写真:成瀬 亜希子
地図を見る熱海、京都、仙台に続いてブランド初の東京進出となった「ホテルグランバッハ東京銀座」。これまでも音楽と食を通じて癒しと感動を提供していましたが、銀座ではとりわけ「バッハとウェルネスキュイジーヌで心身が癒やされるステイ」を追求したホテルとなっています。
デザインは「バッハが生まれ育ったドイツの森」をイメージした部分もあり、銀座らしい高級感の中にも親しみや温もりを感じられます。例えば外観はシャンデリアのあるコーナールームをガラスカーテンウォールにすることで「森の木の雫が零れる様子」を表現しています。
写真:成瀬 亜希子
地図を見る2階のレセプションの先にあるのが、バッハの妻の名前を冠したバー&ラウンジ「Magdalena(マグダレーナ)」。ヨーロッパの貴族の邸宅を思わせる空間で、チェックイン後のティータイムを楽しんだり、夜にふらりと飲むなど様々な過ごし方ができます。
ホテルの顔となるグランドピアノは自動演奏機能付き。若手アーティストの演奏を事前に収録しており、鍵盤やペダルのタッチを忠実に再現してくれます。モニターで演奏風景が流れることもあるので、まるでアーティストが間近にいるような気分になりますよ。
写真:成瀬 亜希子
地図を見るホテルが開業した銀座木挽町は、かつて狩野派の狩野画塾があった地。そのため狩野派とバッハにインスピレーションを受けたアートワークを至る所に設置しています。
狩野派をイメージした日本画がある一方、コーヒー好きなバッハをテーマにしたコラージュがあるなど、同じ時代を生きた日欧の2つの文化を新たな表現で感じることができます。
写真:成瀬 亜希子
地図を見る客室は3階〜15階で全144室。シングルからスイートまで9タイプあるので様々なシーンで利用できます。3階〜13階はスタンダードフロアですが、14階と15階のエグゼクティブフロアに泊まると、バー&ラウンジでフリーフローなどの特別なサービスを受けられます。
一番人気の客室は43平米の広さでみゆき通りを一望できる「コーナールーム」。これは全室共通ですが、客室のドアを開けるとバッハの名曲「G線上のアリア」が流れてロールスクリーンが上がっていくという演出が!このようにお出迎えされるのはワクワクしますね。
写真:成瀬 亜希子
地図を見るバスルームは3点独立式で、大きく深さのあるバスタブを設置。アメニティはイタリア発の「NATURAL FOUNDATION(ナチュラルファンデーション)」。シャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュだけでなく基礎化粧品がついているのは嬉しいところです。
写真:成瀬 亜希子
地図を見る客室でぜひ聞いてほしいのが「バッハに包まれる時間」。クラシックソムリエの田中泰さんが、バッハの魅力的な名曲を「癒し」をテーマにセレクトしたバッハ曲集です。「YAMAHA」のサウンドバーを設置しているので臨場感のある音を楽しめますよ。
写真:成瀬 亜希子
地図を見る1階のナチュラルダイニング「Wald Haus(ヴァルト ハウス)」では、フレンチの技法を得意とする総料理長・佐藤さん、料理長・北島さん、管理栄養士の資格を持つウェルネスフード・コンシェルジュの大島瑠梨子さんによるウェルネスキュイジーヌを味わえます。
例えば秋のメニューは「食欲の秋を楽しみながらも食べ過ぎに気をつけたい方」のために考案。秋野菜を中心に栄養価の高い食材をふんだんに使用し、ディナーコースは約700kcal(デザートを除く)と栄養バランスに配慮したメニューになっています。
写真:成瀬 亜希子
地図を見るウェルネスコースの前菜は「秋茄子のロースト 味噌タプナード ハーブサラダ」。実は1.5本分の茄子をマリネ、焼き、ペーストと様々な調理法で提供。ハーブたっぷりのサラダと、胡桃味噌田楽をイメージした味噌タプナードが、茄子の旨味をより一層引き立てています。
メインは人気の魚料理「イトヨリのヴァプール 白いんげん豆の煮込み カスレ風」。白身魚のイトヨリやホタテ、旬の野菜をバルサミコソースやチポトレソースで味わう一品。フランス伝統の煮込み料理カスレは、白いんげん豆の甘みとホクホクとした食感を楽しめます。
