写真:Hiroko Oji
地図を見る映画『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台の一つとなったミラベル宮殿から徒歩5分以内、マカルト広場に面した三位一体教会に続く元神学校だった建物に入るのが「ガストハウス・イム・プリースターゼミナール」です。
近くにはモーツァルトハウス(ゲトライデガッセの生家が手狭になったため引っ越してきて、1773年からの住まいとなった家)もあり、ミラベル庭園もすぐそばです。
写真:Hiroko Oji
地図を見る三位一体教会に向かって左側に続く建物の階段を上がればホテルのフロントに繋がります。
フロントの開いている時間は8:00〜16:00。チェックインタイムは14:00〜16:00と短いのですが、あらかじめ連絡しておくと8時以降の午前中であっても可能であればお部屋の用意をして通してくれます。時間外は扉横のインターホンを利用しますが、宿泊中は部屋の鍵で出入りができます。
写真:Hiroko Oji
地図を見るホテル内には素敵な中庭を取り囲む回廊があって、回廊から三位一体教会も見上げられます。
この三位一体教会は、中央に円形のドームを持つ青い屋根と両脇に建つ左右対称の二つの時計塔が目印。ミラベル庭園も設計したオーストリア・バロック建築の巨匠により設計され、1694年に建設が開始。1702年に完成のバロック様式で統一された教会です。教会内の丸天井を彩るフレスコ画は一見の価値があるものです。
写真:Hiroko Oji
地図を見るお部屋へは、この回廊をぐるりと回ってちょうど教会の裏側にあたる扉から建物内に入ることになります。回廊の角には朝食ルームへの入り口が設けられています。
写真:Hiroko Oji
地図を見る教会施設の建物を使っているので階段しかないと思いがちですが、きちんとエレベーターも設置されていて、重い荷物を持っていても安心です。
写真:Hiroko Oji
地図を見るエレベーター前や各階の廊下の所々には心が和むような教会らしい装飾も見られます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る全52室ある客室はシングルルームとダブルルームがそれぞれ23室、アパートメントが6室で、すべてエレベーターでアクセスできます。
元神学校だった建物なので、簡素な造りで壁には飾り気のない十字架の装飾があり、天井の高さは3メートルから4メートル半。開放感のあるゆったりした室内で、どの部屋もシンプルかつスタイリッシュな内装になっています。
写真:Hiroko Oji
地図を見る廊下側のドアから入ると左右に分かれてバスルームとトイレがあります。そして正面に客室へのドアがあるので、客室内では二重の扉を閉めておけば建物内からの物音はほぼ聞こえず、とても静かです。
室内にはセーフティボックス付きでたくさんのハンガーと棚のあるクローゼット、デスクセットがありますが、テレビやミニバーなどはありません。ベッドそばにもコンセントがあって充電しやすく、無料Wi-fiもサクサク利用できます。テレビが無くても静かにのんびりと過ごせる空間はなぜか心地よく感じられます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る電気ポットとコーヒー紅茶セットがあるのは嬉しいポイント。観光の合間にお部屋に戻ってきて寛ぐことも可能です。
写真:Hiroko Oji
地図を見る清潔感のあるバスルームはシャワーのみですが、温度調節がしやすく、すぐに熱いお湯が出てきて水圧や水捌けも良好。ドライヤーやティッシュも備えられています。バスアメニティはシャンプーとボディーソープが一緒になったボトルのものだけですので、他に必要な方はご持参されるとよいでしょう。
写真:Hiroko Oji
地図を見る部屋によって多少の違いはあり、こちらの部屋ではトイレは別室。ただし手を洗うところはないので、結局バスルームに入って手を洗うことになってしまいます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る回廊の角の扉を開けると、奥に続く広い朝食ルームになっています。ビュッフェ台が並ぶスペースのほかに、可愛らしい装飾が施されたテーブルが並ぶお部屋が3室に分かれ、7:00〜10:00の間に戴くことができます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る多種類のハム&チーズ、ヨーグルトやフルーツ、スプレッドに手作りジャム各種、シリアル類などが並びます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る彩鮮やかなパプリカ、トマトやキュウリ、ピクルス、ゆで卵などもあって、良心的な宿泊料金でも種類豊富で満足できる内容。しっかりエネルギーチャージして元気に観光へ出かけられます。
世界遺産の町ザルツブルグは見所の多い観光地ですので宿泊料金もそれなりに高くなりがち。そんな中でリーズナブルで落ち着いて心地よく滞在できる「ガストハウス・イム・プリースターゼミナール」は、ロケーションの面からもおすすめです。
近くにはミラベル宮殿・庭園があり、旧市街へもザルツァッハ川に架かるマカルト橋を渡ればすぐ。徒歩数分の所にはザルツブルグ中央駅やザルツカンマーグート方面、ヘルブルン宮殿やウンタースベルクなど近郊へのバスが発着するバスターミナルもあり、お出かけにもとても便利です。
この「ガストハウス・イム・プリースターゼミナール」を拠点として、ぜひザルツブルグや近郊の観光をお楽しみくださいね。
2024年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
Hiroko Oji
旅の計画を練り、現地でその土地ならではの経験を楽しみ、帰ってきたら写真の整理をして旅行記や記事を書くと、一つの旅で3〜4回楽しんでいます。アメリカで大自然の偉大さに圧倒され、人生観が大きく変わりました…
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