写真:古都の U助
地図を見る通称・上賀茂神社として親しまれ、京都に数ある神社のうちでも特に古い歴史を持つ賀茂別雷神社。一の鳥居から境内へと入ると、二の鳥居へと真っ直ぐに参道が続き、その両脇には美しい芝生の緑が広がります。
広大な敷地全体はユネスコの世界文化遺産として登録され、境内には斎王桜を始めとする名木や古木があり、初夏の訪れ以降は緑溢れる素敵な光景が広がります。
写真:古都の U助
地図を見る上賀茂神社は、本殿・権殿の2棟の社殿が国宝に指定されているほか、重要文化財に指定されている社殿は実に41棟にも上ります。写真は重要文化財の1つでもある楼門で、そのすぐ目の前には玉橋が架かり、夏の緑とのコントラストが鮮やかです。
写真:古都の U助
地図を見る上賀茂神社には境内に御物忌川(おもいのがわ)と御手洗川(みたらしがわ)などいくつかの小川が流れ、各要所にはそれぞれ特徴的な橋が架けられています。こちらは楼門や玉橋の手前に架かる橋殿(舞殿)。京都三大祭の1つにも数えられる葵祭の際、天皇によって派遣される勅使が御祭神に対し御祭文を奏上する場となります。
写真:古都の U助
地図を見る御物忌川と御手洗川は橋殿の手前で合流し、その後はならの小川となり鳥居のある参道のすぐ東側を流れ南下していきます。写真は合流点から少し下流に架かる神事橋。
参道も緑の美しい光景ですが、小川のそばを歩くこともできるので、往きと帰りで別の道を歩くのがお勧め!水の流れがあるかないかで、それぞれに違った魅力を感じることができますよ。
写真:古都の U助
地図を見る初夏以降(5月下旬ごろ)の上賀茂神社の境内では、7月の第4日曜(2021年は7月25日)に行われる水まつりで使用するカラフルな祈願短冊を目にすることができます。水まつりとは水を司る龍神を楼門前の橋殿にお迎えし、水に感謝し酷暑を無事に乗り切ることを祈願するもので、神楽の奉納などが行われます。
写真:古都の U助
地図を見る短冊には上賀茂神社の御神紋でもある葵の葉のほか神馬や上賀茂神社と縁の深い八咫烏(やたがらす)をモチーフとしたものがあり、どれも素敵なデザインばかり。1枚200円で授与されていますので、ぜひ、お願い事を書いてみてはいかがでしょうか。
写真:古都の U助
地図を見るさらに夏の涼景として見逃せないのは、JR東海のキャンペーン「そうだ京都、行こう」とのタイアップ企画として行われている(2021年6月1日〜9月30日)手水舎の花手水です。楼門のすぐそばにあるこの手水舎の水は、上賀茂神社の祭神、賀茂別雷神が降臨したと伝えられる神山(上賀茂神社の北部にある標高300mほどの神体山)から湧く水を利用しており、古くから水質に優れていることが知られています。
写真:古都の U助
地図を見る名高い名水に季節の花々が浮かぶ様子は清涼感に溢れ、見ているだけで心洗われるよう。花手水に含まれる青もみじのほか、周囲の緑が映り込む光景もなんとも美しいです。
住所:京都府京都市北区上賀茂本山339番地
電話番号:075-781-0011
アクセス:
京都市バス上賀茂神社前下車徒歩すぐ
京都市バス上賀茂御薗橋下車徒歩約3分
参拝時間:
二の鳥居の開門時間:午前5:30〜午後5:00
授与所及び楼門内:午前8:00〜午後4:45
2021年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
古都の U助
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