世界的トランプ産業の中心地！ベルギー「トゥルンハウト」

更新日：2022/12/01 16:13

Miyuki Sakai フリーランス（美容家、現地ガイド、ベルギービール愛好家）

ベルギー北部の都市「トゥルンハウト/Turnhout」。アントワープ（ベルギー）とアイントホーフェン（オランダ）のちょうど中間あたりに位置します。ここはトランプカード産業の中心地。19世紀初めに紙関連の産業が盛んになって以降、現代ではカルタムンディ社を筆頭に、世界のトランプ産業中心地と位置づけれています。街全体がトランプカードムードのこの街に、あなたも足を運んでみませんか。

まるでトランプ柄を連想させる駅舎がオシャレ！

写真：Miyuki Sakai

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トゥルンハウトへは、ブリュッセル中央駅から乗り換えなしの列車で1時間20分程。アントワープからは1時間程となっています。他のフランダース地方の駅舎とは違い、何となくトランプのダイヤやスペード柄を思わせるデザインの駅舎が私達を出迎えてくれます。

また、比較的大きな主要駅であることから、紙関連（手帳やテキスタイル、トランプカード）産業の重要な都市であることが窺えます。

＜トゥルンハウト/Turnhout駅の基本情報＞
住所：Turnhout 2300
アクセス：ブリュッセル中央駅からIC列車で約1時間20分

立派なお城も健在！

写真：Miyuki Sakai

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トゥルンハウト駅から街の中心部へと歩いていく途中に立派なお城「ブラバント公爵の城/Kasteel van de Hertogen van Brabant」があります。ここは現在、裁判所として使用されており、内部へは容易に入れませんが、周辺の堀を散歩し色々な角度から印象的なお城を眺めるのも良いものです。

＜ブラバント公爵の城の基本情報＞
住所：Kasteelplein 1, 2300 Turnhout
電話番号：+32-1444-33-55　
アクセス：トゥルンハウト駅から徒歩10分程度

トランプカードの歴史に触れる！

写真：Miyuki Sakai

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この街を訪れたなら、ぜひとも立ち寄りたいのが「国立トランプカード博物館/National Playing Card Museum」。博物館へとリードする小道から、すでにトランプカードの絵柄が舗装されており期待感を高めてくれます。

博物館内では、当時使われていた古く重厚な印刷機などがいくつも並んでおり、産業革命当時の成功が窺えます。

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館内には古い印刷機械から、現在の新しいデザインのトランプカードコレクションまで展示されており、子供から大人まで楽しませてくれます。

＜国立トランプカード博物館の基本情報＞
住所：Druivenstraat 18, 2300 Turnhout
電話番号：+32-1441-56-21
アクセス：トゥルンハウト駅から徒歩15分程度

トランプ柄のビールで旅を乾杯

写真：Miyuki Sakai

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小休憩として、トランプカード柄のラベルが愛らしい、地元のビールで乾杯するのはいかがでしょうか。こちらのトランプ柄のビールは、最初地元のビールクラブとしてスタートし、そのこだわりのビールが商品化となったものになります。今では有名醸造所「HET NEST」となり、日本でもこれらのビールを楽しめるようです。

ベルギーのビアカフェは、ソフトドリンクも提供されておりますので、お酒が飲めない方やご家族でも過ごしていただけます。できれば時代を感じさせる老舗のビアカフェを利用したいものです。

＜In Den Spytighen Duvelの基本情報＞
住所：Otterstraat, 2300 Turnhout
電話番号：+32-1442-35-00
アクセス：トゥルンハウト駅から徒歩15分程度