大井川鐵道のさらに先へ!奥大井のちょっと素敵な散策コース

大井川鐵道のさらに先へ!奥大井のちょっと素敵な散策コース

更新日:2021/06/25 11:02

スズキ ミズエのプロフィール写真 スズキ ミズエ グラフィックデザイナー、一人旅女子ライター、世界の民族&お祭りマニア、火山と洞窟マニア
大井川鐵道が走る大井川の上流、奥大井。そこは冒険心をくすぐる宝庫です!

終着駅の井川駅の先は、既に廃線となった線路がそのまま遊歩道として復活。エメラルドグリーンの井川湖を見ながら線路の上を散策できちゃいます。さらに一度に5人までしか渡ることのできない吊橋や茶畑が広がる集落、そして無料の井川湖渡船など見所がいっぱいです。

鐵道だけでない、奥大井のちょっと素敵な風景を巡るコースをご紹介します。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一部都府県に緊急事態宣言が発出され、不要不急の外出の自粛が求められています。加えて自治体独自での緊急事態宣言発出や、往来の自粛要請をしている場合があります。また施設によっては休業していることがあります。Go To トラベルキャンペーンについても全国で一時停止となっています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。外出の際はしっかりと感染予防対策をして行動しましょう。(トラベルjp)

大井川と共に発展した鐵道

大井川と共に発展した鐵道

写真:スズキ ミズエ

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静岡県の大井川に沿って走る大井川鐵道は金谷駅から千頭駅までを走る本線と、さらに奥の千頭駅から井川駅を走る登山列車の井川線の2線が運行しています。

本来、大井川鐵道は運搬列車だったため、旅客用としての車両は昭和の中古車両を買い受けて走行しています。だから車窓の景色同様に、車内に漂う雰囲気も昭和にタイムスリップした感じ。

大井川と共に発展した鐵道

写真:スズキ ミズエ

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奥大井は昔から林業が盛んで、江戸時代まではいかだや馬などで材木を運んでいました。しかし鉄道の発展と共に昭和初期に金谷ー千頭間が開通し、昭和中期には井川ダム建設のため、千頭ー堂平間が開通しました。

大井川は南アルプスの源流で、江戸時代には時に氾濫を起こすほどの水量でした。それを利用して、大井川にはいくつものダムが建設されていきました。列車からは大小様々なダムを見ることができます。

大井川と共に発展した鐵道

写真:スズキ ミズエ

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奥大井を走る井川線は最大90度という勾配を走る登山列車で、坂の直前ではアプト式と呼ばれる複数の歯車を噛み合わせて登る車両が連結されます。連結の瞬間は、鉄道マニアじゃなくてもちょっとワクワクしちゃいます!

廃線路の散歩道

廃線路の散歩道

写真:スズキ ミズエ

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井川線の最終駅は、今は井川駅です。しかし1971年まではその一つ先の堂平駅まで続いていました。道路の貫通に伴いその役目も終わり、廃線路となってそのまま放置した状態に。しかし2013年、線路と枕木をそのまま利用して、井川湖畔遊歩道として復活しました。

トンネルに続く線路の上を歩くなんて、まさに映画の世界!

廃線路の散歩道

写真:スズキ ミズエ

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途中にはテーブルとベンチもあるので、ちょっと休憩。線路の脇で湖を眺めながらなんて、不思議な光景です。

廃線路の散歩道

写真:スズキ ミズエ

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足元にも注意を向けてください。色々なきのこがにょきにょきと顔を出しています。

夢は悪夢か?夢の吊橋

夢は悪夢か?夢の吊橋

写真:スズキ ミズエ

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今では堂平駅は既に取り壊され、残念ながら遊歩道の最後は線路が途切れたままで終わっています。

でも、そこから道路を少し登ると、山道に入る入口が見えてきます。山道をさらに下ると突如、吊橋が目の前に!

夢は悪夢か?夢の吊橋

写真:スズキ ミズエ

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吊橋は寸又峡の夢の吊橋と同様、ワイヤーに狭い板が張られたとてもシンプルな橋です。長さは80メートルと寸又峡のものよりやや短いですが、高さは30メートルと圧倒的に高い!

ちなみに寸又峡は高さ8メートルですので、比較にならないほどの高さです。同時に渡れる人数も寸又峡が10人に対して、こちらは5人と一気に半分に。歩く振動と風でかなり揺れます!夢といっても悪夢かもしれません。

夢は悪夢か?夢の吊橋

写真:スズキ ミズエ

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余裕がある人は右手に井川湖を望むこともできます。撮影時は雨量が少なく、湖に流れる川も枯れた状態でしたが、秋には紅葉と湖のコントラストを楽しむことができます。

日本の原風景

日本の原風景

写真:スズキ ミズエ

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そのまま峠を下ると眼下には井川本村集落が見えてきます。井川湖周辺にはいくつかの集落があったのですが、ダム建設と共に湖の中へと沈んでいきました。井川本村集落は水没から免れた集落の一つです。

斜面にある小さな集落には所々に茶畑があり、畑越しからはエメラルドグリーンの湖を眺めることができます。のどかな景色はまさに日本の原風景。

集落は標高約700メートルの高地にあり、そこで作られるお茶は朝晩の寒冷差で栄養成分が逃げにくい茶葉のため、香りが高く上品な渋みのお茶としてお土産にも人気です。渡船場の近くには昔ながらのお茶屋さんや商店が軒を連ねています。

日本の原風景

提供元:静岡市役所井川支所

https://www.city.shizuoka.lg.jp/index.html地図を見る

帰りは井川駅まで船で戻るというのはいかがですか?4月から12月の期間限定で井川本村集落と井川ダムを結ぶ定期船があるんです。しかも無料!15分の船旅ですが湖から見える景色はまた別物です。

その他にも、湖のさらに奥まで行く無料の遊覧船も!こちらは年中運航可能ですが、どちらも湖の水位が低かったり、天候不良による欠航もあるので、乗船できた人はラッキー。たとえ船が欠航でも自主運行バスがあるので駅までの帰りも安心です。
※遊覧船は事前予約が必要です。詳しい営業状況については、公式ホームページにてご確認ください。

約6.6キロの奥大井散歩、いかがでしたか?大井川鐵道はSLや寸又峡だけでなく、奥大井にも見所がいっぱいあります。是非、登山列車に乗って最奥の井川湖散策を楽しんでみてください。

奥大井の基本情報

住所:静岡県静岡市葵区井川656−2(井川支所)
電話番号:054-260-2211
アクセス:大井川鐵道の本線で金谷駅から千頭駅まで、そこから井川線で終点の井川駅で下車。スタートの井川湖畔遊歩道へは駅から徒歩6分程度です。
※井川駅発の最終電車は発車時刻が早いので時間に注意してください。

2021年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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