北海道・奥尻島「奥尻ワイナリー」。ここは日本で唯一の離島ワイナリーで、ぶどうの栽培から出荷までを全て奥尻島で行っています。
島内はブナの原生林が覆い、美味しい水が豊富な環境。そして潮風が運ぶ海からの贈り物、ミネラルを豊富に含んだ土壌。このような環境の中に育つぶどうでつくられたワインは、日本でもここでしか味わえない特別なものです。
島のワインづくりの歴史は、1993年島に壊滅的被害をもたらした「北海道南西沖地震」の復興からはじまります。島の雇用拡大のために・将来のために「良いワイン、奥尻ブランドをつくりたい」の思いから、奥尻ワイナリーが生まれます。ぶどう栽培が始まったのは1999年。台風や塩害などの対策に試行錯誤を重ね、荒野は美しいぶどう畑に変わりました。2008年にワイナリー設立、そして2009年にようやく念願の初出荷を迎えます。
そんな奥尻産ワイン「OKUSHIRI」シリーズは、口に含んでみるとほんの少し潮の香りを感じます。ラベルに描かれた島のシンボル「なべつる岩(鍋釣岩)」も美しく印象的!
海を感じるワインをいただいてみませんか?
「奥尻ワイナリー」では、工場見学をすることができます。
見学は前日までの電話予約制、北海道・奥尻島への旅行が決まりましたら申し込みをしましょう。
※申し込みは、記事一番下のMEMOリンクから「奥尻ワイナリー」のHPをご参照ください。
工場見学の最初は、開放感あふれる広いエリアからはじまります。ここでは、こだわりのぶどう栽培について、映像を通して学ぶことができます。
また、お楽しみの試飲タイムやお買い物もこちら♪ワイナリー限定ラベルや、ワインを使ったシャーベット・ドレッシングなども販売しています!
写真:月宮 うさ
地図を見るずらっと並ぶ40基の貯蔵タンクで、ワインを醸造します。「奥尻ワイナリー」は、ただ見るだけではなく、どのようにしてワインがつくられるのかを学ぶことができる場所。ワインをつくっている時期は、発酵中のタンクの中まで見ることができます。耳を澄ませば発酵するワインの声を聞くこともできるかもしまれません。
工場が動いていない時期も、色々な設備・道具を間近で観察することができます。1つ1つわかりやすく丁寧に説明していただけますので、勉強にもなりますよ。
写真:月宮 うさ
地図を見る並んだ樽は100個以上!ここは、ワインを寝かせ熟成させるための場所。そして、この樽もワインの味を左右する大切なアイテムです。奥尻ワイナリーで使用している樽は1つ約30万円のフランス製のオーク素材。奥尻島で育てられるぶどうによく合う、こだわりの樽です。
奥尻ワイナリーの付近には、広大なぶどう畑が広がっています。
ぶどう畑のはじまりは、1999年に島に自生する山葡萄(やまぶどう)を植えることからはじまりました。その後ワイン用品種の栽培を始め、現在は6万本以上のぶどうが育てられています。北海道で初めてヨーロッパ品種を育てることにも成功したのも奥尻島!現在は11種類のぶどうが島の大地を彩ります。
また、収穫にもこだわりがあります。ぶどうはすべて手摘み。愛情込めて育て、1つ1つ丁寧に摘みます。奥尻島のワインには島民のこだわりと思いが詰まっているのです。
余談ですが、奥尻ワイナリー隣のホテル「緑館」からは、ぶどう畑ビューの展望が楽しめます!いい温泉もありますので、宿泊にオススメです。美味しい三平汁もいただけますよ♪
※三平汁=昆布出汁で、塩漬けした魚と根菜を一緒に煮込んだ、北海道の郷土料理。
奥尻ワイナリーのワインは、生産量が少なく希少価値が高い美味しいワインです。そんなワインを飲んでみたくはないですか?奥尻島に来たならば、是非「奥尻ワイナリー」へお立ち寄りください。
そして、震災から復興した活気あふれる「奥尻島」を見てください!
美味しいワインと海の幸、そして大自然が皆様をお待ちしています。
※函館空港旅客ターミナルビル2F売店ポルックス「奥尻物産品直販コーナー」でも「奥尻ワイン」を購入することが可能です。(直営店)
※奥尻島までのアクセスは、函館空港から飛行機、もしくは江差町・せたな町からフェリーが出航しています。
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(2023/12/7更新)
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