那須の民宿「藤田屋」が素敵!鹿の湯源泉のジモ専も入り放題

那須の民宿「藤田屋」が素敵!鹿の湯源泉のジモ専も入り放題

更新日:2021/08/01 08:52

野水 綾乃のプロフィール写真 野水 綾乃 温泉旅ライター、ひとり湯治愛好家、栃木のいいとこ案内人
那須温泉のシンボル的共同浴場「鹿の湯」の近くに、古くからの湯治文化が残る民宿街があるのをご存知でしょうか。その中で特におすすめの宿が「野の花香る民芸の宿 藤田屋」です。季節の野の花と民芸品に彩られた館内は洗練された雰囲気で、地元食材で手作りの料理も美味しくヘルシー。そして何よりの魅力は、地元民と宿泊者しか入れない2つの共同浴場に何度でも入れること。おすすめの過ごし方でプチ湯治してみませんか。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一部都府県に緊急事態宣言が発出され、不要不急の外出の自粛が求められています。加えて自治体独自での緊急事態宣言発出や、往来の自粛要請をしている場合があります。また施設によっては休業していることがあります。Go To トラベルキャンペーンについても全国で一時停止となっています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。外出の際はしっかりと感染予防対策をして行動しましょう。(トラベルjp)

「野の花香る民芸の宿」テーマ通りの素敵な館内

「野の花香る民芸の宿」テーマ通りの素敵な館内

写真:野水 綾乃

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「野の花香る民芸の宿 藤田屋」は、那須湯本温泉にあります。東北新幹線那須塩原駅または東北本線黒磯駅から那須湯本・那須ロープウェイ方面行きのバスに乗り、「那須湯本」で下車。バス停から徒歩5分ほどで宿に辿り着きます。

白壁に黒の柱や梁が映える堂々とした佇まいの外観で、玄関アプローチからたくさんの季節の野の花が迎えてくれます。

「野の花香る民芸の宿」テーマ通りの素敵な館内

写真:野水 綾乃

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玄関を入った正面には、民芸調の家具を配したロビーがあります。ショーケースには各地のこけしや染付の蕎麦猪口がたくさん飾られています。

かつては県内や近県の団体湯治客がいたら、ご主人が自宅近くまで送り迎えしていたそうなのです。館内を彩る民芸品の数々は、客を送り届けた先で少しずつ買い求めたものだそう。

「野の花香る民芸の宿」テーマ通りの素敵な館内

写真:野水 綾乃

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民芸品とともに目を潤すのは、館内のあちこちにセンスよく飾られた季節の草花。おもてなしの心を感じるしつらいです。

年間を通して1泊2食7000円。一人旅でも同料金なのが良心的

年間を通して1泊2食7000円。一人旅でも同料金なのが良心的

写真:野水 綾乃

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「藤田屋」の客室は、宿泊する人数に合わせてさまざまな広さが用意されています。
写真の6畳和室は、一人旅なら十分な広さ。到着時には布団が敷かれていて、自分で準備する必要もありませんし、着いて早々ゴロンもOK。

チェックインは昼12時から可能ですので、早めに到着し、のんびり部屋で過ごしたり、ゆっくり温泉を楽しんだりしましょう。チェックアウトは10時、たっぷり22時間滞在できます。

それで宿泊料金は、年末年始やお盆も変わらず、通年1泊2食7000円(税込)。思わず連泊したくなります。人数によっても変わりませんので、一人旅派にも嬉しいところ。

年間を通して1泊2食7000円。一人旅でも同料金なのが良心的

写真:野水 綾乃

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「藤田屋」の館内にはお風呂がありません。その代わりに、民宿街にある地元の人専用の共同浴場、いわゆる「ジモ専」2ヵ所に無料で入れるのが宿泊者の特典でもあります。

共同浴場は一般の人が入れないように施錠されていますので、客室の鍵が共同浴場の電子キーを兼ねています。ブルーの丸いタグをセンサーに近づけると鍵が開くシステムになっています。

