写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る武家屋敷や古民家を改築したカフェが続々と誕生している飫肥城下町。街の景観にうまく寄り添い、スタイリッシュに生まれ変わっています。
街歩きの休憩に、またランチに立ち寄りたいのが「武家屋敷 伊東邸」です。築130年の旧家を改築した店内は木目の床が美しく、居心地上々。
大きな窓からは緑あふれる庭が見渡せ、自然に包まれているかのような心地よさを感じます。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る飫肥で焙煎されたブレンド珈琲、美しい花茶、宮崎県産として初めて茶道用に認められた全国でも珍しい有機抹茶「ひなた」を使用したお抹茶などドリンクメニューにこだわりが感じられます。
スイーツメニューのおススメが「雲隠れぜんざい」です。ネーミングはもとより、見た目もご覧のかわいらしさ。お椀の上にこんもりともられたふわふわしたものは綿菓子。
お茶は緑茶、ほうじ茶、抹茶の3種類から選べます。が、飲み物用ではありません。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見るお茶を注ぐとあっという間に綿菓子がとけ、中から「福」の文字が。スプーンでかき混ぜると、小豆がたっぷり出てきます。お餅が柔らかくなったら食べごろです。
綿菓子の甘ったるさはなく、お茶と綿菓子が混ざることで上品な甘さに仕上がっています。備え付けの塩昆布がお口直しにぴったり。
ランチタイムにはまぐろ丼まぶし御膳や、宮崎のご当地グルメチキン南蛮御膳などがリーズナブルに食べられます。武家屋敷の雰囲気を感じながらいただくランチは癒しのひとときになるはず。
<武家屋敷 伊東邸の基本情報>
住所:宮崎県日南市飫肥8丁目6-10
電話番号:0987-55-8010
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る城下町には、地面を掘り水を通す「掘割」が張りめぐらされています。苔むした石垣の下を豊富な水がさらさらと流れ、情緒を感じられるはず。
飫肥の掘割はただ水が流れているだけじゃないんです。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る鯉の遊泳地と呼ばれるエリア限定で掘割に鯉が泳いでいるんです。
城下町中心地を通る大手門通りと後町通りの両側約100mに、錦鯉など約100匹が遊泳しています。地元の人が丁寧に育てているからか赤や黒、白などの模様がとにかく美しい!ただ眺めているだけで和みくつろげます。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る鯉の遊泳は、昭和53年の飫肥城復元を機に始まりました。今では飫肥城下町散策に欠かせないものであり、地元の人にとっては、癒し的存在でもあります。
人なれをしているせいか、座って眺めていると鯉たちが近寄ってきます。その場から離れたくなくなるほどのかわいらしさ。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る飫肥城下町のシンボル的存在の飫肥城大手門。明治4年に取り壊された大手門を昭和53年に樹齢100年の飫肥杉を使用して復元した重厚な造りの櫓門です。
春には桜が咲き誇り、大手門に続く通り沿いを彩ります。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る飫肥地区で育成されている飫肥杉は、湿気に強く、加工もしやすい杉として有名です。リノベーションしたカフェや宿泊施設でも多く取り入れられています。
飫肥城大手門をぬけると出迎えてくれるのが飫肥杉。空高くまっすぐに伸びた飫肥杉が林立し、圧巻の風景。飫肥杉を眺めながら、城壁沿いに階段を登ると4本の飫肥杉が見つかるはず。
しあわせ杉と呼ばれ、対角線の中心に立つと幸せパワーがもらえるそう。目をそっと閉じて、杉の間を吹き抜ける風を感じながらパワーをいただきましょう。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る階段をさらに登り、旧本丸跡へ。登った先に見えるのが、やはり飫肥杉。美しい苔とまっすぐに伸びる飫肥杉、そして、杉の間を吹き抜ける風の音・・・。いやしの森といわれるだけの荘厳な空気感を感じられます。
木のベンチがあるので、しばし自然と一体化するような空間を独り占めしてみてはいかが?
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る上級藩士 伊東伝左衛門の旧家や明治の外交官 小林寿太郎の生家などが並ぶ武家屋敷通りは風情たっぷり。武家屋敷ならではの石塀が整然と並んでいるさまは圧巻。
着物をレンタルして歩けば、お気に入りの一枚が撮れるはず。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る飫肥藩13代藩主 伊東祐相公により開校された旧藩校「振徳堂」。堂内は無料で自由に見学できます。
畳に机がずらりと並んでいるだけですが、歴史ドラマでよく見る風景が目の前に広がると幕末にタイムスリップしたかのような錯覚に。
建物の裏手にあるまっすぐに伸びた飫肥杉も見ごたえがあります。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る旧藩校「振徳堂」のすぐそばにある田ノ上八幡神社は、山の中にひっそりとたたずみ、木々を吹き抜ける風、凛とした静けさに心が落ち着く場所。
鳥居の手前にあるクスノキは樹齢400年。飫肥初代藩主伊東祐兵公が現在地に遷座したといわれる歴史ある木です。圧巻の巨木は見上げるだけでパワーが得られそうな雰囲気をまとっています。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る飫肥のお祝いの席に欠かせない郷土料理が厚焼き玉子です。厚焼き玉子といっても、普段食べなれている厚焼き玉子とは全く違います。
つるんとしたのど越し、ほのかな甘み・・・まるでプリンのような味わいなんです。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見るなぜプリンのような食感になるのか。
材料はシンプルに卵、砂糖、塩、みりんのみ。丁寧に裏ごしし、一晩寝かせたあと、銅鍋に注ぎ、泡を取り除き、ふたをして1時間かけてじっくりと焼き上げます。さらに、ふたの上に焼けた炭をのせ、下からは七輪でじっくりと火を通す手間暇をかけるからこそ、まろやかで濃厚な味わいになるのです。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る城下町散策の休憩にぴったりのスイーツのような厚焼き玉子です。お土産用の販売もあります。
飫肥の食べ歩きグルメといえば、江戸時代からの飫肥名物「おび天」も忘れてはいけません。日南海岸で水揚げされた新鮮な魚のすり身に豆腐と黒砂糖、味噌をあわせ、油で揚げた独特の味わいの天ぷらです。
<おびの茶屋の基本情報>
住所:宮崎県日南市飫肥8-1-12
電話番号:0987-25-1240
<元祖おび天本舗の基本情報>
住所:宮崎県日南市飫肥4−1−20
電話番号:0987-25-2763
飫肥城下町には武家屋敷や昭和初期の古民家をリノベーションした宿泊施設が続々とオープンしています。一棟貸しの宿が多く、広々とした空間を独り占めする贅沢を味わえます。
街歩きをして通り過ぎるだけでなく、その土地の歴史を感じる宿で暮らすように過ごし、日常を忘れさせる解放感とぬくもりを感じれば、旅の思い出もより深いものになるはず。
おススメの一棟貸しの宿「PAAK HOTEL 犀-sai-」は関連メモでご確認ください。
2022年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/1/13更新)
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