カラフルな「菊回廊」と紅葉!奈良「長谷寺」で秋の絶景を満喫

カラフルな「菊回廊」と紅葉!奈良「長谷寺」で秋の絶景を満喫

更新日:2023/10/17 17:23

モノホシ ダンのプロフィール写真 モノホシ ダン 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
奈良県桜井市にある「長谷寺」は、初瀬詣でにぎわい『源氏物語』などの古典文学にもその名が残る名刹です。また長谷寺は、春の桜や牡丹、初夏の紫陽花、秋の紅葉、冬の寒牡丹などが楽しめる“花の御寺”としても知られています。その長谷寺で、紅葉シーズンを前に新たに始まったイベントが、「嵐の坂」を色とりどりの菊の花で埋め尽くす「菊回廊」です。花の御寺・長谷寺で、秋の絶景を満喫してみませんか?

新たなイベント「菊回廊」と長谷寺のシンボル「登廊」

新たなイベント「菊回廊」と長谷寺のシンボル「登廊」

写真:モノホシ ダン

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長谷寺の御本尊・十一面観世音菩薩像(重文)は、像高約10mの日本最大級の木造仏です。十一面観世音菩薩像は、本堂の外からでも観音様のお姿を見てお参りできますが、春と秋の年2回、期間限定で特別拝観を開催しています。

特別拝観では、普段は関係者以外、立ち入ることができない国宝の本堂の内々陣に入り、観音様のお御足に触れてご縁を結ぶことができます。

なお御本尊大観音特別拝観では、仁王門前の拝観受付で入山共通券(1300円)の購入がお得です。「菊回廊」で長谷寺を訪れたら是非「ご縁」を結んでみてはいかがでしょうか。

<本尊大観音尊像特別拝観の基本情報>
期間:2023年10月7日(土)〜12月10日(日)
時間:9:30〜16:00(但し、拝観は16:30まで)
料金:1000円(入山料500円別途)

新たなイベント「菊回廊」と長谷寺のシンボル「登廊」

写真:モノホシ ダン

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仁王門をくぐると本堂まで続く長い「登廊(のぼりろう)」が延びています。本堂とともに長谷寺を象徴する風景のひとつで、上・中・下の三廊に分かれた全399段の階段です。

天井には風流な長谷型灯籠が78基吊るされています。タイミングがあえば、灯籠に明かりがともる幻想的な光景にも出会えます。

新たなイベント「菊回廊」と長谷寺のシンボル「登廊」

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「菊回廊」の開催場所である「嵐の坂」は、下登廊と中登廊の接続部である繋屋の前にある石段です。

嵐の坂は今年、同じ奈良の西国霊場である岡寺、壺阪寺とを巡ってそれぞれのお寺の紫陽花を楽しむ「大和三大観音 あぢさゐ回廊」で、長谷寺のメイン会場となったところです。

約100種類500鉢の菊の花が並ぶ「菊回廊」

約100種類500鉢の菊の花が並ぶ「菊回廊」

写真:モノホシ ダン

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「菊回廊」では、約100種類500鉢の菊の花が並びます。一番手前の鉢植えはハート型に置かれていて思わず笑みがこぼれます。11月後半から12月初頭にかけては、菊花と紅葉の競演を楽しむこともできます。

約100種類500鉢の菊の花が並ぶ「菊回廊」

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菊の原産国は中国で、日本には奈良時代に薬草や観賞用植物として伝来しました。やがて江戸時代になると、国内において菊の品種改良が盛んとなり、大きさや花の形、色、姿によって様々な日本独自の品種が誕生しました。

菊は日本の伝統を語る上で欠かせない花の一つであり、皇室の紋にも菊があしらわれており、秋には各地で菊花展が開かれるなど、日本を象徴する花として広く認知されています。

約100種類500鉢の菊の花が並ぶ「菊回廊」

写真:モノホシ ダン

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嵐の坂の菊回廊は、ただ眺めるだけでなく、鉢の間を縫ってつづら折りに歩くことができます。坂を上がりきったところには、長谷寺を開山した徳道上人を祀る開山堂があります。

紅葉シーズンの必見スポット「床もみじ」

紅葉シーズンの必見スポット「床もみじ」

写真:モノホシ ダン

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長谷寺は、紅葉シーズンになると、全山がモミジで赤く彩られます。登廊を登る道中からの景色は長谷寺ならではの光景です。

