憧れの老舗旅館が身近に!岐阜・高山「湯めぐりの宿 平湯館」

憧れの老舗旅館が身近に!岐阜・高山「湯めぐりの宿 平湯館」

更新日:2021/08/10 16:36

さとちんのプロフィール写真 さとちん ご当地グルメライター、海鮮丼マニア、チェコ親善アンバサダー
100年以上の歴史がある、奥飛騨温泉郷平湯温泉の「平湯館」。2021年7月に「湯めぐりの宿 平湯館」としてリニューアルオープンし、かつて皇族や日本の首相も癒してきた、源泉かけ流しの温泉を、ぐっと気軽に利用できるようになりました。
食事は山の幸と日本海の海の幸が並ぶバイキング方式に。伝統と新しいサービスで、ますます魅力的になった「湯めぐりの宿 平湯館」を紹介します。

「湯めぐりの宿 平湯館」へとリニューアル

「湯めぐりの宿 平湯館」へとリニューアル

写真:さとちん

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平湯温泉・福地温泉・新平湯温泉・栃尾温泉・新穂高温泉という5つの温泉地がある岐阜県の奥飛騨温泉郷。周囲を標高3000メートル級の山々に囲まれていますが、安房トンネルの開通によって関東圏からもアクセスしやすくなりました。

中でも平湯温泉の開湯は戦国時代といわれ、奥飛騨温泉郷の中で最も古く、歴史のある温泉地。平湯温泉の入口、平湯バスターミナルまでは、長野県松本市・岐阜県高山市、どちらからも約1時間です。

「湯めぐりの宿 平湯館」へとリニューアル

写真:さとちん

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「平湯館」は大正13年創業の老舗旅館。過去には多くの皇族や日本の首相が宿泊した奥飛騨を代表する旅館でしたが、2016年に惜しまれながら閉館。多くのファンを悲しませました。

そんなファンに朗報が!
2021年7月、共立メンテナンスによって「湯めぐりの宿 平湯館」として、リニューアルオープンとなりました。気軽に利用できる温泉旅館として利用しやすくなり、新たなファンも増えています。

「湯めぐりの宿 平湯館」へとリニューアル

写真:さとちん

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一万坪という広大な敷地の中にある「湯めぐりの宿 平湯館」は、フロントからロビーラウンジまでも広々としています。大きな窓から四季折々の美しさが楽しめる自慢の庭園を眺めながら、まずはラウンジでひと休みしましょう。
夏場は冷たいお茶のサービスがあります。

以前よりもリーズナブルなお値段で宿泊できるようになった理由のひとつに、サービスの簡素化があります。アメニティや館内で利用する作務衣は、ラウンジの横に用意されていて、それぞれ必要な分だけ持っていくようになっています。無駄のないエコなサービスですね。

ゆったりと寛げる広々としたお部屋

ゆったりと寛げる広々としたお部屋

写真:さとちん

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「湯めぐりの宿 平湯館」には、本館・乗鞍荘・仙岳荘の、それぞれ異なる時代に建てられた3種類のお部屋があります。お部屋によって特徴も違いますが、共通しているのは、どのお部屋もゆったりと余裕のある作りになっていること。

仙岳荘は少し奥まった場所にありますが、シンプルなお部屋で一番リーズナブル。1〜2名用のお部屋でも、和室8畳+広縁で35平米と十分な広さです。

しかも、どのお部屋からも庭園を眺めることができるんですよ。

ゆったりと寛げる広々としたお部屋

提供元:湯めぐりの宿 平湯館

https://www.hotespa.net/hotels/hirayukan/地図を見る

本館はおひとり様から家族での利用まで、様々なニーズにあわせたお部屋が揃っています。写真の和洋室は4.5畳の和室で、ゆっくりと寛ぐことができます。

ゆったりと寛げる広々としたお部屋

写真:さとちん

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昭和前期の建物を活かした乗鞍荘は、現在宿泊を休止中ですが、大浴場に向かう時に通ることができます。151号室から156号室は、昭和前期の建物をそのまま残しているので、貴重な木造建築を見逃さないでくださいね。

館内で湯めぐりが楽しめる贅沢

館内で湯めぐりが楽しめる贅沢

提供元:湯めぐりの宿 平湯館

https://www.hotespa.net/hotels/hirayukan/

「湯めぐりの宿 平湯館」の温泉は、湯上の湯、蓬莱の湯、新子宝の湯、湯の平の湯の4つの源泉を合わせて、かけ流しで使用しています。

大浴場は以前の「平湯館」の時のまま。「木響の湯」には、内湯・檜の東屋風半露天風呂・岩風呂が、「杣人の湯」には内湯と大露天風呂と、それぞれ趣の違う温泉が楽しめます。

「木響の湯」は15時〜24時が女性、5時〜9時が男性、「杣人の湯」は15時〜24時が男性、5時〜9時が女性となっているので、夜と朝2回入ると、どちらのお風呂も入ることができますよ。

内風呂は合掌造りとなっていて、熱湯とぬる湯の両方あるのが温泉好きには嬉しいですね。

館内で湯めぐりが楽しめる贅沢

提供元:湯めぐりの宿 平湯館

https://www.hotespa.net/hotels/hirayukan/

「杣人の湯」の大露天風呂は、とにかく大きいのひと言!毎分1,000L超の豊富な湯量だからこそ、これだけ大きな露天風呂が可能なのでしょう。いたるところからドバドバ流れ落ちてくる源泉は、自然の打たせ湯!温かいお湯と水圧で肩こりや筋肉の疲れも癒されます。

岩風呂は大きな自然の石に囲まれた、野趣あふれる露天風呂。ぜひ両方の露天風呂を入り比べてください。

館内で湯めぐりが楽しめる贅沢

写真:さとちん

お風呂上りは湯上り処でまったりと過ごしましょう。マッサージチェアは、なんと無料で利用できます。

胃袋が足りない!「湯めぐりの宿 平湯館」の食事

胃袋が足りない!「湯めぐりの宿 平湯館」の食事

写真:さとちん

「湯めぐりの宿 平湯館」でのお食事は、旬の地場食材や郷土料理など、豊富なメニューが並ぶバイキング方式。朝夕ともに本館の食事処でいただきます。

後ろの人とも十分な距離がとれる広い会場に、小さな器に盛り付けられたお惣菜が、これでもか!と並びます。

メニューマップが入口にあるので、事前に食べたいものをチェックしておくと、取り損ねることもありませんよ。

胃袋が足りない!「湯めぐりの宿 平湯館」の食事

写真:さとちん

こちらは夕食メニューの一部。これでも一部なんです。

真ん中の器に入った前菜盛り合わせは、各テーブルに用意されています。それ以外がバイキングメニュー。既に小鉢やお皿など器に盛りつけられているので、トレイに乗せるだけ。グラタンやローストビーフなど洋食メニューから、焼売や蒸餃子のような中華まで、和洋中すべてが揃っています。

ステーキや天ぷらは、調理したての熱々状態。山の中ですが、流通が発達している今、お刺身やホタルイカの沖漬けなど、日本海のおいしい海鮮もいただけます。

鶏ちゃん焼き、ぎせい豆腐、朴葉寿司といった郷土料理まで揃っているので、胃袋の限界に挑戦しちゃいましょう!

胃袋が足りない!「湯めぐりの宿 平湯館」の食事

写真:さとちん

こちらは朝食メニューの一部。はい、こちらも一部です。

岐阜の郷土料理、朴葉味噌や漬物ステーキは、卓上コンロで熱々にしていただきます。干物も一緒に焼いちゃいましょう。

目の前で作ってくれるオムレツもはずせません。自分で好きな海鮮を乗せて作る「勝手丼」は、大人気メニュー。

お料理は次々と補充されるので、好きなものを満足いくまで味わってくださいね。

「湯めぐりの宿 平湯館」の嬉しいサービス

「湯めぐりの宿 平湯館」の嬉しいサービス

写真:さとちん

共立リゾートがプロデュースすることで、嬉しいサービスも増えました。最初にも紹介しましたが、アメニティなどは自分たちで必要な分だけを選んで持っていきます。ラウンジの横だけでなく、大浴場へ行く途中にもアメニティは用意されていて、こまめに補充もされています。

ドリンク類も種類が多く、いろんなお茶が飲めるのが嬉しい。

「湯めぐりの宿 平湯館」の嬉しいサービス

写真:さとちん

卓球台も無料で利用できます。また、キッズコーナーやコミックや小説が揃ったブックコーナーの利用も無料です。

「湯めぐりの宿 平湯館」の嬉しいサービス

写真:さとちん

そして共立リゾートグループといえば夜鳴そば!お醤油味のあっさりとした中華そばが、夜22時から23時の間ラウンジでいただくことができます。

お腹いっぱい夕食を食べたはずなのに、なぜかこちらの中華は入っちゃうんですよね。

上高地や乗鞍岳など観光の拠点にも

マイカーでの乗り入れが禁止となった上高地と乗鞍岳。実は「湯めぐりの宿 平湯館」から徒歩3分の「平湯バスターミナル」から、上高地行きと乗鞍岳行きのバスもでているんです。

しかも高山、松本からはバスで1時間以上かかるところ、平湯バスターミナルからなら30分で上高地まで行けちゃうんですよ。

上高地、乗鞍岳の観光に、とても便利な「湯めぐりの宿 平湯館」です。

2021年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2021/07/17−2021/07/18 訪問

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