水が創り出す芸術!富士山麓・裾野の景勝地と史跡を巡る絶景旅

水が創り出す芸術!富士山麓・裾野の景勝地と史跡を巡る絶景旅

更新日:2021/09/06 10:35

Kaycom Dのプロフィール写真 Kaycom D 秘境絶景トラベルライター
静岡県の富士山麓に広がる裾野市は、自然豊かな景勝地や観光スポットが盛りだくさん。ここでは、独特な岩肌や奇岩が見られる「景ヶ島渓谷」や、貴重な柱状節理とコバルトブルーの滝壺が美しい「屏風岩」、吊り橋から見る滝が見事な「中央公園」、葛山氏の本拠地「葛山城址」などご紹介!

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一部都府県に緊急事態宣言が発出され、不要不急の外出の自粛が求められています。加えて自治体独自での緊急事態宣言発出や、往来の自粛要請をしている場合があります。また施設によっては休業していることがあります。Go To トラベルキャンペーンについても全国で一時停止となっています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。外出の際はしっかりと感染予防対策をして行動しましょう。(トラベルjp)

富士山の麓に広がる裾野市

富士山の麓に広がる裾野市

写真:Kaycom D

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静岡県の東に位置する裾野市は、その名の通り世界遺産「富士山」の裾野に広がる自然豊かな街。「芦ノ湖スカイライン※」が走る箱根外輪山から、富士山が目の前に迫る「水ヶ塚公園」あたりまで、雄大な山岳や渓谷の景観に恵まれています。

また、人工物の少ない美しい景観から、多くの映画やドラマのロケ地にもなり、映画『キングダム』では主人公「信」の少年期の撮影も行われました。

※「芦ノ湖スカイライン」については、関連MEMOに記載の「芦ノ湖スカイライン見所紹介!箱根外輪山のドライブを楽しもう」も参考にしてください。

なめらかな岩肌と奇岩の景勝地「景ヶ島渓谷」

なめらかな岩肌と奇岩の景勝地「景ヶ島渓谷」

写真:Kaycom D

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「景ヶ島渓谷」は、火山活動で流れ出た溶岩や集塊岩が、黄瀬川の支流佐野川によって約600mにわたり浸食されてできた渓谷。
丸みを帯びた岩肌や奇岩からなる景観は、第13回静岡県景観賞の優秀賞を受賞し、市の文化財にも指定されています。

景ヶ島渓谷を描いた「駿州葛山村景ヶ嶋之図」では、その独特な形をした奇岩に、「牛潜岩(うしくぐりいわ)」や「胎内くぐり」「女夫岩」などの呼び名がつけられているものもあります。

なめらかな岩肌と奇岩の景勝地「景ヶ島渓谷」

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渓谷に架かる石橋を渡ると、弘法大師(空海)が開基したとされる「依京寺(えきょうじ)」があります。お堂の中には、弘法大師作と伝えられるご本尊の観世音菩薩をはじめ、阿弥陀如来や釈迦如来などが安置。境内には弘法大師手植えの松や、苔むした多くの石仏も見ることができます。

柱状節理が見事な「屏風岩」

柱状節理が見事な「屏風岩」

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「屏風岩」は、景ヶ島渓谷の下流に広がる高さ10m、幅50mの柱状節理。
川の浸食によって露出したもので、見事な六角形をした柱が岩壁を形成しています。こうして間近に見られるものはとても貴重で価値があり、静岡県の天然記念物にも指定されています。

柱状節理が見事な「屏風岩」

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屏風岩の前は、清流が流れ込む滝壺になっていて、太陽の光が差し込むとコバルトプルーに輝きます。その秘境感あふれる光景は神秘的で美しく、隠れた絶景スポットととしておすすめ!

