写真:Hiroko Oji
地図を見る世界3大がっかりの一つとされる「小便小僧」は、ブリュッセルの最大観光スポットであるグラン・プラスから南西へ延びる路地を歩いて数分の十字路の角に建っています。意外と小さいことから“ガッカリ”するようですが、別名「ジュリアン」と呼ばれ、ブリュッセルの最長老市民として親しまれています。
1619年作成され、マスコット的存在になってからは世界中から衣装が贈られるようになり、今では世界一の衣装持ちといわれています。ジュリアンくんに会うのは、ツアーにも組み込まれていることがあるのですが・・・。
写真:Hiroko Oji
地図を見るこちらの「小便小僧の衣装博物館」まではなかなか訪れるツアーがないのが現状。
衣装博物館は、ジュリアン君の立っている角から南東へ100メートルほど坂を上ったところ。ほんの数分の所なのでぜひ足を運んでいただきたいロケーションです。何の変哲もない建物なのですが、壁面にジュリアン君の絵が大きく描かれているのが目印です。
写真:Hiroko Oji
地図を見る館内は思ったより狭く、室内のいくつものガラスケースには970点以上もある衣装のうち133点が展示されています。
ルイ15世の時代、酔っ払い兵士が小便小僧を盗み出した後、王が謝罪のために豪華な金の刺しゅう入りの衣装を贈ったことが起源となって、世界中から衣装が贈られるようになりました。様々な国から贈られてくるので、まるで民族衣装の展示会のよう。日本からも1915年には金の鎧兜のような衣装が贈られ「大名」という名前が付けられて展示されています。この大名は、博物館前の路上に置かれた看板にもなっているので日本人として嬉しく思ってしまいます。
<衣装博物館の基本情報>
住所:Rue du Chene 19,1000 Bruxelles
開館時間:10:00〜17:00
休館日:月曜日
写真:Hiroko Oji
地図を見る小便小僧を見たなら、その女の子版「小便少女」にも会いたくなりませんか?
小便少女は「ジャンネケ・ピス」と表示されており、王立モネ劇場の近く、プッシェ通りからさらに狭い行き止まりのフィデリテ路地に入った奥にひっそりと“座って”います。
写真:Hiroko Oji
地図を見るこちらは壁にはめ込まれた鉄の扉で施錠されており、鉄柵の間から見ることができます。
写真:Hiroko Oji
地図を見るジュリアン君の妹版で、1987年突然お目見えしたという最近の観光スポットです。
<小便少女の基本情報>
住所:Imp.de la Fidelite 10-12,1000 Bruxelles
アクセス:グラン・プラスの王の家の横の路地を進みプッシェ通りに出たら左へ折れ最右所の右折れの路地へ。モネ劇場からならフリピエール通りからプッシェ通りへ入り、二つ目の左へ折れる路地へ
写真:Hiroko Oji
地図を見るグラン・プラスの北東へ延びる路地へ入っていくとエスパーニャ広場に出ます。その広場の入り口手前にあるのが「ギャルリー・サン・チュベール」の入り口。ヨーロッパ最古の高級ショッピングアーケードで全長213メートルあります。
写真:Hiroko Oji
地図を見る1847年の設計で、屋根は外光を取り込めるガラス張りのアーチに覆われており、雨の日でも安心してお買い物が楽しめます。アール・ヌーヴォー様式の装飾が施された美しいアーケードで、通り過ぎるだけでも優雅な雰囲気に浸れます。
デザイナーや皮革製品の職人、宝石商などがここに住み、かつてブルジョワ階級の富裕層向けだったアーケード。王室御用達店やブランドショップ、ジュエリーなどの高級店、レースやタペストリー、高級家具や内装品、お洒落な服飾や靴などのお店が並び、映画館や劇場もあります。
写真:Hiroko Oji
地図を見るまたノイハウスやゴディバ、レオニダス、マリーなど王室御用達のチョコレート専門店も8店入っており、お土産選びも楽しくなります。地元の人から観光客まで気軽に入れるレストラン・カフェもあり、通路にテラス席が張り出しています。このテラス席でゆったり寛ぐのもお薦めです。
