東京から日帰りOK!気球の聖地で北関東を飛ぶ「渡良瀬遊水地」

東京から日帰りOK!気球の聖地で北関東を飛ぶ「渡良瀬遊水地」

更新日:2021/06/23 05:40

浅井 みらののプロフィール写真 浅井 みらの 総合旅行業務取扱管理者、全国通訳案内士(英語)、世界遺産検定2級、JSBA スノーボード バッジテスト 1級
風と一緒に、歩くスピードで空を散歩する気球飛行。栃木県、群馬県、埼玉県、茨城県にまたがる「渡良瀬遊水地」は、全国でも珍しい、初夏でも熱気球を楽しめる場所です。お祭りや大会が開催されるほど、ここでは熱気球が身近な存在です。1年を通じて飛行期間が長いため、気球界では聖地という認識も。東京スカイツリーに等しい、地上600mの位置から眺める世界は驚くほど静かで、地球が丸いことを体感できます。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一部都府県に緊急事態宣言が発出され、不要不急の外出の自粛が求められています。加えて自治体独自での緊急事態宣言発出や、往来の自粛要請をしている場合があります。また施設によっては休業していることがあります。Go To トラベルキャンペーンについても全国で一時停止となっています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。外出の際はしっかりと感染予防対策をして行動しましょう。(トラベルjp)

早起きする価値がある熱気球体験

早起きする価値がある熱気球体験

写真:浅井 みらの

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渡良瀬遊水地で気球に乗る場合、集合場所になりやすいのが栃木県栃木市にあるハートランド城。渡良瀬遊水地のビジターセンターになっていて、遊水地に関する情報を展示しています。入り口(南)側に10台ほど停められる駐車場も完備。北側にも大型の駐車場がありますが、早朝は閉鎖しているのでご注意を。

集合時間は、日の出の30分前。日の出が早い5〜6月だと4時30分前後となり、秋につれて徐々に遅くなります。公共交通機関での移動は難しく、車で向かう人がほとんど。約2時間の所要時間ということで、関東圏から日帰りで参加する人が多いですが、なかには中部や関西からの参加者も。

前夜祭のように盛り上がる、飛ぶ前の準備

前夜祭のように盛り上がる、飛ぶ前の準備

写真:浅井 みらの

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ハートランド城からはスタッフさんの車に乗り込むこと約5分。すぐ近くの野原に移動し、フライトの準備を一緒に行います。朝露が光り、足元も濡れやすいので、汚れてよい服装と軍手が必需品です。

前夜祭のように盛り上がる、飛ぶ前の準備

写真:浅井 みらの

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一緒に準備することで、熱気球の組み立て方や飛ぶ仕組みもわかり、フライトへの期待も高まります。ぺしゃんこ状態の気球がゴーっとガスバーナーの轟音とともに膨らんでいく様子を見れば、いよいよ空中飛行の時間。

前夜祭のように盛り上がる、飛ぶ前の準備

写真:浅井 みらの

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渡良瀬遊水地では、フライト体験を複数の会社が実施。九州で活動実績があるPUKAPUKA(プカプカ)さんの気球は、子供から大人まで人気のくまモン仕様。青空を背景に続々と鮮やかな気球が浮かんで、大賑わいです。

フライト体験は、スポーツやものづくりなど体験を扱うオンラインサイトから予約可能。準備、約45分間の飛行、そして解散までの一通りの所要時間は約4時間で、2か月先まで予約できます。

心臓の音が聞こえるほど静寂な空間

動画:浅井 みらの

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ふわっと足元が揺れた感触と同時に、空中飛行がスタート。どこに向かうのか、方向とスピードはすべて風任せなのが熱気球の魅力。風速3m以上の強風だと飛べないため、自ずと気球のスピードは歩く速度と同じになり、揺れもほとんど感じません。

心臓の音が聞こえるほど静寂な空間

写真:浅井 みらの

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周辺は、なだらかな関東平野に囲まれているので、360度どこを見渡しても地平線が広がり、その壮観な光景は、まるで夢の世界か、おとぎの国の方がぴったり。

高さ100m〜600mの範囲を上下に移動することで視界が変化し、自分がグーンっと巨人になった気分も味わえます。空気が透き通った冬などの日には東京のビル群や富士山が見えることも。

心臓の音が聞こえるほど静寂な空間

写真:浅井 みらの

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ついつい遠くを眺めがちですが、慣れてきたら足元にもご注目。衛星写真よりも鮮明で、ジオラマのような世界が広がっています。

ここならではの景色は水に関するもの

ここならではの景色は水に関するもの

写真:浅井 みらの

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当日どこへ向かうかは風任せですが、出発地である渡良瀬遊水地は、豊かな植生と水鳥の多様性が評価され、2012年にラムサール条約にも登録。特にヨシ(アシ)原など湿地で育つ草木が一望でき、谷中湖は人工ならではの綺麗なハート型をしています。

ここならではの景色は水に関するもの

写真:浅井 みらの

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凛と水を張った田んぼに規則正しく植えられた苗は、初夏を象徴する日本の景色。眺めているだけで、清涼感が感じられますが、実はこれもここならではの特別な光景です。

一般的に熱気球が飛ぶ時期は天候が良く、気候も穏やかな季節に限られています。そのため初夏に飛べる場所は少なく、渡良瀬遊水地は通年飛行ができる希少な場所として、操縦士の方々に認識されているのです。

ここならではの景色は水に関するもの

写真:浅井 みらの

水田には気球の影も映り、改めて自分が空を飛んでいることを実感するはず。

また民家の上空にさしかかると、時折、気球を眺めに住民の方々が外に出て手を振ってくれることも。ほっこりした交流ができるのも、気球のゆっくりなスピードのおかげなのかもしれません。

夢のような45分間に祝杯を

夢のような45分間に祝杯を

写真:浅井 みらの

出発したときは朝焼けに包まれた状態でしたが、フライト終盤の頃には太陽が昇り、一日が始まるんだなぁという感触を携えて地上に戻ってきます。着陸後は、本日のフライトを祝して乾杯。興奮した身体に甘酸っぱいレモネードが沁み込みます。

フライト後は、再びスタッフさんの車で集合場所だったハートランド城に戻り、解散。その後は、開運のまちを掲げている小山市のパワースポットを巡ってみたり、蔵造りの趣ある町並みが残る栃木市に訪れてみたり、と時間はまだ十二分にあります。

ふわふわと浮かび、飛んでいる実感さえも起きない熱気球。ゆっくりと視界が変化し、流れるスピードも遅く感じられ、現実世界とは違う場所にいる感覚さえ覚えます。思い立ったが吉日。まずは「渡良瀬遊水地」で熱気球体験を調べてみて。この場所は、どこよりも不思議な世界へと繋がりやすいです

渡良瀬遊水地での熱気球体験の基本情報

集合場所:ハートランド城(栃木県栃木市藤岡町藤岡1218−1)
集合時間:季節により異なり、日の出時刻の30分前
所要時間:約3〜4時間
持ち物:動きやすい服装(長袖、長ズボン)、運動靴、軍手、サングラス、カメラ


2021年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2021/05/25 訪問

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