写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る約100年前に建てられた古民家をリノベーションし、宿泊施設として生まれ変わったPAAK HOTEL 犀-sai-。
犀(さい)のネーミングには4つの「さい」の意味が込められています。
1.差異 伝統はそのままに現代の風を取り入れ、新旧の差異を感じる
2.彩 古き良き色味を残した無彩色の空間に活動や企画で彩りを加える
3.再 古民家を再生し、もう一度灯りをともす
4.細 細部にこだわり、モノに力強さを与える
ホテルに込められた思いは玄関を開けた瞬間感じるはず。以前は土間として機能していたところを坪庭のように見立て、左右の空間はあえてみせずに障子ですっきりと。ガラス扉の向こう側に見える庭にこれから始まる古民家ステイの期待値があがります。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見るスタッフは常駐せず、セルフチェックイン・アウトシステム。チェックインの前日に暗証番号とQRコードがメールで送られてきます。玄関にあるタブレットでQRコードを読み込み、チェックインが終了すれば、そこからは完全なるプライベートタイム。
右側の障子をそっとあけると、古民家とは思えないリラックスしたコンテンポラリーなスペースに驚くはず。和のしつらえに寄り添ったスタイリッシュなテーブルやイスが空間に気品をもたらしています。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る壁にさりげなくディスプレイされているアート作品やドライフラワー、また空間をより美しくみせるライティングなど細部にこだわった空間づくりは、モダンラグジュアリーな雰囲気ながらも温かさを感じます。
こだわりはスイッチやコンセントにも。古民家に違和感なく溶け込むようにと以外な場所に配置されています。古民家探索をしながらスイッチの位置を探すのも楽しい。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る左側の障子の先にはバスルームがあります。二人で入ってもゆっくり浸かることができる広々とした浴槽框(上の部分)には、飫肥杉が使われています。飫肥地区で育成されている飫肥杉は、湿気に強く、加工もしやすい杉として有名です。お湯をたっぷりはり、飫肥杉にそっとふれると柔らかい感触に和むはず。
バスルームの扉を開けば庭を望む露天風呂としても使え、高級温泉旅館のような楽しみ方もできます。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る洗面台とバスルームの間はガラス張りになっているため、洗顔や化粧時にも庭が見られます。格子窓をうまく取り入れ、スタイリッシュなデザインながら、どこか心地よいしつらえ。
ゆっくりと身支度できるようにイスも置いてあります。何気なく置かれたイスも座った瞬間のフィット感が心地よく、小物ひとつにもこだわる気配りがうれしい。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見るバスルーム横にある木の階段を登った2階にベッドルームがあります。床にそのままベッドを置くのではなく、高さをつけてフットライトを配置し、眠りにいざなうライティングにこだわりを感じます。
アートの一部としてあえて梁をみせているのもポイント。反対側の窓のロールカーテンをあけて眠ると、起きた瞬間、青空が広がり、窓の外の自然と一体化するような気分も味わえます。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見るリビングやバスルームから見えた庭はもちろん宿泊者専用のプライベートガーデン。小さい池や石橋などもかけられ、さながらミニチュア枯山水のような雰囲気。
季節により草花が彩り、見ているだけで心和むひととき。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見るリビング側の扉を開くと縁側のような使い方も。
クッションをもってきてお昼寝をしたり、日向ぼっこをしてみたり、遠い昔はこんな風にゆっくり自宅で庭を眺めながら過ごしていたことが実感できます。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る庭へ出る扉のそばに置いてあるイスは、読書をするのにぴったり。横にある小物入れの上にお気に入りのドリンクをスタンバイし、日差しのぬくもりに包まれながら至福の読書タイムを。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見るIH、電子レンジ、炊飯器、調理器具などすべてそろっているので、食材を用意して自分好みの朝食を作ることができます。
予約時に朝食をオーダーすると宮崎の食材を使った地元の朝ごはんが食べられます。常駐スタッフがいないため、冷蔵庫に入っている食材を使い、自分で作ります。和食は炊飯器でご飯を炊くところからスタート。洋食は宮崎県産の小麦を使ったスコーン、もしくは地元のパン屋さんのパンが食べられます。
日南市のじどっこ(地頭鶏)のソーセージや旬のフルーツが盛りだくさん。庭のテーブルにセッティングすれば贅沢なひとときを味わえます。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見るこだわりのドリンクも用意されています。
飫肥で良質なスペシャルティーコーヒーを自家焙煎している塒珈琲(ねぐらコーヒー)から取り寄せた焙煎豆は風味と香りが抜群。ゆっくりじっくり豆を挽く時間も癒しのひととき。お湯を注げば、コーヒーの柔らかい香りが部屋中に広がります。
古民家で時間を気にせず、のんびりといただく朝食タイムは心の栄養源にもなるはず。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る珈琲、お茶以外にも宮崎ならではの完熟マンゴージュース、ミネラルウォーターなどが冷蔵庫に入っており、自由に飲むことができます。
地元の芋焼酎の四合瓶が用意されているのもうれしいポイント。しかも、冷凍庫にはたっぷりの氷、冷蔵庫には地元でとれた日南レモン、炭酸もスタンバイ。ストレート、ロック、味変なんでも楽しんでくださいねといったおもてなしが感じられます。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見るさらにすごいのがクラフトビールサーバーがあること。これはなかなかない!
宮崎県三股町の金柑と日南市の緑茶を使ったクラフトビールはすっきりと飲みやすい後口。金柑の爽やかな味と香りが楽しめるので、アルコールが苦手な女子でも飲めそうな味わいです。
アルコール好きには長い夜になりそうな古民家です。
九州の小京都と呼ばれる飫肥城下町にあるPAAK HOTEL 犀-sai-は、飫肥の豊かさをその土地に生きた古民家を再生し、暮らすように体感できる宿。
古き良き古民家の木のぬくもりと香りはそのままに、天井が高く解放感あふれる空間をうまく使い、スタイリッシュに生まれ変わった古民家は、どこかアットホームな雰囲気でつかず離れずの距離がちょうどよく、どこにいても和みくつろげます。
旅館でもホテルでもない新しい宿泊のカタチ「古民家ステイ」を体験すれば、語りつくせないほどの豊かな時間が待っているはず。
2022年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/16更新)
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