<ギャルリー・サン・チュベールの基本情報>
アクセス:グラン・プラスから北東へ延びる路地に入って100メートルほどでギャルリー・サンテュベールのエントランスがあります
写真:Hiroko Oji
地図を見るブリュッセル中央駅から北へ徒歩5分ほどのロケーションにあるのがサン・ミッシェル大聖堂。50個のカリヨンが美しい音色を奏でる高さ69メートルの2本の鐘楼が目印となるブラバント・ゴシック様式の教会です。
7世紀頃、ここに小さな礼拝所があり、少女ギュデュルが蠟燭の火を吹き消す悪魔の意地悪にもめげず、毎晩祈り続けたという伝説が残っています。
写真:Hiroko Oji
地図を見るサン・ミッシェル大聖堂は、1516年にカール5世がここで戴冠式を行い、その後も歴代王家が結婚式を挙げてきており、1999年には現国王フィリップとマチルド王妃の結婚式が行われたことでも知られています。
大聖堂内は、とんがり帽子のようなアーチと柱頭装飾の美しい聖人像が施された列柱が並び3身廊となっており、祭壇をはじめ立派な木彫り装飾の説教壇や緻密な美しい色あいのステンドグラスは必見。地下には、ロマネスク様式の納骨堂があります。
写真:Hiroko Oji
地図を見る側廊の一部が有料区域になっていて、宝物が展示されています。金・銀に輝く聖具や聖衣、豪華な飾りのついた聖書、レース製品、見事なレリーフの祭壇、絵画、ステンドグラスなどをすぐそばでじっくり鑑賞できます。
<サン・ミッシェル大聖堂の基本情報>
住所:Place Sainte-Gudule,1000 Bruxelles
開館時間:
(月〜金)7:00〜18:00
(土)8:00〜17:00
(日)13:00〜18:00
写真:Hiroko Oji
地図を見るこちらの神殿造りのようなファサードを持つ建物は「王立モネ劇場」。主要なオペラやバレエの公演が行われるオペラハウスです。現在の建物は新古典様式で1819年に建てられた美しいものですが、1420年にブラバン公によって造られた初めての造幣局がここにあったことから、フランス語で貨幣を意味する「モネ」という名前がついているのです。
<王立モネ劇場の基本情報>
住所:Place de la Monnaie,1000 Bruxelles
電話番号:+32-2-229-12-00
写真:Hiroko Oji
地図を見るロジェ広場から王立モネ劇場へ向かう途中にあるショッピングモール。ギャルリー・サンチュベールにも引けを取らない2段重ねの美しいガラス張りのアーケードです。
写真:Hiroko Oji
地図を見るグラン・プラスから北西に延びる路地沿いで、証券取引所の向かいにあるのが聖ニコラス教会。12世紀頃に市場の教会として建てられたのが始まりとされ、何度も破壊や修復が繰り返されてきました。現在のものは1955年になってから修復されたもの。教会内は白壁に綺麗な内装で、宗教紛争の際に拷問にかけられた殉教者達の聖遺物箱は金色に輝き見応えがあります。
<聖ニコラス教会の基本情報>
アクセス:グランプラスの北西に続く路地オー・ブール通りを徒歩1分
ベルギー訪問では誰もが訪れる首都のブリュッセルは見所が満載!市庁舎や美しいギルドハウスが建ち並ぶグラン・プラスをはじめ、神殿のようなファサードを持つ教会、王宮、王立美術館など様々な美術館・博物館が建ち並ぶロワイヤル広場、聖カトリーヌ教会前に広がるマルシェ広場、地下をプレメトロという地下鉄が南北に走る大通りにあるブルッケール広場など、大きな広場周辺には隠された見所がまだまだ潜んでいます。ただ歩いているだけでも楽しめる街並みですので、ゆったりしたスケジュールでブリュッセルでの滞在をご計画くださいね。
2021年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/16更新)
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