鹿の湯と同じ源泉を引く2ヵ所の共同浴場に浸かる贅沢

鹿の湯と同じ源泉を引く2ヵ所の共同浴場に浸かる贅沢

写真:野水 綾乃

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民宿街にある共同浴場は「滝乃湯」と「河原の湯」です。いつも日帰り入浴客で混雑している「鹿の湯」と比べて、この2ヵ所の共同浴場は地元住民と民宿街の宿泊者に限られていますので、ゆったり贅沢に浸かることができます。

まずは「藤田屋」から徒歩30秒ほどの「滝乃湯」へ。ログハウス風のウッディな外観の雰囲気そのままに、浴室も浴槽から壁、床まで総木造り。2つに分かれた浴槽は手前がぬるめ、奥が熱めに。

「鹿の湯」の近くから湧いている源泉を使っていますが、厳密には「鹿の湯」「行人の湯」「御所の湯」の3本の源泉があり、「御所の湯」をこちらでは引いています。成分的に大きく変わりませんが、浴感は少し違って感じられるのでぜひ入り比べてみてください。

鹿の湯と同じ源泉を引く2ヵ所の共同浴場に浸かる贅沢

写真:野水 綾乃

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もうひとつの共同浴場「河原の湯」は、「藤田屋」から5分ほど歩いた場所にあります。「滝の湯」よりも狭く、ひなびた雰囲気。

こちらは「行人の湯」源泉を引いています。源泉からの距離がこちらのほうが長くなるので、硫黄の香りや肌触りがややマイルドに感じられます。

鹿の湯と同じ源泉を引く2ヵ所の共同浴場に浸かる贅沢

写真:野水 綾乃

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那須温泉の発祥で、県内最古の温泉である「鹿の湯」。「藤田屋」から徒歩1分ほどですので、やはりこちらにも入っておきたいところ。

「鹿の湯」では「鹿の湯」と「行人の湯」の混合泉を使用しています。大浴場は湯温別にいくつかの浴槽に分かれていて、女湯は41℃から46℃、男湯は48℃まであります。水を一滴も加えず、温泉を注ぐ量だけで完璧に温度を調整していますので、ぜひ自分の好みの温度の浴槽に入ってみてください。芳しい香りの硫黄泉に包まれる感覚が格別です。

部屋まで運んでくれる食事も手作りで美味しい

部屋まで運んでくれる食事も手作りで美味しい

写真:野水 綾乃

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「藤田屋」の食事は朝・夕とも部屋食。お膳ひとつで部屋のテーブルまで運んでもらい、食べ終わったら廊下に出しておくという昔ながらの湯治宿スタイルです。

この日の夕食には、白身魚のソテーにトマトやキュウリのソースを合わせたものや、木の芽味噌で和えたタケノコがありました。連泊する人も多いので、内容は毎日変わります。年配の方にも食べやすいように、野菜と魚中心の料理を心がけているとのこと。ひとつひとつきちんと手をかけて作られているのが分かります。

「藤田屋」の宿泊はこんな人におすすめ

那須湯本の民宿街でもリピーターの多い「藤田屋」さん、いかがでしたでしょうか。
この宿はこんな人におすすめです。

・安くても洗練された雰囲気の宿に泊まりたい人
・民宿街の共同浴場に入ってみたい人
・連泊してゆっくり湯治を楽しみたい人、など

ただし以下の点は注意しておきましょう。

・客室にトイレは付いていません。
 各階に男女1つずつ、ウォシュレット付きトイレが用意されていますので問題ありません。
・アメニティは浴衣のみ。共同浴場(滝乃湯のみ)で使用できるシャンプーの貸し出しはあります。その他、タオルや歯ブラシなどは用意がありませんので、必要なものを持参するとよいでしょう。
・共同浴場にシャワーはありません。「滝乃湯」でシャンプーが使用できますが、かけ湯用の温泉を桶に注いで流します。

2021年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2021/06/08−2021/06/09 訪問

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