漫画『SLAM DUNK(スラムダンク)』といえば、累計発行部数が1億2000万部を超えるバスケットボールを題材にした漫画。国内のみならず、アジアを中心に海外でも絶大な人気を誇っています。
そして1996年の連載終了から実に25年以上も経過した2022年12月、映画『THE FIRST SLAM DUNK』が公開され、異例のロングヒットになっているのはご存じのとおりです。その映画公開後、秋田県のとある神社を訪ねる人が増えているのです。
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地図を見る映画『THE FIRST SLAM DUNK』では原作のコミックスになかったシーンも追加されているのですが、その中でも印象的なもののひとつが山王工業高校のエース・沢北が神社を参拝するというシーンです。
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地図を見るその沢北が参拝していた劇中の神社にそっくりだということで、早くからファンの間でも話題になっていたのが秋田県由利本荘市にある「森子大物忌神社」。映画公開以来、聖地巡礼に訪れるファンが絶えない神社になっているのです。
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地図を見る原作では高校生ナンバーワンプレイヤーとして描かれていた沢北。既に渡米が決まっていた沢北が、ここでとある願掛けをし、それは見事に成就する形となるのですが・・・。
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地図を見る沢北がトレーニングも兼ねて駆け上がる石段の数、そして秋田杉に囲まれたうっそうとした雰囲気などは確かにここがモデルであると確信できるもの。映画のワンシーンに存分に浸ってみましょう。
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地図を見る余談ではありますが、本殿前にはファン向けのカウンターが置かれています。どこから来たのかを選んで国別のカウンターを回すのですが、驚くなかれこんなところまでやってくる海外のファンも少なくないのです!改めてスラムダンクのワールドワイドな人気とそのファン達の行動力に驚いてしまいますね。
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地図を見る日本百名山のひとつ、秋田県と山形県にまたがる鳥海山は古くから度々噴火を繰り返してきた火山ゆえに山岳信仰の対象となっていました。修験道の修行場ともなった鳥海山にはいくつもの登拝道があり、森子大物忌神社は鳥海山の登拝口に建立された遥拝所だったのです。
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地図を見る森子大物忌神社の拝殿、幣殿は山岳信仰の地に残る貴重な近世の宗教建築物として平成23年に国の史跡に指定されています。本殿には雲龍の彫刻などだけでなく、どことなくユーモラスな力士像が配置されているのもちょっと面白いので探してみてください。
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地図を見る本殿周辺の秋田杉はとくに見事な巨木が多く、うねる様に伸びるご神木もその迫力に圧倒されそうになります。日本には数多くの杉がありますが、その中でも秋田杉は日本三大美林に数えられます。石段の参道脇にも秋田杉の林が広がっていますので、真っ直ぐ伸びた見事な杉にも目をやってみましょう。
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地図を見る森子大物忌神社へのアクセスは車が現実的ですが、公共交通機関でも訪れることは可能です。最寄りの駅は由利高原鉄道「黒沢駅」となります。下車後徒歩25分ほどという距離はありますが、のどかな田園風景を眺めつつ歩いて訪れるのもオススメ。
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地図を見る何よりもスラムダンクの聖地巡礼気分を盛り上げてくれる、この駅名標!
「くろ”さわ”えきに”きた”よ」
と表示されたボードには山王工業高校のユニフォームと沢北のナンバーである9を使って「森子大物忌神社まで走って!?9分」とユーモアたっぷりに書かれています。ファンなら思わずニヤリとしてしまうこと間違いなしの撮影スポットになっています。
駅から神社までは約2kmの道のり。たとえ道に迷ってしまっても、要所要所には案内看板がありますので、まず無事に辿り着けるかと思います。
ちなみに由利高原鉄道はJR羽後本荘駅と接続していて、列車の本数も平日なら1日13往復、そして金・土なら14往復と、1時間に1本程度は走っているのでじゅうぶん予定に組み込んでも問題ありません。そしておばこ姿の列車アテンダントが乗るのも由利高原鉄道の名物!ちなみに列車アテンダントが乗る列車は時刻表に掲載されていますので調べてみては!?
そしてここまで来たなら、能代市にある山王工業高校のモデルとなった能代工業高校(現在は秋田県立能代科学技術高等学校)や能代バスケミュージアムにも足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。日本でも有数のバスケの街、秋田を楽しみましょう!
住所:秋田県由利本荘市森子字八乙女下99
駐車場:あり
参拝自由
2023年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/14更新)
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