写真:浅井 みら野
地図を見る新潟県新潟市に隣接し、金属加工で有名な燕三条にも近い田上町。春に採れる地元のたけのこは、アク抜きをせずとも美味しく食べられ、「田上のたけのこ」として新潟県内では名が通っています。
写真:浅井 みら野
地図を見る町内には17haもの竹林が広がり、その規模は東京ドーム3個以上。その身近な竹を活用して何かできないかと商工会青年部が中心となって立ち上げたのが「たがみバンブーブー2022」です。
写真:浅井 みら野
地図を見る熊本を拠点に活動する竹あかりの総合プロデュース集団「CHIKAKEN」の力を借り、自分たちで地元の竹を伐採し、加工から設置も。町内7か所で竹あかりによるイルミネーションを見ることができます。
写真:浅井 みら野
地図を見る7か所のうち、規模が一番大きいと言われているのが田上町地域学習センターから徒歩1分の場所にある「たがみバンブーブー竹林」です。
動画:浅井 みら野
土地の所有者から協力を得て、このアートプロジェクトのために一から竹林を整備。のれんをくぐると、竹あかりに照らされた遊歩道が続き、その先には竹と光のみが待つ非日常の世界が広がっています。
写真:浅井 みら野
地図を見る目線を上に向ければ青々とした笹の葉が天上を覆い、さらさらと風に揺れています。
<たがみバンブーブーの基本情報>
住所:田上町地域学習センター(田上町吉田新田丁242-2)から徒歩で約1分
点灯時間:17:00〜20:00
駐車場:田上町地域学習センター
料金:無料
写真:浅井 みら野
地図を見る田上町の観光名所でもある「椿寿荘(ちんじゅそう)」は、豪農だった田巻家の離れ座敷でした。普段から日中に建物内と庭園を見学できますが、たがみバンブーブーの期間中は夜間も特別に開館。
写真:浅井 みら野
地図を見る大正時代に京都から庭師を招いて完成させた日本庭園が竹の灯火によって、いっそう雅な装いに。
写真:浅井 みら野
地図を見る畳廊下から庭を一望できるので、雨天時も室内でゆっくりと観賞できます。その際は雨をしのぐ庇(ひさし)にもご注目。20mもの長さを誇る吉野杉がまるまる一本使用された贅沢な造りから、当時の繁栄がうかがえます。
<椿寿荘の基本情報>
住所:新潟県田上町大字田上丁2402-8
点灯時間:17:00〜20:00(日中 9:00〜16:00)
駐車場:椿寿荘に隣接
料金(夜):大人(高校生以上)1,000円、子供(小中学生)無料
料金(日中):大人(高校生以上)400円、子供(小中学生)300円
写真:浅井 みら野
地図を見る国道403号線沿いにある「道の駅たがみ」は、観光案内所と交流会館が併設し、多くの人たちで賑わう活動の場です。
写真:浅井 みら野
地図を見るテーブルセットが並ぶ憩いの広場にも竹あかりが灯り、夜間はいっそう煌びやかな雰囲気。ほかのスポットより遅い、23時まで点灯しているので帰宅時に立ち寄る人の姿も。
17時までショップが営業しているので、おみやげなど買い物をすませた後にバンブーアートを見に行くといった楽しみ方もできます。竹でつくった高さ6mの巨大ブランコも特別に設けられていて、その人気ぶりは子どもだけでなく大人にまで。
<道の駅たがみの基本情報>
住所:新潟県田上町大字原ヶ崎新田3072-1
点灯時間:17:00〜23:00
駐車場:併設
料金:無料
写真:浅井 みら野
地図を見るたがみバンブーブー2022は10月1日〜30日まで、雨天時も開催。スマートフォンからスタンプラリーに参加でき、上記3会場を巡ると田上町の竹商品が抽選で当たります。
写真:浅井 みら野
地図を見るさらに写真に「#たがみバンブーブー2022」のハッシュタグをつけてInstagramに投稿すると、町内の温泉地である湯田上温泉のペア宿泊券を獲得できるチャンスも。
写真:浅井 みら野
地図を見る湯田上温泉にある4つの温泉旅館(ホテル小柳・越後乃お宿わか竹・食べるお宿 末廣館・旅館 初音)も竹あかりで装飾されているので、この機会に宿泊してみるのもおすすめです。
毎年企画していた夏祭りが中止になってしまったものの、地域を盛り上げたい気持ちがきっかけとなり始動したのが「たがみバンブーブー2022」でした。準備期間はたったの2か月。しかし、連日による作業でどうにか完遂。その甲斐もあって地元の人たち自ら手掛けた竹あかりは、今日も訪れた多くの人たちを笑顔にし、やさしく照らしています。
2022年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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