和傘とのライトアップも!奈良・岡寺「大和三大観音もみじ回廊」

和傘とのライトアップも!奈良・岡寺「大和三大観音もみじ回廊」

更新日:2023/10/09 14:32

モノホシ ダンのプロフィール写真 モノホシ ダン 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
奈良県明日香村にある「岡寺」は、日本最初の厄除け霊場のひとつです。また岡寺は、日本最古の観音霊場、西国三十三所観音巡礼(日本遺産)の奈良県霊場でもあります。その岡寺と、県内の長谷寺、壷阪寺の3ヶ寺の“紅葉と宝塔”を巡るイベントが「大和三大観音もみじ回廊」です。四季折々の花々が美しい“花の御寺”岡寺で厄除けとともに、もみじと初開催の紅葉ライトアップを楽しんでみませんか?

フォトジェニックな“彩手水舎”として知られる「岡寺」

フォトジェニックな“彩手水舎”として知られる「岡寺」

写真:モノホシ ダン

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岡寺は、西国三十三所観音霊場の第七番札所で、日本最初の厄除け寺としても名高い古刹です。663年(天智天皇2年)、義淵(ぎえん)僧正の創建で、草壁皇子の居住した岡宮があったことから岡寺と呼ばれていますが、正しくは龍蓋寺(りゅうがいじ)。

「大和三大観音もみじ回廊」は、その岡寺と、近隣の長谷寺、壷阪寺の3ヶ寺を巡り、季節に合わせた切り絵御朱印を授与する“回廊シリーズ”の第二弾です。今回のテーマは「紅く染まる紅葉と美しい宝塔」です。

写真は、江戸時代の1612年(慶長17年)に建てられた仁王門(重要文化財)。紅葉の時期には、門前のモミジが赤く色づきます。

フォトジェニックな“彩手水舎”として知られる「岡寺」

写真:モノホシ ダン

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岡寺の手水舎は、フォトジェニックな「彩手水舎」として知られています。「大和三大観音もみじ回廊」では、モミジとビー玉がコラボした彩手水となります。撮影時間帯は、光の加減でビー玉がキラキラと輝く午後からがおすすめです。

フォトジェニックな“彩手水舎”として知られる「岡寺」

写真:モノホシ ダン

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岡寺の本堂は、約30年の歳月をかけて1805年(文化2年)に建立されたものです。本堂にお祀りされている御本尊の如意輪観音坐像(重要文化財)は、弘法大師がインド、中国、日本の3国の土を混ぜて造ったとされる高さ4.6mの日本最大の塑像(そぞう)です。

岡寺では、西国三十三所草創1300年記念の特別拝観として、普段は非公開の「本堂内々陣御扉」の特別開扉を行っています。迫力ある大きな御本尊・如意輪観音菩薩さまを、間近で拝見できます。

<本堂内々陣御扉 特別開扉の基本情報>
拝観期間:2023年10月7日(土)〜12月10日(日)

岡寺参拝の穴場「奥之院石窟」とは

岡寺参拝の穴場「奥之院石窟」とは

写真:モノホシ ダン

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本堂の前には、岡寺の正式名「龍蓋寺」の元となった「龍蓋池」があります。岡寺の開祖・義淵僧正が悪龍を封じ込めた池と伝わり、「龍に蓋をした池」ということからこの名前になっています。秋は池の上に立つ、十三重石塔とモミジのコントラストが見事です。

岡寺参拝の穴場「奥之院石窟」とは

写真:モノホシ ダン

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岡寺参拝の穴場と言えるのが奥之院石窟です。本堂から義淵僧正廟所まで続く“しゃくなげの道”の途中にあり、「弥勒の窟」といわれる石窟堂です。

覆い屋根に守られた入口には、金色の釣灯籠が2つ下がり神秘的な雰囲気が漂います。入口右側に座しておられる首まで苔に包まれた地蔵菩薩像もいい感じです。

岡寺参拝の穴場「奥之院石窟」とは

写真:モノホシ ダン

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石をくり抜いた石窟の奥には、弥勒菩薩座像が安置されています。二重円光背を背負い、両手でしっかりと宝塔を持ち、お優しい表情を浮かべています。岡寺参拝の際には、衆生救済のため、はるか未来に降臨すると伝わる菩薩さまを拝んでください。

「大和三大観音もみじ回廊」のテーマ“三重宝塔”

「大和三大観音もみじ回廊」のテーマ“三重宝塔”