写真:成瀬 亜希子
地図を見る最後のデザートは、日本を代表するパティシエ「Toshi Yoroizuka(トシ ヨロイヅカ)」オーナーシェフの鎧塚俊彦さんが監修。「モンブラン 抹茶ソース」は、モンブランと抹茶のハーモニーに加えて、バニラアイスやホイップ、メレンゲで味の奥行きを感じさせます。
ヘルシーなだけでなく全体の満足度も高いウェルネスコース。さらにゲストの健康状態や要望に合わせて、コースメニューを一から考案するプランもあるため、自分の体調や食生活を見直すきっかけになるかもしれませんね。
写真:成瀬 亜希子
地図を見る19時以降のバー&ラウンジ「Magdalena(マグダレーナ)」では、ヘッドバーテンダーの高橋司さんが提案するバッハカクテルや、季節で変わるウェルネスカクテルなどを提供。ノンアルコールカクテルに変更することもできるので、お酒が飲めない人も気軽に利用できます。
バッハカクテルは<B(2)><A(1)><C(3)><H(8)><14>の5種類。こちらはBACHをアルファベット順に足すとバッハが好んだ数字の14になるという意味。さらにそれぞれのカクテルにはバッハにちなんだコンセプトやストーリーを含ませているんです。
写真:成瀬 亜希子
地図を見るカクテル<C(3)>はコーヒー好きで「コーヒー・カンタータ」という曲まで作ったバッハを表現。コーヒー、カカオインフューズドカンパリなどを合わせ、最後の瞬間燻製ではスモークの演出に目を奪われます!コーヒーの香り高さを感じながらもスッキリ爽やかな一杯です。
写真:成瀬 亜希子
地図を見る左の<H(8)>はウェルネスに寄せて紅茶やハーブを使った体に優しいカクテル。右の<A(1)>は恋人のために作ったという逸話のあるマルガリータと、バッハの妻・マグダレーナの韻を踏んだカクテル。グラスの青い塩でドイツの国花・ヤグルマギクを表現しています。
今後はハロウィンなどのシーズナルメニュー、「ホテルグランバッハ」の各店舗では地産地消のカクテルを考案したいという希望も。バッハやウェルネスというテーマがある中で、高橋さんならではのユニークな発想のカクテルが生まれそうです。
写真:成瀬 亜希子
地図を見る朝食は1日分の野菜や不⾜しがちなビタミンやミネラルなどが⼗分に摂れるオーダースタイルの「ウェルネスブレックファースト」。朝⾷に最適な500kcalに収まるように考案されており、オプションでは体調や好みに合わせてミートやパンを選ぶことができます。
3種類のスムージーとサラダ、スープ、デザートをベースに、卵料理はオムレツ、オプションとしてポークハーブソーセージ、きのこと根菜のエチュべ(蒸し野菜)、日替わりデニッシュ2種(ラズベリー、レーズンパン)を選択。ヘルシーですが意外とお腹いっぱいになりますよ。
写真:成瀬 亜希子
地図を見る15時以降のティータイムでは「ロンネフェルトティーマスター」がセレクトした紅茶を提供。ブラックティーは4種類、フレーバーティーは6種類を取り揃えており、それぞれ小瓶に入った茶葉の香りを確かめることもできます。
人気のフレーバーティー「アイリッシュウイスキークリーム」は、カカオの甘い香りとウイスキーの芳醇な味わいに癒されます。「Toshi Yoroizuka(トシ ヨロイヅカ)」のスイーツと一緒に素敵なティータイムを過ごしてみてはいかがでしょうか?
バッハの音楽だけでなくウェルネスキュイジーヌで心身ともに癒される「ホテルグランバッハ東京銀座」。バー&ラウンジでは毎月第三木曜日にサロン・コンサートを開催。アーティストをより身近に感じられるサロン・コンサートで、ぜひ生演奏を聞いてみてくださいね。
2022年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
取材協力:ホテルグランバッハ東京銀座
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