写真:成瀬 康子
地図を見る現在も日本一の藍の生産地である徳島県。ここ脇町は吉野川の水運に恵まれ、江戸時代から藍の集散地として栄えてきました。元は防火壁だった袖壁「うだつ」は、その建設に多額の費用がかかる為、やがては富の象徴となっていきました。この脇町のうだつ通りは、「日本の最も美しい通り100選」にも選ばれているんですよ!
しかし、各戸に灯篭が灯された幻想的な美しい景色は、ここに宿泊なければ見ることができません。そして宿泊すると夜だけでなく、夕方や早朝に刻々と変わる景色も楽しめます。
写真:成瀬 康子
地図を見るその為のおすすめの宿がこちら「ペイサージュモリグチ(PAYSAGE MORIGUCHI)」です。うだつの町並みの中にあるので、絶好のタイミングを逃しません。もし、宿泊がコンクリートの建物だったり、町並みから離れてしまうと、折角の気分が台無しになってしまいますが、ここならその心配もありませんね。
「ペイサージュモリグチ」は、明治14年に建てられた旧森口邸を残せるところは残し、設備は最新のものに整えています。その為、現代人の私達もストレスなく快適に過ごすことができます。
では、この隠れ家のような宿のおすすめポイントを、早速詳しくご案内していきましょう!
写真:成瀬 康子
地図を見るチェックイン後に目に飛び込んでくるのが、こちらのラウンジ。現代の家具と古い家屋が見事にマッチして、ほっと落ち着ける空間です。書棚には、つい手に取りたくなる本が並んでいるので、思わず読書に耽ってしまうかも。
ここから出入りできる広い中庭も、自由に散歩できます。
写真:成瀬 康子
地図を見る客室は全5室のみ。写真は41平方メートルの2階客室のベッド側です。宿泊施設では珍しい木の床、そしてスリッパなどの藍色の差し色は、ここが藍の町であることを思い出させてくれます。懐かしいネジ締り錠の窓を開けると、中庭から爽やかな風が!
写真:成瀬 康子
地図を見る客室にもセレクトされた本や雑誌が用意されているので、素敵な椅子でゆっくり読書を楽しむのもいいですね。
そして忘れてはいけないのがアートの同居人。磯崎真理子、松村明那、高田三平、清水真由美、古伏脇司さんといった注目の現代アーティストの作品が、部屋ごとに設置されています。滞在中、ずっと一緒に過ごせる相棒です。
この部屋のアートの同居人は、小さな人形が可愛らしいOlectronicaさんの作品。
写真:成瀬 康子
地図を見る冷蔵庫、コーヒーポット、お茶、コーヒーなどは、部屋の雰囲気を壊さないように棚の中に収納されています。お茶は地元、脇町のお茶という細かな気配りも嬉しいところ。
写真:成瀬 康子
地図を見るそしてユニークなのがこのシステム。ヨーロッパの滞在型ホテルなどで見かける暗証番号によるデジダルロックの施錠です。客室の扉だけでなく、宿の扉もこの方法で開閉するので、夜間、早朝いつでも自分のタイミングで出入り可能。まるで自分の別荘に居るかの様です。
写真:成瀬 康子
地図を見る浴室・トイレ・洗面所の設備も最新のもの。そして浴室に広い洗い場があるのも嬉しいところです。いずれも廊下沿いにあるので、客室では自宅の居間の様に静かに落ち着いて過ごせます。
写真:成瀬 康子
地図を見る基礎化粧品などのアメニティも用意されています。寝巻きはシンプルなワンピース型で男性も同じもの。
写真:成瀬 康子
地図を見るラウンジには、アートギャラリーというもう一つの顔があります。オーナーのコレクションがさりげなく展示されており、デンマークのデザイナー、アルネ・ヤコブセン(1902-1971)の椅子に腰掛けてゆったり鑑賞、なんていう贅沢もできちゃいます!
写真:成瀬 康子
地図を見るラウンジに展示してあるのは、Olectronica、BUAISOU、新見隆さんといったじっくり語り合えるタイプの現代アーティストの作品。ここでは時間制でドリンク・軽食の提供もあるので、ドリンク片手にアートとほっこり、なんていうのもいいものですね。
写真:成瀬 康子
地図を見る朝食の提供もここ、ラウンジであります。軽食と表記されていますが、サラダ、パン、卵、ヨーグルト、ドリンクとご覧の通り充分な量!また一人分ずつトレーに用意されているので、客室でゆっくり頂くことも可能です。
写真:成瀬 康子
地図を見る宿で夕食の提供はありませんが心配はいりません。斜め向かいに、築100年程の西山邸を改築したイタリア料理店「Punta」があります。夜遅くなってもお向かい、というのは心強いもの。
一方、折角の滞在だから部屋から出ずにゆっくり過ごしたい、という方も大丈夫。徒歩5分のところにコンビニ・ミニストップがあり、そこで必要なものを購入しておけば、お籠りも可能です。
いかがでしたか?脇町のうだつの通りでは、藍染め、美馬市の伝統工芸和傘のランプシェード作りなどの体験もできるので、連泊して挑戦してみるのもいいですね。通りには、郷土料理のそば雑炊、阿波鳥のせいろ蒸しといった料理を提供している「茶里庵」や「藍蔵」などの食事処があるので昼食にも困りません。
チェックイン時にはスタッフが居ますが、常時は居ません。姿を見せず適切な時に適切なサービスが提供されるのが不思議な感じ。もちろん必要だったらすぐ電話で呼べるので安心です。
とても落ち着き、居心地の良い宿なので、観光に限らず篭って仕事をしたら捗りそうです。連泊制限はありません。
2022年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/1/17更新)
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