mayumi Iwasaki

地図を見る

「カンガルー・アイランド・ワイルドライフ・パーク(Kangaroo Island Wildlife Park)」では、150種類以上600頭のオーストラリア固有の野生動物と触れ合うことができる動物園。他ではあまりお目にかかれない、カンガルー島固有のEchidnas(ハリモグラ)やGoannas(オオトカゲ)もいて、カンガルーやワラビーの餌やり体験もできます。

野生動物の保護もしているこちらでは、森林火災で負傷した650頭のコアラをはじめとする動物達の保護活動をしてきました(現在も18頭のコアラを保護中)。絶滅危惧種のコアラは州によって保護条例が制定されていて、州によっては抱っこができません。カンガルー島ではコアラの抱っこも可能なので、この機会に可愛いコアラに触れ合ってみませんか。

<カンガルー・アイランド・ワイルドライフ・パークの基本情報>
住所:4068 Playford Hwy, Duncan SA 5223
電話番号:+61-8-8559-6050
営業時間:月 - 日 9:00〜17:00

5. 森林火災から復活した自然のパワーを感じる

5. 森林火災から復活した自然のパワーを感じる

写真:Mayumi Iwasaki

地図を見る

この自然豊かなカンガルー島は2019-2020年に起こった森林火災で島の面積の約半分が炎に包まれるという甚大な被害を受け、「アドミラルズ・アーチ」や「リマーカブル・ロックス」のある「フリンダーズ・チェイス国立公園(Flinders Chase National Park)」に至っては95%もの面積を焼失してしまいました。

5. 森林火災から復活した自然のパワーを感じる

写真:Mayumi Iwasaki

地図を見る

昔からオーストラリアでは「火が野山を焼き払い、また再生する」というサイクルを繰り返していて、毎年どこかで火災が起こっています。前例のない破壊力と言われる火災から1年が経った2021年現在、植物や樹木には緑の新芽が芽吹き、美しい花も咲き始めています。高台から見渡すと所々にまだ黒く焦げたような跡は確認できますが、海岸線まで広がる緑が美しいです。

5. 森林火災から復活した自然のパワーを感じる

写真:Mayumi Iwasaki

地図を見る

当時は静まり返り静寂が流れていた森にも動物達が戻り、鳥のさえずりも聞こえます。雄大な自然だけではなく、ひたむきに頑張っている地球の生命力を肌で感じることができるパワースポットのようです。

実際にカンガルー島に訪れて楽しむことが地域のサポートにもなるので、是非カンガルー島に訪れてて自然のパワーを感じてみましょう。

自然大国オーストラリアで手付かずの自然を満喫

昔は地続きだったオーストラリア本土と海を隔てて分離されてしまったことから、島独自の植物や動物の生態系が残っているカンガルー島。実はアデレードからも飛行機や、車とフェリーを乗り継いで訪れることができる、というアクセスの良さも魅力の1つです。

「オーストラリアのガラパゴス」とも呼ばれる自然史博物館のような島で、圧倒的な大自然に包まれ、オーストラリア大陸の歴史と雄大さを感じてみませんか。

2021年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2021/03/15−2021/03/16 訪問

- PR -

旅行プランをさがそう!

このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- PR -