写真:藤 華酉
地図を見るマールブルクは、ドイツのメルヘン街道上に位置する街です。その由来は、グリム兄弟がマールブルク大学に通っていた事から。今でもマールブルク大学は名門で、日本語学科が優れている事でも有名です。
グリム兄弟が住んでいた下宿や、今や城さえその一部になっている大学以外にも、童話好きを惹き付けているのは、街の様々な場所に置かれたグリムアート。すぐにお話が思い当たるものから、ちょっと考え込みたくなるものまで様々です。
写真:藤 華酉
地図を見るマールブルクの旧市街を歩き始めると、壁や地面、更には川の中にまで、様々なアートが旅人を迎えます。
写真:藤 華酉
地図を見る必ずしも傍にアートの説明が置かれている訳ではないので、あれはいったい……なんの話のモニュメントだったんだ……と心に残る事間違いなし。可愛いような、可愛くはないような、ドイツ特有の絶妙なキャラクター造形も見所です。
なんの童話がモチーフだったのかの答え合わせは、インフォメーションセンターで配られている、マールブルクのメルヘンマップで確認してみましょう。
写真:藤 華酉
地図を見るシンデレラやブレーメンの音楽隊と言ったお馴染みの童話から、日本ではあまり知られていない人気作モチーフまであり、グリム童話への興味が一層と深まります。
写真:藤 華酉
地図を見る丘の街、マールブルクのてっぺんにそびえ建つのは方伯城。現在はマールブルク大学の所有になっており、大学文化史博物館として、グリム童話の紹介や解説、グリム兄弟の経歴についても詳しい展示があります。
<基本情報>
住所:35037 Marburg
電話番号:+49-64219-9120
そしてもちろん、旧市街から方伯城に向かう坂道には、メルヘンアートがたっぷりあります。坂道ではありますが、ぜひ徒歩で向かいたい博物館です。
写真:藤 華酉
地図を見る駅から旧市街へ向かう途中にある、エリーザベト教会も見逃せないスポットです。
写真:藤 華酉
地図を見るエリーザベト教会は13世紀に建てられたゴシック建築の教会。内部のステンドグラスは必見です。無料で入場する事もできますが、チケットを購入し、有料の内陣部分までじっくりご覧になる事をお勧めします。
写真:藤 華酉
地図を見る凄まじい迫力を持つステンドグラスが間近で見れるばかりではなく、歴代マールブルク領主の凝った棺や、聖女エリーザベトの金の聖遺骨箱等の凝った細工を見る事ができます。
苦労と慈愛に満ちたドイツの聖女、エリーザベトの数奇な人生は、こちらも絵本や伝記が発行されており、童話に負けず劣らずの物語性があります。
<基本情報>
住所:Elisabethstrasse 3, 35037 Marburg
電話番号:+49-6421-65573
開館時間:
月〜土 9:00〜17:00
日 11:00〜17:00
空港のあるフランクフルトから列車で一時間半程、半日から一日もあれば十分満喫できる行きやすい街、マールブルク。美しい坂道の街は、徒歩で回って、身近にメルヘンを感じるのにぴったりです。きっと、貴方だけのお気に入りグリムアートが見付かる事でしょう。
2021年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
藤 華酉
ドイツ、フランクフルト在住。大学では歯学と宗教学を修めた為、いつ中世ヨーロッパに飛ばされても活躍できる逸材。 訪れた国は30ヵ国以上、時の権力者に城を陥落されて北海道に逃げ延びたご先祖様の無念を晴らす…
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