写真:モノホシ ダン

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紅葉の時期の岡寺のベスト撮影スポットといえるのが、境内から三重宝塔に至る階段からの眺め。ここからは、頭上を覆うモミジの隙間から本堂、開山堂、寺務所、大師堂などの諸堂が整然と並んだ壮観な光景を見ることができます。

「大和三大観音もみじ回廊」のテーマ“三重宝塔”

写真:モノホシ ダン

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「大和三大観音もみじ回廊」のテーマである、三重宝塔は岡寺のシンボルともいうべき存在。1472年(文明4年)に暴風により倒壊したのち、約500年ぶりに1986年(昭和61年)に再建されました。紅葉シーズンには、周囲のモミジと赤を競い合います。

「大和三大観音もみじ回廊」のテーマ“三重宝塔”

写真:モノホシ ダン

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ほかに、三重宝塔の見どころとしては、荘厳として軒先に吊り下げられた「琴」があります。正倉院宝物復元品の楽器、和琴(わごん)をもとに再現し、塔の四隅12ヶ所に設置されています。

同じく軒先の四隅に吊られている風鐸の舌(ぜつ)にはハートの彫り物「猪目(いのめ)」があり、魔除けや福を招く護符の役割をはたしています。

期間限定の「もみじ特別切絵朱印」もゲットしよう

期間限定の「もみじ特別切絵朱印」もゲットしよう

写真:モノホシ ダン

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岡寺の境内は、本堂から小高い丘を経由して約10分で一周することができます。“しゃくなげの道”から続く“もみじのトンネル”の展望所からは、赤いモミジと本堂を見下ろせます。

期間限定の「もみじ特別切絵朱印」もゲットしよう

写真:モノホシ ダン

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奥之院参道の中ほど、「瑠璃井」と呼ばれる井戸の付近では、ドウダンツツジの紅葉が楽しめます。

期間限定の「もみじ特別切絵朱印」もゲットしよう

写真:モノホシ ダン

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なお、先述しましたが、「大和三大観音もみじ回廊」期間中は、各寺期間限定の特別切絵朱印(1部1000円)、並びにご朱印を納める特製台紙(300円)が授与されます。

岡寺の特別切絵朱印には、龍にちなんだ授与品「龍玉願い珠」と今回のテーマである「三重宝塔」がデザインされています。

初開催の「もみじ回廊 岡寺紅葉ライトアップ」も見逃せない

初開催の「もみじ回廊 岡寺紅葉ライトアップ」も見逃せない

写真:モノホシ ダン

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さらに岡寺では、紅葉ライトアップが初開催されます。光芒に浮かび上がるもみじに加えて、もみじの葉を浮かべた「光るビー玉手水舎」や立体的な「和傘タワー」にプロジェクションマッピングなどが、幻想的な秋夜を演出します。

初開催の「もみじ回廊 岡寺紅葉ライトアップ」も見逃せない

写真:モノホシ ダン

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ところで、約17年間の長きにわたり、毎年9月に開催されていた「飛鳥 光の回廊」は、2022年(令和4年)を最後に開催終了となりました。

岡寺では、三重宝塔の前に広がる「和傘献灯美」が定番の絶景スポットでした。今回の紅葉ライトアップでは、その和傘献灯美が復活します。

初開催の「もみじ回廊 岡寺紅葉ライトアップ」も見逃せない

写真:モノホシ ダン

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紅葉ライトアップに使われる和傘は約150本にも上り、全国でも最大級の規模になります。龍蓋池の「和傘タワー」は、これまで以上に立体的で美しい形状で、プロジェクションマッピングも行われます。

もみじ回廊岡寺紅葉ライトアップで「飛鳥 光の回廊」とは一味違った幻想的な風景に出会ってみてはいかがでしょうか。

<もみじ回廊 岡寺紅葉ライトアップの基本情報>
開催期間:2023年11月23日(木・祝)〜11月26日(日)
開催時間:17:00〜20:30(最終入山は20:00)
入山料:400円

日本最古の巡礼道「大和三大観音もみじ回廊」へ行こう

いかがでしたか。「大和三大観音もみじ回廊」は、それぞれが花の名所として名高い「岡寺」「長谷寺」「壷阪寺」が連携した「大和三大観音はるかぜ回廊」、「大和三大観音あぢさゐ回廊」の紅葉バージョンです。

西国三十三所観音霊場を巡拝されている方も、奈良の紅葉の名所を巡る予定の方も、ぜひこの機会に、岡寺、長谷寺、壷阪寺の三寺院をお参りしてみてはいかがでしょうか。

2023年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/11/16−2022/10/15 訪問

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