写真:Hiroko Oji
地図を見るオランダの首都アムステルダムにある「アムステルダム国立美術館」は、1800年にオランダ総督ルブランがハーグで開いた展覧会で展示された作品が基礎となった美術館です。1808年にナポレオン1世の命によりアムステルダムに移転し、1885年に現在の場所に開館しました。設計者はアムステルダム中央駅と同じペトルス・カイパース。建物自体の美しさにも定評があります。
10年に及ぶ大規模な改修工事を終えて2013年4月に再オープンしており、1日に14,000人もの来館者を集める世界初の「閉館日なしの365日開館」の美術館です。
写真:Hiroko Oji
地図を見るこのアムステルダム国立美術館の南側にはミュージアム広場まで続く水をたたえる水路が設置され、遊歩道沿いではたくさんのチューリップが咲き誇る美しい庭園風景で目を楽しませてくれます。
写真:Hiroko Oji
地図を見るミュージアム広場にはゴッホ美術館や市立美術館、コンセルトヘボウという音楽の殿堂が面しており、芝生の上でゆっくりくつろげる空間が広がっています。
写真:Hiroko Oji
地図を見るアムステルダム国立美術館は、事前のチケット予約が必須となり日にちと時間指定も必須となっています。館内に入ってまず目に入るのがカフェやインフォメーションのある広々としたグランドフロアになっており、展示室へは階段を上っていきます。
館内には全部で80もギャラリーがあり、オランダを中心とした12世紀〜20世紀にいたる8,000点以上の芸術作品と歴史的物品が時代ごとに展示されています。特に17世紀のオランダ黄金期の作品が評価され、ひとつのフロアに集められています。
また、鎖国中の日本とも取引があった東インド会社のコレクションなどもあり、長崎の出島の模型や出島を模った作品なども含めて当時の東洋芸術に触れられるのも特徴のひとつです。
写真:Hiroko Oji
地図を見る必見作品はなんといっても17世紀を代表するレンブラントの「夜警」。縦3メートル63センチ、横4メートル37センチの大作で、火縄銃手組合の市民自警団が出動する間際の様子が描かれています。2019年から修復中ですが、ガラス越しに見ることができ、詳細な描写に美しい光・躍動感に感動することまちがいありません。
また、数多くのフェルメールの作品を保有し『牛乳を注ぐ女』『手紙を読む青衣の女』なども必見ですが、他の美術館などへ出張している場合もありますので訪問する場合は確認しておくとよいでしょう。
写真:Hiroko Oji
地図を見るかの巨匠ゴッホの自画像もさりげなく展示されているので見逃しかねません。見たい方はどうぞご注意を!自画像をたくさん描いているゴッホですが、これは1887年の自画像です。
写真:Hiroko Oji
地図を見る館内には”世界一美しい図書館”と呼ばれている場所があります。それがメインのギャラリーである「名誉の間」と同じフロアにあるこの図書館。カイパース・ライブラリーと呼ばれ、図書館全体を見渡せるバルコニーから見るのがおすすめです。
足元から天井近くまでぎっしりと書棚に並ぶ蔵書の数々の美しい眺めですので、名作とあわせてぜひお見逃しなきように。
写真:Hiroko Oji
地図を見るまた建物自体の美しさにも定評があります。各展示室の出入り口の上部には美しい装飾画が施され、柱頭装飾のある柱などにも優雅さがうかがわれます。
写真:Hiroko Oji
地図を見るまた壁面や天井の装飾画に窓の美しいステンドグラスがあるグレートホールも必見です。
写真:Hiroko Oji
地図を見るこの美術館内に展示されているのは巨匠たちによる名画ばかりではありません。豪奢な銀製品にデルフト焼きの骨董、美しい装飾の家具にジュエリーの数々にうっとりするばかりのひと時です。
細かい繊細な金色の装飾や木彫りやモザイクが施されたキャビネットや時計台、タペストリーなどに王室の宝飾品やベッドなどなど、目を瞠るばかりとなります。
写真:Hiroko Oji
地図を見るオランダといえばデルフト焼き。16世紀から生産されている青と白の陶器で、白色の釉薬を下地にしてスズ釉薬を用いて彩色・絵付けされたもの。そうしたデルフト焼きの壺や、中にはバイオリン型のものもあってその展示の豊富さに脱帽です。
写真:Hiroko Oji
地図を見るまた豪奢な銀製品の数々がずらりと並ぶ眺めは豪華そのものです。
写真:Hiroko Oji
地図を見る美しいドールハウスも見所になります。豪華な室内を緻密に再現したドールハウスを見ていると、その空間の中に引き込まれて自分がそこに存在しているかのような錯覚に陥ってしまいます。
写真:Hiroko Oji
地図を見るさらには勇壮なる帆船の模型や古い大きな地球儀もたくさん展示されていて、当時の大航海時代を彷彿させてくれます。
写真:Hiroko Oji
地図を見るオーボエや鍵盤楽器の数々も展示されていて、展示内容の幅広さも見事な国立美術館です。
住所:Museumstraat 1,1071XX Amsterdam
電話番号:+31-20-674-7000
開館時間:9:00〜17:00
アクセス:
トラム1・7・19番のRijksmuseumで下車
トラム2・5・12番のMuseumpleinで下車
2023年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/13更新)
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