写真:U KOARA
地図を見る車一台通るのがやっとの急な坂道の途中に建つ温泉宿「ゆがわら風雅」。1951年創業の“カサブランカの宿”として名をはせた旧施設「三桝屋」をリノベーションした、昭和のノスタルジックな雰囲気と令和のモダンを感じる宿です。
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地図を見る中庭の見えるレストランで、タブレットを使いスマートチェックイン。ウェルカムスイーツは、湯河原の味楽庵のきび餅とほうじ茶です。
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地図を見るチェックイン時には、セラピスト監修のカラーセラピーのサービスが。
テーブルの上のカラフルな瓶を1つ選ぶと、その色に合った滞在の提案をしてもらえます。選んだ色と同じ色の巾着袋には、生活の木のティーバッグやフェイスパックが入っています。ちょっとしたサービスで、滞在がより楽しいものになります。
ゆがわら風雅の客室は全17室。その中で1室だけの露天風呂付きスイートルーム「風雅」。
ここは源泉かけ流しの音や、鳥の鳴き声などが自然と聞こえてくる癒しのロケーション。部屋にテレビはなく静かな滞在が叶います。定員4名の広々とした客室では、ファミリーや友人との豊かな時間を過ごせます。
約96平米ある客室は、まるで家のような広さ。2つのベッドルームとリビングルーム、そして露天風呂と内風呂があります。天井や調度品に昭和のノスタルジックな雰囲気を感じつつも、ファシリティは最新のもので安心感があります。
見るからに寝心地の良さそうなベッドは、最高級のシモンズ。眠る時間も特別なものになります。
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地図を見る人目や時間を気にせず、何度でも入れる客室の露天風呂。湯河原温泉源泉かけ流しの贅沢なお湯です。
湯河原温泉は、夏目漱石や国木田独歩など多くの文人を魅了してきた名湯。まろやかで柔らかいお湯は、ナトリウムカルシウム塩化物硫酸塩泉弱アルカリ性低張性高温泉です。
晴れた日は、遠くに相模湾も望めます。
温泉宿の大きなお風呂へ入りたい方は、地下の大浴場へ。
お風呂上りは体の芯までぽかぽか、肌はつるつるになっていることでしょう。
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地図を見るお風呂のあとは、美しい中庭の見えるカフェ&ライブラリーでくつろぎの時間を。
セルフサービスのカフェでは、「三桝屋」から受け継がれた有田焼の美しいカップを選び、コーヒーやお茶を楽しみます。
ライブラリーには漫画や歴史の本、そしてこちらの宿と縁の深い“クーデンホーフ光子”にまつわる本も揃います。
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地図を見るクーデンホーフ光子とは、明治時代にオーストリアの貴族クーデンホーフ伯爵と結婚をした女性。光子の姪が三桝屋の初代女将にあたります。そして、光子の次男は、映画『カサブランカ』の登場人物のモデルになりました。
それが三桝屋が“カサブランカの宿”と言われた由縁。
三桝屋の歴史や由来を紹介したギャラリー「ミマスヤ」では、映画『カサブランカ』が上映されています。
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地図を見る中庭を眺めながらいただく、ゆがわら風雅の夕食。
畑、海、山をテーマにしたカルパッチョやフリットなど、美しく盛り付けられた前菜からスタート。お箸でいただくコース料理です。
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地図を見る伊豆の金目鯛には酸味がいい湯河原レモンのソース、天城山葵でいただくメインの国産牛ステーキなど、地産地消の食材を多く使った料理が続きます。
写真:U KOARA
地図を見るデザートとコーヒーは隣のカフェ&ライブラリーで。
コーヒーのリキュールを入れる大人のアイスコーヒー。小さなデザートにも酸味の効いた湯河原レモンを使用。至福の時間です。
写真:U KOARA
地図を見る朝食は炊き立てのご飯、クリームチーズと白味噌のお味噌汁、目玉焼きにたくさんのごはんのおとも。これは、男性でもお腹いっぱい、大満足のボリュームです。
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地図を見るモーニングコーヒーはお隣のカフェ&ライブラリーへ。
好きな本を片手に出発までの時間を楽しみます。中庭を散歩するのもオススメです。
建物や調度品の古き良き雰囲気と、一流の家具家電が揃うゆがわら風雅は、昭和を懐かしむ世代にも若い世代どちらにとっても居心地のいい宿。
ここで過ごす1日は、優雅で贅沢なものになるでしょう。
2021年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
取材協力:ゆがわら風雅
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この記事を書いたナビゲーター
U KOARA
元旅行会社勤務のぬい撮りトラベラー&旅ブロガー。緑のコアラ(ゆーこあら)と世界をまわっています。旅の目的は、絶景と歴史からひも解く食文化体験。ご飯の美味しい国が好き。同じ国に何度も行ってしまうリピータ…
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