美濃国一宮「南宮大社」金属の神様の総本宮!朱塗りの建築物も美しい

美濃国一宮「南宮大社」金属の神様の総本宮!朱塗りの建築物も美しい

更新日:2021/10/09 15:39

ふるかわ かずみのプロフィール写真 ふるかわ かずみ 神社・パワスパ(温泉)巡りスト
南宮大社は美濃国一宮にして、金属や鉱山を司る金山彦大神(かなやまひこのおおかみ)を祀る総本宮です。朱色の鮮やかな建築物でありながら、どこか境内はおちついた雰囲気に包まれた神社。南宮造りと呼ばれる貴重な社殿はじめ、「金物絵馬」や「瓦塚」なども見どころです。

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朱色の楼門と装飾も見どころ

朱色の楼門と装飾も見どころ

写真:ふるかわ かずみ

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南宮大社でまず出迎えてくれるのが、こちらの楼門。大きくそりかえった檜皮葺の屋根の鮮やかな朱色が目をひきますね!

また、楼門の前には大きくアーチを描いた「石輪橋」がかかっていますが、これはそり橋と呼ばれており、私たち人間が渡るものではなく、神様が通る橋なので、あえてこのようにそっています。

また、楼門、石輪橋とも国の重要文化財に指定されています。

朱色の楼門と装飾も見どころ

写真:ふるかわ かずみ

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楼門の上をよく見てみると、ところどころ鮮やかな可愛い装飾が目をひきます。これは「刳抜蟇股(くりぬきかえるまた)」といって、その形がカエルの股のように見えることから、その名前がついています。

ちなみに表側には左大臣・右大臣・内側は狛犬が見守ってくださっていますよ。

目の前で繰り広げられる希少な神事「鞴(ふいご)祭り」

目の前で繰り広げられる希少な神事「鞴(ふいご)祭り」

写真:ふるかわ かずみ

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境内に入って正面に見えるのが「高舞殿(こうぶでん)」です。

ここは神事で使用されることも多く、中でも毎年11月8日に行われる「金山大祭」、通称「鞴(ふいご)祭り」は、全国から金属にまつわる業者の方や関連の方などで賑わいます。

その鞴祭りでは、古くから伝わる刃物の鍛錬式と呼ばれる、ちょっと珍しい神事がこの高舞殿で行われます。

目の前で繰り広げられる希少な神事「鞴(ふいご)祭り」

提供元:南宮大社

https://www.nangu-san.com/

鍛錬式では実際に目の前で刀匠(とうしょう)」が、炉から焼けた鋼を取り出します。そしてその鋼を金床にのせ、「トンテンカン、トンテンカン」と叩いていき、鍛錬する様子を間近で見ることができます。

なかなか普段見ることのない、大変貴重で金属の神様を祀る南宮大社らしいお祭りです。

珍しい南宮造りの金属の神様を祀る総本宮

珍しい南宮造りの金属の神様を祀る総本宮

写真:ふるかわ かずみ

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南宮大社の主祭神は、金山彦大神(かなやまひこのおおかみ)です。

あまり聞き慣れない神様かもしれませんが、天照大神(あまてらすおおみかみ)の兄神に当たる神様で、その名の通り金属や鉄鋼・鉱山などを司る神様。金山彦大神を祀る神社の総本宮となります。

社伝によると、創建は古く、神武天皇の東征の際の活躍により、現在の地より北に位置する府中のあたりに祀られていましたが、崇神天皇の御代に現在の地に遷ったと伝えられています。

当時は呼び名も「仲山金山彦神社」と呼ばれていたそうですが、当時の国府から南側に位置していたことから「南宮大社」と改まったとされています。

珍しい南宮造りの金属の神様を祀る総本宮

写真:ふるかわ かずみ

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関ヶ原の合戦のときに社殿が焼失してしまいましたが、このあたりで生まれ育った春日局(徳川家光の乳母)の厚い崇敬もあり、三代将軍・徳川家光公によって再建されました。

また、拝殿から横に一直線に伸びた廻廊の造りは「南宮造り」と呼ばれ、鳥が羽を広げたような形で左右対称という、非常に珍しい造りであるのも特徴です。

珍しい金物絵馬や瓦塚も必見

珍しい金物絵馬や瓦塚も必見

写真:ふるかわ かずみ

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境内の一角の建物に飾られているのは、とても珍しい「金物絵馬(かなものえま)」。鍬や鎌をかたどった金属製品がとりつけられた絵馬が、金属業に携わる企業や個人から、多く奉納されています。

昭和48年前後がピークで現在も続く金物絵馬の奉納。中にはエンジンや歯車などのものもあるそうで、さまざまな関係企業から信仰される貴重な神社ということも伺えますね。

珍しい金物絵馬や瓦塚も必見

写真:ふるかわ かずみ

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そしてもうひとつ珍しいものが、南門を出て南宮稲荷神社に向かう途中に左手にみえる「瓦塚(かわらづか)」。

長年社殿に使われていた瓦を建て替えのときに交換されたもので、長年守ってくれてきたことに対し感謝の気持ちを込めて、廃棄せずに祀ってあります。

珍しい金物絵馬や瓦塚も必見

写真:ふるかわ かずみ

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間近で見てみると、大黒天様や恵比寿様、弁財天様などの七福神をはじめ、個性豊かな飾り瓦がズラリ。年月の重みと功績があふれる場所ですので、こちらにもぜひ立ち寄ってみてくださいね。

まっすぐに延びる朱色の鳥居と南宮稲荷神社

まっすぐに延びる朱色の鳥居と南宮稲荷神社

写真:ふるかわ かずみ

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さきほどの瓦塚を通りすぎると、今度はまっすぐ延びた朱色の百本の鳥居がいざなうように建っています。こちらの鳥居の奥にあるのが南宮稲荷神社です。

まっすぐに延びる朱色の鳥居と南宮稲荷神社

写真:ふるかわ かずみ

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南宮稲荷神社のご祭神は「宇迦之御霊神(うかのみたまのかみ)」という、食べ物、特に穀物を司る神様です。

お稲荷さんというと現代では商売のイメージが強いかもしれませんが、昔はお米などの穀物が尊く、現代でいう金銭と同じような価値と考えられていました。

いつの時代も生活を豊かに…という私たちの日々の暮らしに強く密着した身近な神様でもありますね。

南宮大社の基本情報

住所:岐阜県不破郡垂井町宮代1734-1
電話番号:0584₋22₋1225
アクセス:電車/東海道本線「垂井駅」徒歩20分 車/名神高速道路の関ケ原ICより約15分・養老SAIC(スマートIC)より約10分
開門時間:冬季/(10月15日〜4月15日) 午前6時〜午後5時30分、夏期/(4月16日〜10月14日)午前5時〜午後6時

2021年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2021/09/07 訪問

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