<景ヶ島渓谷の基本情報>
住所:静岡県裾野市葛山10他
アクセス:JR裾野駅からすそのーる文化センター行「景ケ島橋」バス停下車後徒歩10分

吊り橋からの景色が美しい「中央公園」

吊り橋からの景色が美しい「中央公園」

写真:Kaycom D

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黄瀬川沿いに整備された「中央公園」は、明治24年頃に開業した五龍館佐野ホテルを前身とする公園。
園内には、国指定重要文化財の「旧植松家住宅」や静岡県指定天然記念物の「五竜の滝」、この地を愛した歌人の若山牧水の歌碑などを見ることができます。

北側入口には裾野市の観光協会事務所があり、周辺の観光案内や地元のお土産も販売。吊り橋近くの売店「麦わらぼう」では、ドリンクやかき氷の他、富士山型のさつま揚げなどのご当地グルメも味わえます。

吊り橋からの景色が美しい「中央公園」

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「五竜の滝」は、黄瀬川と支流の大柄沢川(深良用水)の合流付近に流れ落ちる5本の滝で、幅約100m、高さ約12mにおよびます。
黄瀬川にかかる3条の滝を「雄滝(おだき)」、支流にかかる2条の滝を「雌滝(めだき)」といい、左から「雪解け」「富士見」「月見」「銚子」「狭衣」と名付けられています。

それぞれの滝は、約1万年前の新富士火山三島溶岩流でできた溶岩層に流れ、何層にも重なる溶岩流の断面も観察することができます。

また、滝の近くには、長さ63mのつり橋「五竜のかけはし」があり、橋の上から滝を正面に見ることが可能。

こどもの日前後の4月下旬〜5月中旬には、数十匹もの鯉のぼりが川の上に泳ぎ、この時期の風物詩ともなっています。

吊り橋からの景色が美しい「中央公園」

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「旧植松家住宅」は、江戸時代前期に建てられた農家住宅で、消えゆく民家の保存を目的に重要文化財に指定されここに移築されました。

立派な茅葺屋根の家の中は見学することができ、広い土間や曲がりくねった梁、囲炉裏のある居間など、当時の様子を知ることができます。

また、事前に申請すれば、利用ルールの範囲内で、展示会やイベントなどを開催することも可能。

<中央公園の基本情報>
住所:静岡県裾野市千福7-1
アクセス:JR裾野駅からすそのーる裾野・富岡線「中央公園前」バス停下車すぐ

葛山氏の本拠地「もののふの里」

葛山氏の本拠地「もののふの里」

写真:Kaycom D

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「もののふの里」は、室町から戦国時代にかけて、東駿一帯を勢威した今川氏国人衆の葛山氏が本拠地としていた場所。

この一帯には、市指定史跡の葛山城址や葛山氏の居館跡、仙年寺などがあり、葛山氏にまつわる史跡を見ることができます。

葛山氏の本拠地「もののふの里」

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戦いに備えて葛山氏が築いた「葛山城址」は、本丸を頂点に二の丸、虎口、曲輪、掘り切りなどから形成され、その広さは東西350m、南北70mほどになります。
麓にある居館と対になって遺存し、中世城郭の様子を知ることができる貴重な城址。
山頂には、東屋や顔出しパネルがあり、木々の間からは城下町を見下ろすことができます。

葛山氏の本拠地「もののふの里」

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葛山城址の麓に建つ「仙年寺(日富山常光院仙年寺)」は、創建800年頃と伝わる真言宗の寺院。葛山氏の菩提寺で、本堂の裏手には歴代の葛山家が眠る墓所があります。
その脇から葛山城址への道が続き、約15分ほどで本丸まで行くことが可能。

お寺の入り口にある山門は、葛山氏の居館の門を移築したものと言われているので、こちらも要チェック。毎年10月には「もののふの里葛山城址まつり」が開催されます。

<仙年寺の基本情報>
住所:静岡県裾野市葛山491
アクセス:JR裾野駅から「御宿」バス停下車徒歩15分

裾野市の観光のポイント

今回ご紹介した観光スポットは、史跡や景勝地を巡るハイキングコースになっていて、4時間弱(見学・休憩含まず)で歩いて巡ることができます。その場合の最寄り駅は、岩波駅と裾野駅になりどちらからスタートしてもよいですが、岩波駅スタートの方が下りが多くてラク。

暑い時期は炎天下の中を歩く場所もあるので、水の携行と日よけ対策は必須です。

2021年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2021/07/23 訪問

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