写真:小野 雅子
地図を見るロンドン・ブリッジ近くにそびえ立つ四角錐状の超高層ビルが完成したのは、2012年のこと。背の高いピラミッドにも似たこのビルを設計したのは、パリのポンピドゥーセンターや大阪の関西空港を手掛けたことで有名なイタリア人建築家、レンゾ・ピアノです。
角度をつけた8面の壁をガラスで覆い、先端はまるで未完成のようにギザギザな形状。その独特なフォルムから、ガラスなどの鋭利な破片を意味するザ・シャードと名付けられました。
写真:小野 雅子
地図を見る地上87階建てのザ・シャードで35階から52階を占めるのが、洗練された5つ星ホテルとして定評あるシャングリ・ラ。
香港や東京などアジアを中心に発展してきたホテル&リゾートグループですが、今やアメリカやヨーロッパにも進出。ヨーロッパではパリとローマに次ぐ待望の第3弾が、ロンドンというわけです。
ビル一階にあるシャングリ・ラ専用のドアをくぐると、まずはコンシェルジェさん達の笑顔に出迎えられます。そこで宿泊の旨を告げ、ホテルのチェックイン・フロントがある35階への直通エレベーターに乗りましょう!
写真:小野 雅子
地図を見る客室があるのは36階から51階で、写真は49階の客室。部屋に入って最初に目に飛び込んでくるのは、窓に手書きされたメッセージ。
「雲へようこそマサコ!素敵な滞在をしてくださいね」という、高層階ならではの心憎いメッセージ。パーソナルで心のこもったサービスを大切にしているのが好印象です。
写真:小野 雅子
地図を見る客室数は全部で202室あり、そのうち17室はスイートです。スイートというと大抵のホテルでは上階にありますが、このシャングリ・ラ ホテル ザ・シャードではその反対。
というのも四角錐のような形状のビルなので、上階のほうが面積が狭いから。そのためスイートでなくとも素晴らしい眺望の上階にステイできるのは、ちょっと嬉しいポイントですね!
写真:小野 雅子
地図を見るこちらはバスルーム。当ホテルでは全体のおよそ1/3の客室が、窓際にバスタブがあります。眺めのいいバスタイムを満喫したいならば、予約時にぜひ確認しておきましょう。
バスタブと洗面台の他に、擦りガラスで仕切られたシャワールームとトイレ。バスアメニティは日本でもファンの多いロクシタン社「ジャスミン&ベルガモット」シリーズです。トイレには、まだイギリスでは普及率が高くないTOTOウォシュレットが完備。さすがアジアの贅を知り尽くしたシャングリ・ラですね!
写真:小野 雅子
地図を見る朝や昼間も素晴らしい景色を楽しめますが、夜景の素晴らしさはまた格別。前出のバスタブでお風呂に入りながら、こんな眺めを味わうのって最高でしょう?
もちろんベッドルームもバスルームも遮光ブラインド付きですので、外部から覗かれる心配はありません。ゆったり寛ぎタイムを過ごせますよ。
写真:小野 雅子
地図を見るシャングリ・ラ ホテル ザ・シャードに来たら、外せないのがアフタヌーン・ティー。季節ごとにテーマを変えて味&ビジュアルともに大満足のティータイムが約束されています。
たとえば今夏のテーマ「雲の上のピクニック」。3段トレーとともに運ばれてくるピーチ風味の冷たいグリーンティーは、テーブルの上でまるで雲の上のお茶会みたいな演出つき!これとは別にお好きなお茶を頼んで、たっぷり時間をかけて楽しみましょう。
写真:小野 雅子
地図を見る食事の内容は季節ごとに変わるものの、基本的に「セイヴォリー」と総称される軽い食事になるサンドウィッチやパイ、ケーキ各種、スコーン2種の構成。
どれも繊細な味付けで美味しく量も多すぎないので、日本人女性でも完食できちゃうかも?もちろん残してしまったら、お持ち帰りできるので大丈夫です。
写真:小野 雅子
地図を見るアフタヌーン・ティーはホテルの受付ロビーと同じ35階のレストラン「Ting(ティン)」にて、毎日12時正午から午後4時の間にやっています。料金は1名59ポンド、ヴーヴクリコ・イエローラベル・ブリュNVのシャンパン1杯つきだと69ポンドで、それぞれサービスチャージ12.5%が加算されます。
もし宿泊先はシャングリ・ラでない場合でも、この絶景アフタヌーン・ティーだけでも体験して欲しいくらい。きっと素敵なティータイムになりますよ!
