日本百名山「天城山」、癒し度120%の爽快な登山!

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日本百名山「天城山」、癒し度120%の爽快な登山!

日本百名山「天城山」、癒し度120%の爽快な登山!

更新日:2014/07/14 15:18

sachieのプロフィール写真 sachie 伊豆史女、伊豆専門ナビゲーター

伊豆半島で最も高い山「天城山」は、山をこよなく愛した深田久弥の著書「日本百名山」に名を連ねている有名な山です。そんな山を登山するなら、新緑が芽吹く5月中旬から紅葉が楽しめる11月下旬が、登山を快適に楽しめる季節。都会の雑踏を忘れて、自然の中をゆっくり歩いてみませんか? 今回は、登山ルートの中で登山者に人気が高い、天城高原ゴルフ場から万二郎岳・万三郎岳を周回する「シャクナゲコース」をご紹介します。

天狗が住んでいる山!?

天狗が住んでいる山!?

写真:sachie

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天城山は、伊豆半島の東南部から西南部にかけて位置していて、東京駅から新幹線・電車やバスを乗り継いで、約2時間30分で着けてしまう首都圏から程近くにあります。

最高峰の万三郎岳(1406m)を中心とし、万二郎岳(1320m)・遠笠山(1197m)からなる天城山。万三郎・万二郎など、まるで人の名前の様な呼び名は、昔この山に住んでいたとされる天狗伝説から名付けられたそうです。
天狗が住んでいたと言われるだけあって、今もブナの原生林があり、手つかずの自然がそのまま残されています。そんな自然の中を歩くと不思議に心が和んでしまいます。

登山の起点・終点

登山の起点・終点

写真:sachie

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こちらは、天城高原ゴルフ場下にある天城縦走路入口。万二郎岳・万三郎岳へ向かうには、ここからスタートとなります。この入口の近くに、ハイカー用の無料駐車場やトイレが設置されていて、バス停もすぐ近く。(バスで来る方はJR伊東駅から約1時間、終点「天城高原ゴルフ場」下車)

バスは通年運行されていて、登山の際は帰りのバスの時刻をメモしておくのをお勧めします。
入口にある「天城縦走路案内看板」で、これから通るルート「シャクナゲコース」を確認してから登山しましょう!

童話に出てきそうな、緑のトンネル

童話に出てきそうな、緑のトンネル

写真:sachie

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入口から、桧林や赤茶色した木の肌が美しいヒメシャラなどの木々を見ながら進むと、20分位で万二郎岳登山口の分岐点「四辻(よつじ)」に着きます。分岐点を左方向へ進むと万二郎岳方面。右方面へ進むと、涸沢分岐点へ。帰りは万三郎岳から、この涸沢分岐点を通ります。

ここから左方向へ進んで、55分位で万二郎岳の山頂へ。楓の木・イロハモミジ・イヌツゲなどの樹木が覆い茂って、景色はあまり見られませんが、途中の木々の間から中伊豆方面が望めます。
急斜面な場所には木段が設置され、迷わないようにロープが張られるなど、コースはとても歩きやすく、所々に青と黄色の「縦走路標識」が木などに付けられているので、安心して歩けます。

万二郎岳の山頂からの眺めは、ほとんど望めませんが、唯一見通しが良いのは「ガレ場」(岩場)と言われる場所。頂上から、万三郎岳へ向かって歩くとすぐにあり、ここからは東伊豆方面や相模湾が見渡せます。風の通り道になっているのか、風が心地良く、絶景も加わって、気分爽快になれるポイント。

そんなガレ場を過ぎると、まるで馬の背中のような細い道が続く「馬ノ瀬」があります。
下まで続く崖崩れが見られ、スリル満点です。しばらく歩くと、今度はうって変わって、ご覧(写真)のような景色が。
ここは、木がトンネル状になった「アセビのトンネル」と呼ばれる場所。心まで浸み入るような緑はとても優しく、思わず癒されてしまう場所です。この木は「アセビ」で、ここは群生地になっていて、毎年3月〜5月頃に、小さくて白い可愛らしい花を咲かせます。
アセビの木は、歩くとよく見られますが、これほどまで見事なアセビが見られるのはここだけで、見逃せないスポット!

ここだけでしか見られない!可憐で美しい花

ここだけでしか見られない!可憐で美しい花

写真:sachie

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うっとりしてしまいそうな、この美しさ!
可憐で美しい花は「アマギシャクナゲ」と呼ばれる花です。この花は、天城山固有の種類で、天城山一帯にしか自生していません。先程ご紹介したアセビのトンネルを抜けると、シャクナゲの群生地があり、毎年5月頃、このような素晴らしい花が沢山咲いています。

花はピンク系が多いのですが、万三郎岳の直下に、珍しい白い花が見られるので、花の時期に訪れた際は、是非ご注目! 写真だけでも、香りが漂ってきそうですが、実際匂いを嗅いでみると、何とも言えない甘〜い香りがします。是非、顔を近づけて思う存分香りを楽しんでみて下さいね!

天城山の主峰

天城山の主峰

写真:sachie

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シャクナゲの群生地を通り過ぎ、今まで道になかった急な木段を登ると、万三郎岳の山頂へ到着! 万二郎岳から万三郎岳までは、約70分です。山頂から、ほとんど眺望が望めませんが、緑に囲まれた中で見上げる空の青さは、きっと格別に感じることでしょう。
この山は、とにかく木が多いですが、「天城つつじ(ミツバツツジ)」・「豆桜」など、この地方ならではの木に出会えるのも登山の魅力の一つ。

帰りは、山頂から涸沢分岐点へ。斜面のブナ林の木段を下りきると、約55分で涸沢分岐点へ着きます。この分岐点は分かりにくいため、うっかりして真っすぐ進んでしまう人が多いので、分岐点に設置された看板を見落とさないようにして下さいね。
分岐点を右へ進むと、木が覆い茂る樹林帯が続きます。この一帯は、あまり日が当らないのか、ぬかるんでいる所や道幅が狭いためなどで、滑落事故が多く発生。そのため、通る際は十分注意が必要! そんな場所を通り抜けると、分岐点から約55分で、先程ご紹介した「四辻」へ。四辻から天城高原ゴルフ場方面へ向かえば、ゴールすることができます。

おわりに

登山コースは、案内表示や目印看板があって安心ですが、万が一迷った場合は、すぐに元のコースに戻って看板に書かれている田方地区消防本部(0558−75−0119)へ連絡するなど、注意して進みましょう。

途中に水飲み場などはないので、事前に必ず用意しておくことをお勧めします。シャクナゲコースは、全長8.4km・約4時間35分とありますが、あくまでも目安なので時間に余裕を持った登山計画をたて、天候をチェックしてから登山を楽しんで下さいね!
緑の中を歩けば、気分は「スッキリ」爽やか。リフレッシュでき、山へ登った達成感は何よりも最高ですよ!

掲載内容は執筆時点のものです。 2011/09/07−2014/05/24 訪問

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