写真:下川 尚子
地図を見る有珠山は、2000年の噴火も記憶に新しい、いまも火山活動を続けている活火山。その数なんと、20世紀の100年だけで4回もの噴火が観測されています。
有珠山は北海道の洞爺湖温泉街から、車もしくはバスで15分程度のところに位置し、その山麓には溶岩でできたドーム状の火山である「昭和新山」や「金比羅山」なども見られます。
有珠山はいまも火山活動を続ける火口近くまでロープウェイで上ることができます。かなり間近で見ることで、大地の息吹が感じられ、「地球ってスゴイ!」なんて気分になること、間違いなし。
ロープウェイのふもと「山麓駅」は、昭和新山の目の前にあります。
写真は昭和新山。左のあたりの白くくもっているところが、水蒸気を噴き上げているところです。今もあちこちから水蒸気が上がっている、バリバリの「噴気活動中」ですが、コロンと鎮座するフォルムはなんだかかわいらしさも感じますね。もちろん肉眼ではわかりませんが、現在は温度低下や浸食によって、年々縮んでいるのだといいます。
昭和新山の名前は、読んで字のごとく、昭和になってからできた山としてつけられた名前です。ちなみに平成新山という山もあるんですよ。そちらは、長崎県ですが(^^)
写真:下川 尚子
地図を見る有珠山は徒歩で登っていく方法もありますが、やはりロープウェイが便利です。ロープウェイでは、山麓駅から山頂駅まで約6分。山麓駅には「昭和新山火山村」という施設がつくられており、レストランやお土産売り場、そして「噴火体験室」などがあります。噴火体験室は、有珠山の噴火の様子を音と映像で体験できるというもの。その激しさがわかるスポットとなっています。
写真は、ロープウェイからの景色です。ロープウェイからの景色も見どころのひとつで、秋が深まるとこの景色が一面の紅葉に染まり、冬には雪景色となります。四季折々の景色を眺めるのも素敵です♪
写真:下川 尚子
地図を見るさて、ロープウェイから降りるとそこは、山頂駅。山頂駅を降りるとすぐにあるのが「洞爺湖展望台」。写真は、展望台から見た風景です。
左側に見える湖が洞爺湖、右側に見える隆起した丘のような部分が昭和新山です。写真では写っていませんが、羊蹄山も見えます。
有珠山での展望台は、3つあります。ひとつがこの「洞爺湖展望台」。外輪山に沿ってコースが設けられていて、そこから7分ほど歩いたところにあるのが「火口原展望台」。そしてさらに30分ほど歩いたところにあるのが「有珠外輪山展望台」です。
写真:下川 尚子
地図を見る写真は、「有珠山火口原展望台」から火口を見た写真です。過去最大級の噴火口である「銀沼大火口」と、その向こうに見えるのは噴火湾です。今でも噴煙が上がっていて、間近で見るとなかなか迫力があるものです。
もしも時間がある方は、ぜひ「有珠外輪山遊歩道」を通って、「有珠外輪山展望台」へも足を延ばしてみてください!これは火口を取り囲む外輪山に沿って作られた遊歩道で、銀沼大火口にさらに接近することができます。間近で見る火口は、まさに「地球の息吹」を感じられる場所。
「有珠山火口原展望台」から「有珠外輪山展望台」までは2キロほどですから、大人の足で30分ほどで着きます。
写真:下川 尚子
地図を見る有珠山へアクセスするには、公共交通機関では、JR洞爺駅からバスで洞爺湖温泉街へ、そこからさらに乗り継いで有珠山までバスが出ています。バスの本数は少ないのでご注意くださいね。
周辺の観光スポットとしてはやはり洞爺湖温泉街があげられます。そのほか、洞爺湖温泉街の近くにある「火山科学館」では、有珠山の歴史や噴火のメカニズムを知ることができますので、有珠山へ行く方にはオススメのスポットです!
最後に、基本情報のご紹介です。
住所:
北海道有珠郡壮瞥町字昭和新山184-5
営業時間:
季節により変動あり。HPにてご確認ください。
料金:
大人(中学生以上)1500円
小人(小学生)680円
TEL:
0142-75-2401
この記事を書いたナビゲーター
下川 尚子
兵庫県出身。2013年より2年間群馬に住み、現在は横浜在住。趣味は、食べ歩きとスポーツ観戦。小さな夢は、家族で北海道スノーボードに行くこと。そして、老後の目標は、四国八十八か所踏破です。夫が転勤族のた…
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