「フォーレンダム」町並みも民族衣装も可愛いオランダの漁村

「フォーレンダム」町並みも民族衣装も可愛いオランダの漁村

更新日:2023/06/09 15:18

Hiroko Ojiのプロフィール写真 Hiroko Oji ヨーロッパ一人旅愛好家
首都のアムステルダムから北へ約22キロメートルにあるオランダの有名な村の一つ「フォーレンダム」は、漁港があり、煉瓦造りと木造の組み合わさった家屋が可愛らしく、独特の民族衣装で知られています。湖沿いのメインストリート沿いは冬でも陽光を浴びて眩しいばかりの風景が広がります。

土産物屋やレストランなどが建ち並ぶ湖畔沿いには博物館もあり、多くのクルーザーが浮かびマルケン島へのフェリーが発着しています。

マルケル湖畔沿いに開けたフォーレンダム

マルケル湖畔沿いに開けたフォーレンダム

写真:Hiroko Oji

地図を見る

マルケル湖畔に佇むフォーレンダムは、アムステルダムからバスで20分ほどのロケーション。

この辺りはかつてはゾイデル海という海だったのですが、1916年の大洪水を機に1932年に堤防が完成し、海からアイセル湖となりました。さらに後には全長25キロメートルにも及ぶ堤防が建設されて、北側がアイセル湖、南側がマルケル湖となった地域です。

マルケル湖畔沿いに開けたフォーレンダム

写真:Hiroko Oji

地図を見る

メインストリートとなる湖畔沿いの通りは、白い縁取りのある煉瓦造りや木造の組み合わさった絵本の世界のような家屋が軒を並べています。土産物屋やレストランが入っており観光客で溢れています。

マルケル湖畔沿いに開けたフォーレンダム

写真:Hiroko Oji

地図を見る

クルーザーや漁船がたくさん浮かぶ一角からは、南に浮かぶマルケン島とを結ぶフェリーが発着します。

フォーレンダム博物館

フォーレンダム博物館

写真:Hiroko Oji

地図を見る

バス停近くにあるフォーレンダム博物館は、民族衣装をはじめ、フォーレンダムの民俗や歴史に関する資料がたくさん展示されています。建物の一角には観光案内所も入っていますので、散策の前に寄っておくと地図ももらえて便利です。

フォーレンダム博物館

写真:Hiroko Oji

地図を見る

館内では、この地方独特の民族衣装をまとった人形で、19世紀〜20世紀にどのような生活を営んできたかを再現しています。

黒いスカートに縞模様や刺繍入りのエプロン、レース製のとんがり帽子などこの地方独特の民族衣装をまとった人形で、リビングや寝室、キッチン、仕事部屋、居酒屋などの様子が再現されていて見応えがあります。

フォーレンダム博物館

写真:Hiroko Oji

地図を見る

また、オランダならではの船内生活の様子も再現されています。

<フォーレンダム博物館の基本情報>
住所:Zeestraat 41,1131 ZD Volendam
電話番号:+31-299-369-258
開館時間:10:00〜17:00

<観光案内所の基本情報>
住所:Zeestraat 37,1131 ZD Volendam
電話番号:+31-299-363-747
開館時間:10:00〜17:00(冬季11:00〜16:00)
休業日:日曜日

チーズ工房で見学&試食&購入

チーズ工房で見学&試食&購入

写真:Hiroko Oji

地図を見る

ハーヴェン通りに面して土産物屋やレストランに交じって建つのは「チーズ・ファクトリー・フォーレンダム」。

ここでは、オランダチーズを代表するゴーダチーズにおける、現代的な製造過程を見ることができます。

チーズ工房で見学&試食&購入

写真:Hiroko Oji

地図を見る

地下1階にある工房ではデモンストレーションを通じてチーズに関する解説を聞くことができ、昔から使用していた道具の数々の展示を見ることができます。

チーズ工房で見学&試食&購入

写真:Hiroko Oji

地図を見る

地上階の店舗内では、可愛らしい民族衣装に身を包んだスタッフが質問に応じたり試食を勧めてくれたりして、ハーヴやニンニク、トリュフなどの入った様々なチーズの試食が楽しめ、味を確かめて購入できます。

<チーズ工房の基本情報>
住所:Haven 25,1131 EP Volendam
電話番号:+31-299-350-479
営業時間:10:00〜17:00

オランダの伝統菓子「ストロープ・ワッフル」を

オランダの伝統菓子「ストロープ・ワッフル」を

写真:Hiroko Oji

地図を見る

ハーヴェン通りのこちら「Woltje’s Backerij」は、ストロープワッフルの専門店です。

ストロープワッフルとは、格子状模様の薄くて円形の生地を焼いたワッフルの間にキャラメルシロップを挟んだもので、オランダの伝統的なお菓子です。

オランダの伝統菓子「ストロープ・ワッフル」を

写真:Hiroko Oji

地図を見る

店内には色々なパッケージのストロープワッフルがお土産用に用意されています。

そのまま食べても美味しいのですが、コーヒーや紅茶などの温かい飲み物のカップの上にワッフルを乗せておくと、間のキャラメルシロップが温められとろーり溶けてシナモンの香りもただよい、湯気でしっとりしたワッフルが楽しめるのです。

オランダの伝統菓子「ストロープ・ワッフル」を

写真:Hiroko Oji

地図を見る

店舗の2階に続く階段を上ると、そこは無料のミニ博物館のようになっていて、昔ながらの生活の様子が再現されています。タイムスリップしたような感覚に浸れますので、ぜひ2階へも足を運んでくださいね。

<Woltje’s Backerijの基本情報>
住所:Haven 98,1131 EV Volendam
電話番号:+31-299-402-700
営業時間:10:30〜17:00

他にも見どころは各所に!

他にも見どころは各所に!

写真:Hiroko Oji

地図を見る

フォーレンダムのハーヴェン通りには、写真のような民族衣装に身を包んだ女性の像が建っています。この他にも民族衣装の男性像やベンチに腰掛ける男性像などがありますので、銅像探しも面白いですよ。

他にも見どころは各所に!

写真:Hiroko Oji

地図を見る

湖畔沿いから少し内側に入ったところにあるのが、運河に架かる跳ね橋と教会。この橋は1916年に起こった洪水時に緊急の橋がかけられ、その後今の跳ね橋がかけられて史跡として残されているものです。

その背後にある教会は聖ヴィンセンチウス教会。5連で構成される主祭壇に白壁に木製枠装飾とステンドグラスや説教壇が美しい教会内です。

他にも見どころは各所に!

写真:Hiroko Oji

地図を見る

湖沿いの遊歩道を歩いていると、移動車や屋台で販売されるファストフードにも出会えます。

オランダ風ワッフルだけでなくフルーツやクリームで彩られたベルギー風のものも多く、中には魚料理も並んでいます。フリッターや焼いたり燻製したりしたものに酢漬けのものもあって、パンに挟んで食べ歩きにちょうど良いものが見つかりますので、色々試してみてくださいね。

アムステルダムから日帰り可能なロケーション

フォーレンダムは、アムステルダムからバスで20分ほど。近くのエダムやホールンの町へもバス移動でき、フェリーを利用したら片道45分ほどでマルケン島も訪問が可能なロケーションです。バスの車窓からは長閑で美しい田園&運河風景が楽しめますので、ぜひ余裕のあるスケジュールで、足を延ばしてみてくださいね。

2023年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2023/04/19 訪問

- PR -

旅行プランをさがそう!

このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -