松江のお土産、何を買う?島根の職人の技が詰まった物産・工芸品をご紹介

松江のお土産、何を買う?島根の職人の技が詰まった物産・工芸品をご紹介

更新日:2023/01/13 17:28

東郷 カオルのプロフィール写真 東郷 カオル 癒されたい系女子旅ライター、ラグジュアリーホテルライター
島根県は、代々受け継がれる技法や伝統的な技術による“手しごと”が盛んな土地。人の手によって丁寧に作られた品々は、あたたかみがあり、味わい深いもの。また、商品になるまでのストーリーを知る楽しさもあります。ここでは松江を訪れたらぜひ手にとっていただきたい、生産者の心のこもった選りすぐりの品々をご紹介します。

お酒だけじゃない、“あの商品”が大人気!「李白酒造」

お酒だけじゃない、“あの商品”が大人気!「李白酒造」

写真:東郷 カオル

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日本酒発祥の地と言われる島根県。酒を好み、酒の中の仙人と称された詩人・李白の名を冠する李白酒造は、松江観光の中心である松江城や松江歴史館から徒歩で10分少々の場所にあります。

李白酒造では、季節雇用の杜氏ではなく、杜氏の技術を受け継いだ蔵人が通年酒造りに従事。杜氏が持つ長年の経験と勘に頼ることなく、データに基づいて安定した酒造りを可能にしています。

お酒だけじゃない、“あの商品”が大人気!「李白酒造」

写真:東郷 カオル

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日本の“SAKE”の魅力を海外に広めることにも注力。先代が香港への輸出を始め、現在ではアメリカ、シンガポール、ヨーロッパなどへ向けて出荷され、各国で高く評価されています。海外の人々が親しみやすいように、純米吟醸には「Wandering Poet (放浪の詩人)」というユニークな英名も(写真:左から2番目)。

店内では無料試飲も提供されています。写真のラインナップに、みりんが並んでいるのには理由があります。

お酒だけじゃない、“あの商品”が大人気!「李白酒造」

写真:東郷 カオル

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李白酒造はお酒好きだけが楽しい場所ではありません。県産品を扱うお土産ショップなどで、人気のため品薄状態となっている「みりん」があるのですが、この「みりん」を製造しているのが、李白酒造なのです。社長も「これ以上人気が出ると製造が追いつかない」と嬉しい悲鳴を上げるほど。

まろやかで味わい深く、料理に使うだけではなく飲むこともできるほどのお味。お店の方によると、アイスクリームにかけてもイケるらしい。実家やお料理好きの友人に配るのでしょうか、複数本を購入して宅配便で送る人が何人も。

「袖師窯」で民藝陶器に触れる

「袖師窯」で民藝陶器に触れる

写真:東郷 カオル

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島根県は、大正末期に柳宗悦、河井寛次郎、浜田庄司らによって提唱された民藝運動の影響が色濃く残る地。手しごとによる日常使いの生活用具に対する美意識は、100年近く経った今もこの地に深く根を下ろしています。

宍道湖の畔、島根県立美術館にほど近い袖師窯も、当時民藝運動に参加した一軒で、民藝陶器の窯として知られています。

「袖師窯」で民藝陶器に触れる

写真:東郷 カオル

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展示室には、地元の原材料を使用した日常使いの陶器が並びます。磁器とは異なり土もの独特の味わい深い質感も魅力です。

当代で5代目となる袖師窯では、伝統を守りながらも生活様式の変化に応じて新しい感覚も取り入れているとのこと。気軽な日常使いのお皿やマグカップなど、飽きのこない長いお付き合いができるお気に入りの陶器が見つかるでしょう。

「袖師窯」で民藝陶器に触れる

写真:東郷 カオル

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作陶は、ガラス越しに自然光がたっぷりと入る築100年以上の建物内で行われています。見学は自由なので、職人さんの邪魔にならないように見せていただきましょう。土から器が生まれる光景を目にしたら、手元の器にも愛着が生まれるはず。

現代の名工がつくる「上生菓子」

現代の名工がつくる「上生菓子」

写真:東郷 カオル

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松江は不昧公(松平家7代藩主・松平治郷)の影響で、茶の湯の文化が盛んな地。松江城のお堀の前に建つ松江歴史館は、松江の歴史だけではなく、茶の湯文化にも親しめるスポットです。

館内の喫茶きはるでは、何種類もの上生菓子を作る様子がガラス越しに見学できます。

現代の名工がつくる「上生菓子」

写真:東郷 カオル

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カウンターに立つのは、現代の名工で松江和菓子研究家の伊丹二夫氏。卓越した技と美意識により、繊細な芸術品のようなお菓子が次々と目の前で出来上がります。

伊丹氏の手にかかれば、白い練り切りからあっという間に白鳥が誕生!

現代の名工がつくる「上生菓子」

写真:東郷 カオル

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出来上がった上生菓子は、日本庭園と松江城を眺めながらお抹茶と一緒に楽しむことができます。複数から選べる上生菓子は、見た目で選ぶか味で選ぶか悩ましいところ。写真は松江歴史館名物の本わらびもちです。鮮やかな緑と、ぷるんととろけるような食感が絶品です。

喫茶きはるは松江歴史館内にありますが、入場無料ゾーンなので、ちょっとした時間でも気軽に楽しめますよ。

ファミマで買えるクラフトビール「大根島醸造所」

ファミマで買えるクラフトビール「大根島醸造所」

写真:東郷 カオル

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大根島醸造所は、地域を活性化させることを目的として設立された“構造改革特区制度”を利用して2020年に誕生。短い期間に数々の賞を獲得した、今大注目のブルワリーです。

松江の東に位置する中海に浮かぶ小さな島にあり、すぐそばには「ベタ踏み坂」として知られる江島大橋も。観光とあわせてぜひ立ち寄っていただきたいスポットでです。

ファミマで買えるクラフトビール「大根島醸造所」

写真:東郷 カオル

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「松江安納芋ブラウンエール」、「松江えびすみかんエール」、「松江いちじくヴァイツェン」などは、本来なら規格外で市場に出回らない農産物を利用したもので、農家のロスを減らすために生まれたサステナブルなビールなんです。ビールを飲んで取り組めるSDGsなんて最高!他にもフードロスを防ぐことをきっかけに誕生した、「どらやきHAZY」なんてのも。

また、ラベルが可愛くてラベル買いしてしまうのも、大根島醸造所の商品の特徴。ラベルのデザインは代表者自らが行っているのだとか。カッコいい系からカワイイ系、おもしろ系まで、ラインアップ豊富です。

ファミマで買えるクラフトビール「大根島醸造所」

写真:東郷 カオル

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大根島醸造所があるのはファミリーマートの駐車場の一角。少人数で作業しているので、見学や販売には対応できませんが、商品は同敷地のファミリーマートで購入可能。お茶やお水のペットボトルが入っているあの冷蔵庫に一緒に並んでいます。気軽に買えて、ここにしかないクラフトビールはお土産にもってこい!

空っぽのスーツケースで訪れたい島根・松江の旅

お酒にビール、日常使いの陶器。あれもこれもと沢山買ってしまいそうな松江の旅は、空のスーツケースを持って訪れたいほど。実際にはその都度宅配便で自宅に送ってしまうのがベストですが、それくらいの心つもりで出かけたい、魅力ある商品が揃う土地です。島根県には松江以外にも優れた伝統工芸や伝統産業、物産が埋もれています。ぜひお気に入りの一つを見つける旅に出かけてみましょう。

2023年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2022/12/15−2022/12/17 訪問

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