まずこちら、塩埕区。明末清初には製塩業を営む人々が住んでいました。「埕」とは台湾語の「庭」と同じで、「作業を行う広場」という意味です。日本統治時代に日本人が高雄港を造り、その土壌はこの地区の埋め立てに利用され、塩田は埋立地として開発されました。
製塩業から金融業へと変わってからも、昔からの地元のグルメの店はまだこの地域で営業しています。その中でもおすすめは、看板こそある?名店!「永和小籠包」です。こちらは地元の人にも大人気のお店。
店の前に看板はありますが、これ以外何もないといっていい屋台。あるものは屋台と外に並べられたテーブルとイスのみ。あまりに規模が小さいので、休日の混んでいる時間帯には座れない時もあります。
しかしながら味は、本場の小籠包。冷凍ではなく、一つ一つ皮から手作りで店頭で作業し、それをまた店頭で蒸しあげています。しかも値段はリーズナブル。これを食さずして高雄を語れないという位おすすめです。
次のおすすめスポットは、地下鉄のレッドラインとオレンジラインが乗り入れる「美麗島」駅にあるパブリックアートです。こちら、イタリアの著名なステンドグラスアートの芸術家が4年半の歳月をかけて造ったもので、4500枚のステンドグラスが使用されています。世界最大級のパブリックアートで、アメリカのトラベルサイトでは2012年の「世界で最も美しい地下鉄の駅」2位に選ばれています。
こちら4500枚のステンドグラスは、全て手作業ではめ込まれています。そして、この光のドームには実は深い意味が込められています。まずは真ん中の柱にご注目ください。青は陰、赤は陽が代表されており、陰と陽の調和によりこの世界が形成されています。そして上方のステンドグラスは水、土、光、火の4つのテーマにより構成され、繁栄と成長、破壊と再生など、人間の世界が表されています。
最後のおすすめスポットは、やはり「六合夜市」です。こちらは、観光夜市として屋台は深夜2時頃まで営業しています。高雄に夜市はたくさんありますが、「高雄駅から歩いても行くことができる」「食べ物以外にお土産を買うことができる」「遅くまで営業している」というような点では他の夜市に負けていません。
特におすすめするのは、高雄特産のパパイヤミルク。六合夜市入り口すぐ近くの屋台には有名人もたくさん訪れてパパイヤミルクを飲んでいるとか。屋台にはたくさんのサインがあります。店頭のケースにフルーツがたくさん並べられているのが目印です。
今回は、時間がない方にも、全て地下鉄や徒歩で行くことが可能な 「高雄でこれだけは外せない!」というおすすめスポットをご紹介しました。台湾旅行に来たら是非行ってみてください!
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