紅葉シーズンの必見スポット「床もみじ」

写真:モノホシ ダン

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嵐の坂は、頭上を燃えるようなモミジに覆われます。ここから開山堂を経由して本堂に向かうこともできます。

紅葉シーズンの必見スポット「床もみじ」

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紅葉の時期の必見スポットが、本堂東側から礼堂の中の光景です。礼堂の床は、秋になると真っ赤に染まる「床もみじ」に。床の向こうに浮かぶ賓頭盧尊者像(びんずるそんじゃぞう)のシルエットも印象的です。

「大黒堂」をお参りして福徳円満のご利益を持ち帰ろう

「大黒堂」をお参りして福徳円満のご利益を持ち帰ろう

写真:モノホシ ダン

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長谷寺の本堂(国宝)は、断崖絶壁に建てられている懸造(かけづくり)で「長谷の舞台」とも呼ばれています。映画のロケ地としても有名で、最近では岡田准一さん主演の映画『燃えよ剣』にも登場しました。

舞台からは、目の前に愛宕山を望み、右手には五重寶塔がそびえたち、長谷寺で人気のスポットの一つになっています。

「大黒堂」をお参りして福徳円満のご利益を持ち帰ろう

写真:モノホシ ダン

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長谷の舞台からは、相対するように建つ本坊(重文)が見えます。総檜造りの大殿堂で、事相・教相の根本道場である講堂や書院などがあります。

「大黒堂」をお参りして福徳円満のご利益を持ち帰ろう

写真:モノホシ ダン

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ほかに本堂エリアで紅葉の美しいのが「大黒堂」です。長谷寺は、大和の七福神と大和信仰の原点である三輪山を参って、8つの福宝をいただくおめでた詣りである「大和七福神八宝霊場」に属しています。

大黒天は、大和七福八宝の神様の一人として、五穀豊穣や商売繁盛など、主にお金にまつわるご利益がいただけます。石造りの大きな打ち出の小槌と福袋に触れて、福徳円満のご利益をたくさん持ち帰りましょう。

同時開催の「大和三大観音 もみじ回廊」も楽しみたい

同時開催の「大和三大観音 もみじ回廊」も楽しみたい

写真:モノホシ ダン

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「菊回廊」との同時開催のイベントでは、2022年(令和4年)から始まった「大和三大観音 もみじ回廊」があります。

それぞれが花の名所として名高い「長谷寺」「岡寺」「壷阪寺」が連携した「大和三大観音はるかぜ回廊」、「大和三大観音あぢさゐ回廊」の紅葉バージョンで、テーマは「紅く染まる紅葉と美しい宝塔」です。

長谷寺の「五重寶塔」は、奈良県で屋外に建つ4つの五重塔の中で最も新しい1954年(昭和29年)の建立で、その容姿の美しさから“昭和の名塔”と呼ばれています。

同時開催の「大和三大観音 もみじ回廊」も楽しみたい

写真:モノホシ ダン

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五重寶塔の建つ西の岡から本堂を眺めてみましょう。言葉にできないほどの美しい紅葉に包まれた本堂の佇まいを見ることができます。

同時開催の「大和三大観音 もみじ回廊」も楽しみたい

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なお「大和三大観音 もみじ回廊」期間中には、各寺で枚数限定の特別切絵朱印(1部1000円)、並びに3ヶ寺のご朱印を納める特製台紙(300円)が授与されます。

長谷寺の特別切絵朱印には「五重寶塔」と長谷寺のシンボル「長谷型灯籠」がデザインされています。参拝の記念に授かってみてはいかがでしょうか。

<大和三大観音 もみじ回廊の基本情報>
開催期間:2023年10月7日(土)〜12月10日(日)

花の御寺・長谷寺の単独イベント「菊回廊」へ行こう!

いかがでしたか。長谷寺の「菊回廊」のほかに「大和三大観音 もみじ回廊」では、岡寺でも単独イベント「もみじ回廊 岡寺紅葉ライトアップ」が開催されます。2023年の秋は、日本最古の観音霊場、西国三十三所観音巡礼で、菊と紅葉とライトアップを楽しんでみてはいかがでしょうか。

2023年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2021/11/25−2023/10/10 訪問

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