写真:かのえ かな
地図を見る人気観光地・長瀞にある宝登山神社。最寄りの長瀞駅からは歩いて約15分の距離です。駅前の大通りが宝登山参道となっており、しばらく歩くと一の鳥居が見えてきます。
そして境内入口にあるのが、昭和天皇のご成婚を祝って植栽された「相生の松」です。クロマツが男性、アカマツが女性を表しており、仲睦まじく寄り添う姿から夫婦円満や良縁成就の縁結びスポットとなっています。
写真:かのえ かな
地図を見る相生の松そばにある二の鳥居をくぐり、石段を昇れば社殿までもうすぐです。
ここでちょっと宝登山神社の歴史を。宝登山は今から約1900年前、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が、宝登山山頂に皇室の祖先にあたる神武天皇、山の神(大山祇神/おおやまづみのかみ)、火の神(火産霊神/ほむすびのかみ)を祀ったのが始まりと伝わっています。
道中で山火事に遭った際には、神の遣いである大きな山犬が火を消し止めたことから“火止山(ホドサン)”と名付けられ、後にふもとの泉から宝玉が飛翔した神変が起こったことから“宝登山”と改称されました。
写真:かのえ かな
地図を見る宝登山神社の現在の社殿は、江戸末期〜明治初頭にかけて再建されたものです。正面には参拝するための拝殿があり、その後ろには本殿があります。
宝登山神社には火災盗難よけ・諸難よけのほか、宝の山に登るという名前から商売繁盛・諸願成就といったご利益があるとされています。
写真:かのえ かな
地図を見る宝登山神社で参拝を済ませたら、ぜひ境内を散策してみましょう。まずは社殿の周りをぐるりと歩いてみてください。拝殿の正面には立派な龍の彫刻が、左右の壁には中国の古い書物『二十四孝』にまつわる彫刻が描かれています。
さらに本殿の裏側には出世を表す登竜門の彫刻があるので、ぜひ探してみてください。いずれも色鮮やかな彫刻で、海外のガイドブックでも注目されている美しさですよ。
写真:かのえ かな
地図を見る本殿のそばには、日本武尊が宝登山を登る前に身を清めたと伝わる「みそぎの泉」があります。玉の泉とも呼ばれ、1900年前から今なお、日照りの日も雨が多く降った日も一定の水位を保つ神聖なスポットです。
みそぎの泉は垣根越しにしか見ることができないので、ぜひ現地で清らかな泉をご覧になってみてくださいね。
写真:かのえ かな
地図を見るほかにも宝登山神社には、御神水がいただける「水神社」や学問の神様を祀った「天満天神社」などがあります。なかでも境内奥にある「宝玉稲荷神社」は、木々に囲まれた小道を通っていくため、景色が良くておすすめです。
宝玉稲荷神社には、探し物があるときに参拝すると出てくるという言い伝えがあります。お困りの方はぜひ参拝しましょう。
写真:かのえ かな
地図を見る境内散策を終えたら、二の鳥居そばにある奥宮参道を歩いてロープウェイの宝登山麓駅を目指しましょう。緩やかな坂道を歩いて3〜4分ほどです。ロープウェイに乗らず山頂を目指す場合は、徒歩約50分となります。
宝登山ロープウェイは平日は30分毎、土・休日は15分毎に運行しているので、それを目安に出発すると、効率的に観光できますよ。
写真:かのえ かな
地図を見るロープウェイでの所要時間は約5分。宝登山の豊かな自然や長瀞の町並みを見下ろしながら山頂の駅を目指しましょう。
写真:かのえ かな
地図を見る山頂駅から宝登山奥宮までは徒歩約6分です。ルートは2つ。ひとつは駅前の道を歩いて石段を登り、正面から奥宮に入る道です。道中には宝登山頂レストハウスがあり、食事や食べ歩きも楽しめます。
もうひとつは、山頂駅から向かって左手にあるロウバイ園を通る道です。ロウバイが開花する12月下旬〜2月下旬を中心に、四季折々の花木を楽しめます。
どちらも奥宮までは斜面を登ることになりますが、ロウバイ園の方がやや緩やかです。しかし、ロウバイ園のルートは奥宮の裏手側から境内に入ることになります。お好みのルートを選びましょう。
写真:かのえ かな
地図を見るここでは正面から奥宮に入るルートを紹介しましょう。100段ある石段を登ると鳥居が見えてきます。標高497.1メートル、宝登山山頂に祀られた宝登山神社の奥宮に到着です。
写真:かのえ かな
地図を見る奥宮では、日本武尊も惹かれた宝登山の神秘的な雰囲気を体感できます。木々に囲まれた静寂な空間、訪問するタイミングによっては霧に包まれた姿を見られることも。また、天候によっては雲海も見られますよ。
写真:かのえ かな
地図を見る祠の手前には、山火事から日本武尊を救った山犬が。正式には大口真神(おおくちまがみ)と呼ばれ、お犬様という名前で親しまれています。神社でよく見る狛犬とはひと味違うのも、宝登山神社の魅力です。
また、宝登山神社では社殿そばの授与所でいただける御朱印と奥宮でいただける御朱印が異なります。御朱帳をお持ちの方は、奥宮で御朱印をいただくのもお忘れなく!
写真:かのえ かな
地図を見る最後に宝登山神社でいただけるお守りやおみくじを紹介しましょう。まずは、真っ黒なお守りとして知られる吉祥寳守(きっしょうたからもり)。
本殿裏の登竜門の彫刻が描かれており、宝(鯉)が山(龍)のようになるよう祈りが込められています。
写真:かのえ かな
地図を見るお犬様が描かれた総守も、宝登山神社ならではのお守りでおすすめです。全ての難が解除されることや心身の健全の祈りが込められ、色は紫、赤、桃色の3色から選べます。
写真:かのえ かな
地図を見るおみくじは一般的なものから恋みくじ、子どもみくじまで種類豊富。特におすすめなのは、“金運円満・お宝小鎚守みくじ”です。おみくじが入った打ち出の小槌を金色の壺から選んで運試しするというスタイルが個性的で、大人もワクワクすることでしょう。
打ち出の小槌には宝登山神社の名前が刻まれているので、持ち帰れば良い旅の思い出になりますよ。
宝登山神社と奥宮はいかがでしたか?道中には坂道が多いので、参拝する際は歩きやすい格好で出かけてくださいね。
住所:埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1828番地
電話番号:0494-66-0084
アクセス:長瀞駅から徒歩約15分、花園I.Cから車で約20分
ロープウェイ料金:【大人】片道490円・往復830円、【小人】片道250円・往復420円
運転時刻:9:40〜16:30(季節運航による延長あり)
2021年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2023/12/9更新)
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