写真:月宮 うさ
地図を見る「知床観光船おーろら」の出発地は、知床半島中部に存在する北海道斜里(しゃり)町「ウトロ港」。観光船・クルーザー等の拠点にもなっている漁港です。
まずはチケットを買いましょう。コースは2種類ありますが、知床岬を見ることができるのは3時間45分の船旅の「知床岬航路」になります。1つだけ注意していただきたいことが。それは、1日1便であること!記事一番下のMEMOリンクから時刻表を必ず確認して、間に合うように向かいましょう(出航の15分前には乗船手続きをお済ませください)。
チケットはホームページから予約もできますので、夏の観光ピークシーズンに知床滞在を予定されている皆様は、予約をオススメいたします。
※もう1つのコース「硫黄山航路」は、知床岬を見ることはできませんが、1時間45分と約半分の時間で絶景を楽しむことができます。お時間に合わせてコースを選ぶのもよいでしょう。
写真はウトロ港の風景です。中央に見える大きな船が「知床観光船おーろら」。
そして、この眺めは知床八景にも数えられている、高さ60mの「オロンコ岩」からの眺めです。岩には階段があり、登ることができますので、乗船の前後に立ち寄ってみてはいかがでしょう?170段の石段を登れば、眼下に広がるのは青い海に知床の大自然、そしてウトロの町並みです。ウトロ港からオロンコ岩までは、歩いて向かえる近さです。
写真:月宮 うさ
地図を見る船がウトロ港を離れると、大自然が目の前に飛び込んできます。
知床八景の1つ「プユニ岬」は出航後すぐに見えてきますので、見逃さないように船内に流れるガイドアナウンスにも注目しましょう!船からは切り立った断崖絶壁に、数々の海食洞(=侵食により断崖にできた洞窟)、沢山の美しい滝の数々。自然が造る芸術から目が離せません!
写真は、目的地の知床岬近くにある「カシュニの滝」。断崖絶壁から海へ落ちる美しい滝と、いくつもの海食洞が広がる絶景ポイントの1つです。
写真:月宮 うさ
地図を見る目線を少し上に上げて、山々も眺めてみましょう。そこに見えるのは、知床半島の中央部に連なる「知床連山」。船の上から眺める知床連山は、陸の上からとは、また違う顔を見せてくれます。
写真は「知床硫黄山」。山肌の一部分が黄色く露出している風景を、船から見ることができます。また、この辺りには知床硫黄山を源流とする、カムイワッカ川の水が海に直接落ちる「カムイワッカの滝」があります。滝の周りは、硫黄により海が黄色く変色していますので、その様子も是非観察してみてください。
カムイワッカの滝は、知床八景の1つ「カムイワッカ湯の滝」の最終地点です。
写真:月宮 うさ
地図を見る「知床観光船おーろら」からは、野生動物の姿も見ることができます。岩の上にはオオセグロカモメやウミウのコロニー(群生地)が広がり、なだらかな海岸線をエゾシカが駆けています。運が良ければヒグマやイルカに出会えることも!陸・空・海に360度に注目です!
写真:月宮 うさ
地図を見る「知床観光船おーろら」に乗船してから約1時間半を過ぎたころ、白と黒の「知床岬灯台」が見えてきます。そして視界に広がる風景は、断崖絶壁の上に広がる台地。ここが目的地の「知床岬」です!
船内では旅の思い出になる「知床岬視察証明書」を発行してもらえます。
知床岬は、特別保護地区として厳重な管理されており、道路や港を造ることができません。そのため一般の観光客は、観光船からしか眺めることができない地なのです。
ここまで来たならば、北の果てを目に焼き付けてくださいね!
知床は、アイヌ語で「シリ・エトク」と呼ばれる、大地の突端を意味する場所。日本最後の秘境とも言われています。ここには、大自然の脈動感じる絶景がたくさんあります!
知床に来たならば「知床観光船おーろら」で、その景色を眺めてみませんか?
そして、北の果て「知床岬」を自分の目で眺めましょう!
知床観光船おーろらの運行期間は、4月末〜10月末。知床岬航路については、6月1日〜9月30日までとなっています。
その後は、少しの間休んで、網走市で「網走流氷観光砕氷船 おーろら」として活躍します。こちらは聞いたことがある方も多いことでしょう。乗船時は、あの流氷の中を進む船!なんて思うと、特別に感じることでしょう♪
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(2024/11/5更新)
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