2020年11月、世界遺産二条城の目の前にHOTEL THE MITSUI KYOTOが開業。この地は世界遺産の目の前というだけではなく三井総領家ゆかりの土地ということもあり、京都の中でも特別な立地であるといえます。
ゲストを迎えるのは300年以上もの歴史を持つ梶井宮門。大原の三千院から三井家・油小路邸の門として移築され、修復を重ねながら受け継がれているものです。
ロビーラウンジからは、三井家から受け継いだ約1300平米の池泉回遊式の庭園を見渡せます。京都出身のランドスケープデザイナー宮城俊作氏の手で再生され、ロビーやエントランス、ラウンジ、庭園の水盤が一体であるかのような繋がりを見せる“庭屋一如”の空間です。
目で見るだけではなく、実際に散策することもできますので、ぜひ歩いて庭の自然を楽しんでみてください。四季折々見頃を迎える草木が楽しめます。
写真:東郷 カオル
地図を見るラウンジの横にはライブラリーがあります。日本庭園や伝統文化、三井家や二条城に関するものなど、この地をテーマにした書籍を中心にラインナップ。気に入ったものをお部屋に持ち出すこともできます。
エントランスには土のアートがありますが、ここにあるのは紙のアート。和紙と墨でできた作品が壁にかかっています。館内には木のアートも。日本の自然素材と受け継がれる工芸技術を織り交ぜたアートはゲストを温かく迎え、気持ちを和ませてくれます。
写真:東郷 カオル
地図を見る部屋で荷ほどきを終えたら、美味しいお茶でほっと一息つきたいもの。そんな時はラウンジのコーヒーや紅茶もいいのですが、武者小路千家家元後嗣・千宗屋(せん そうおく)氏が監修した茶居でのお茶体験はいかがでしょうか。お点前は、開業にあたりホテルスタッフが武者小路千家の先生から手ほどきを受けて習得したのだとか。
おもてなしの裏側の小話を耳にすると、より一層ホテルステイが思い出深いものとなりますね。
こちらは庭園を望むガーデンビューのお部屋。大きく開けた窓からは、自然豊かな庭園を楽しむことができます。高さのある場所から見下ろす庭園は、また違った発見があるかもしれませんね。
写真:東郷 カオル
地図を見るお部屋に用意されているウェルカムスイーツはチョコレートの他、京都の老舗和菓子店の生菓子や干菓子なども。お茶は老舗茶舗・柳桜園のオリジナルデザインのティーバッグ。緑茶とほうじ茶が用意されていますので、伏見の酒造りにも使用されている口当たりのまろやかな「伏水」で楽しんでください。
写真:東郷 カオル
地図を見るデスクにはレターセットが用意されています。ホテルではよく見かけるものですが、HOTEL THE MITSUI KYOTOのものはついつい手に取って旅先から誰かに送りたくなるようなデザイン。
鉛筆で紙に書いて切手を貼って投函する。メールやSNSだと一瞬で終わってしまうことですが、相手の顔を思い浮かべながら、季節の挨拶から始まり一文字一文字心を込めて書く大切な時間を思い出させてくれるかもしれません。
写真:東郷 カオル
地図を見るバスルームは広々としていて、石造りのバスタブは足を伸ばしても余裕の広さ。備え付けのバスソルトを入れて、ゆっくりと寛ぎたい空間です。水回りはダブルベーシンで、女子同士の旅でもそれぞれ自分のタイミングで使えるので快適!
気兼ねなく寛げるお部屋のバスルームもいいですが、ホテルの地下約1000メートルから天然の温泉が湧いていて、水着を着て利用するサーマルスプリングを楽しめます(湯あみ着の貸し出しあり)。特に16時以降は16歳以上の利用に限られるので、落ち着いて楽しみたい人はこの時間がおすすめ。石、音、水、光で満たされた静謐の空間で五感を解放しリラックスしてください。
HOTEL THE MITSUI KYOTOには、旅を思い出深いものにしてくれるエクスペリエンスが複数用意されています。翌朝におすすめなのが庭園に建つ「四季の間」で行われる「ウェルネス呼吸法で迎える爽やかな朝」という無料のプログラム。
豊かな緑を見ながら朝の光を浴びて、普段の生活で乱れがちな体内時計をリセット。呼吸で心身を整えると、普段は朝食抜きの方もこの後の朝食が美味しくいただけるはずですよ。
朝食は庭園に面した「FORNI(フォルニ)」で。ランチとディナーではイタリア料理を楽しめます。朝食は和食も用意されていますので、せっかくなら京都らしく和食をチョイスしてみてはいかがでしょうか。選んだ朝食に関係なく、店内で仕上げたサクサクのクロワッサンがサーブされますので、和食を選ぶと和洋どちらのお味も楽しめるのでおすすめです。
写真:東郷 カオル
地図を見るプログラムに参加して呼吸を整えた後に、朝の清々しい庭園を眺めながら優しい味の朝食をいただくと、体の中から浄化されるような気分になるかもしれません。
朝食後は無料の館内アートツアーに参加してみてはいかがでしょうか。三井家の歴史やアートに触れることによって、より一層ホテルでの時間が豊かなものになるでしょう。無料のプログラムですが、参加予定の方は事前予約をおすすめします。
せっかくの京都、行きたい場所をスケジュールぎっしり詰め込んで旅行疲れしてしまった…という経験のある方もいるのでは?次回の京都旅では、滞在することそのものが目的となるHOTEL THE MITSUI KYOTOで、ゆったりと自然や歴史を楽しむ時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
2023年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/4更新)
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