屋久島は2〜3時間のドライブで一周できるほどの小さな島ですが、滝の数は日本一多いと言われています。
海岸瀑(かいがんばく)という、海に直接流れ落ちる全国でも珍しい「トローキの滝」をはじめ、日本の滝100選に選ばれている屋久島最大の「大川(おおこ)の滝」は、滝壺の近くまで岩伝いに歩けば轟音と水しぶきを身体一杯に感じることができます。また、巨大な一枚岩の広さが畳千畳の広さがあるとして名付けられた壮大な「千尋(せんぴろ)の滝」など、いずれの滝も見応え抜群です。
意外にも屋久島にはいくつもの温泉があります。
これもまた『水』がもたらす恵みではないでしょうか。
屋久島の大自然を満喫したいのであれば、海沿いの混浴露天「湯泊(ゆどまり)温泉」がお勧めです。後ろにそびえるは屋久島の山々、目の前に広がるは青い海。肌に心地よい風と波の音を感じながら、ぬるめのお湯でゆっくりと朝日や夕日を眺めていると、自然の美しさと恵みに癒されること間違いなしです。
【湯泊温泉の注意事項】
*浴槽中央に申し訳程度の仕切りがあります。
*水着や下着をつけての入浴は厳禁です。(タオルはOK)
*駐車場とトイレ、女子更衣室と茶屋があります。
*浴槽に藻がついていることもあるので、スリップに注意です。
その他、屋久島には干潮前後の約2時間だけしか姿を表さない「平内海中(ひらうちかいちゅう)温泉」・町営の小さな共同温泉「尾之間(おのあいだ)温泉」・貸切温泉「ゆのこの湯」や、ホテルの温泉など趣向の違った温泉がいくつもあります。
詳細は、MEMOの「屋久島町役場「湯泊温泉」公式サイト」でご確認ください。
屋久島といえば「森」が主役ですがここは離島。『海』の存在を忘れてはいけません。
屋久島に降る大量の雨は陸地に留まらずに川や滝となり、そのまま海に流れてしまいます。しかしこの新鮮な水と、近くを流れる温かくて透明度が高い黒潮の影響で、屋久島の海もまた非常に豊かな自然を私達に魅せてくれます。
サンゴ礁には熱帯魚が遊び、砂浜にはウミガメが産卵に上陸します。
特に屋久島の永田(ながた)の前浜と田舎浜には、、日本で確認されるアカウミガメの産卵の約半分がこの二つの浜で行われるほどです。
屋久島では、ウミガメの産卵の見学やタイドプール(潮だまり)でエビや魚など海の生き物の観察、ダイビングは勿論、ファンダイビング・スノーケリング・シーカヤックなど、様々なマリンスポーツを楽しむ事ができます。
ウミガメの産卵見学の詳細は、MEMOの「屋久島うみがめ館公式サイト」でご確認ください。
「旨い酒のあるところ、必ず旨い水がある」
酒造りは『水』が命だと言われています。大量の雨のお陰で常に新鮮な水がある屋久島の酒が、美味しくないはずがありません。
お勧めは「本坊酒造の屋久島伝承倉」さんの造る「水の森」と「大自然林」。
島内産さつま芋「白豊」に屋久島の水を使用している、100%屋久島産の焼酎です。「水の森」が黒麹で造られているのに対し、「大自然林」は白麹で造られているという、言わば兄弟のような関係。
鼻に抜ける芋の芳香かつ上品な香りと、まるで水のように飲めてしまうこの2種類の焼酎を、是非飲み比べてみてください。
特に「水の森」は、年2回(春・秋)島内限定販売の希少品。見つけたら即買が基本です。
詳細は、MEMOの「屋久島伝承蔵公式サイト」でご確認ください。
世界自然遺産「屋久島」を形成する上で重要な役割を果たしている『水』は、私達にも色々な形となって恩恵を与えてくれています。
折角の旅行なのに雨に降られるのは嫌なもの。しかしここ屋久島では、その雨を楽しんでみるのもまた旅の醍醐味なのかもしれませんね。
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