写真:小野 雅子
地図を見るシャングリ・ラ ホテル ザ・シャードならではの見晴らしの良さは、日中や夜景だけではありません。日の出や日没でも、その魅力をいかんなく発揮します。
東京やニューヨークなどに比べたら遥かに高層ビルの少ないロンドンで、シティと呼ばれる金融街だけに林立するユニークな形状のビル群。そしてこの街の動脈のように、とうとうと流れるテムズ川・・・。ロンドンでしか見られない景色を染めていく朝日や夕日には、格別な味わいがあります。
写真:小野 雅子
地図を見るさて爽快な朝を迎えたら、全室に備えられたネスプレッソや紅茶セットでお目覚めの一杯を。そして朝食は優雅にルームサービスを頼むのもいいですね。
ビュッフェ形式の朝食をお望みならば、アフタヌーン・ティーと同じ35階のレストラン「Ting」へ。イングリッシュ・ブレックファースト風の暖かい料理、コンチネンタルスタイル派のクロワッサンやシリアルにフルーツ&サラダ各種、またシンガポール発祥で現在は香港を本拠地としているだけに中国風お粥や油条もあり、なかなかバラエティ豊富です。
写真:小野 雅子
地図を見るいっぽう「Gong(ゴング)」はカクテルなどのドリンクを傾けながら、お洒落なひとときを過ごすせるエレガントなバー。当ホテル内で最上階にあたる52階にあり、営業時間は毎日12時から翌1時までです。
写真:小野 雅子
地図を見る52階にはスカイプールと24時間のフィットネス・ジムもあり、宿泊者は誰でも利用できます。
空と一体になったような気分を味わえる温水プールと併設のサウナは、とにかく気持ちいい!ロンドンの西側に広がるセント・ポール大聖堂や大観覧車ロンドンアイ、ウェストミンスター寺院などの象徴的なランドマークを眺めながら、軽くひと泳ぎやサウナでリフレッシュすることが出来ます。
エクササイズ派ならば最先端カーディオマシンや筋肉トレーニング器具、フリーウェイトなどを取り揃えたジムへ。言うまでもなく、こちらも見晴らし最高です!
写真:小野 雅子
地図を見るシャングリ・ラ ホテル ザ・シャードのイベントスペースは3種類あります。小規模なビジネスミーティングから各種セミナー、親族や友人とのプライベートな集まり、100名までのゲスト収容可能なパーティーや結婚式・・・と幅広いシチュエーションに対応。
どの部屋もガラス張りでテムズ川を見下ろす、解放感に満ちたアンビエンス。こんな環境で催されるイベントは、思い出に残る特別なものになりそうです。
写真:小野 雅子
地図を見る最寄り駅はロンドン・ブリッジ駅。駅構内からザ・シャードにつながる通路があるので、その出口から徒歩10秒という至便さも推しポイント。
周辺には有名な跳ね橋タワーブリッジ、世界遺産にもなっている中世の古城ロンドン塔、グルメ垂涎の食料市場バラ・マーケット、現代に蘇らせたシェイクスピアのグローブ座、現代美術の粋が結集した美術館テートモダン・・・と見どころが目白押しです。
質の高いサービスとセンスの良さに定評があり、世界各地で人気を博すシャングリ・ラ。ことロンドンのザ・シャードにある当ホテルは、202ある客室すべてがパノラマ・ビュー付きという点も大きな魅力です。
新旧の観光名所が一堂に集まるロンドン・ブリッジ周辺というロケーションも併せて、ぜひ一度は泊まってみたいホテルですよね!
2021年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください
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