光の彫刻空間も!麻布台ヒルズ・新生チームラボボーダーレスの魅力

光の彫刻空間も!麻布台ヒルズ・新生チームラボボーダーレスの魅力

更新日:2024/02/16 10:03

松田 朝子のプロフィール写真 松田 朝子 トラベルジャーナリスト、ライター
森ビルデジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレス(以下、チームラボボーダレス)が2024年2月9日、麻布台ヒルズでオープンしました。2022年8月にお台場のチームラボボーダレスがクローズしてから1年半、全体で50以上のアートは、部屋から移動して他のアートと影響し合って新しい形に!今回は見どころたっぷりのチームラボボーダーレスの魅力をご紹介します。

麻布台ヒルズで再スタートしたチームラボボーダーレス

麻布台ヒルズで再スタートしたチームラボボーダーレス

写真:松田 朝子

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東京タワーのすぐそばで2023年11月にオープンした麻布台ヒルズは、延べ面積8.1haという規模の街区。

チームラボボーダレスは、麻布台ヒルズのガーデンプラザBに位置します。場所は神谷町駅直結の地下1階なのでアクセスもスムーズ。なお、「チームラボボーダレス」とは、アート軍団「チームラボ」の境界のないアート群による“地図のないミュージアム”です。

アートは早速エントランスから。モノトーンの天井から壁に描かれた「teamLabBorderless」の文字は、「人間はカメラのように世界を見ていない / People Don’t See the World as through a Camera」という作品です。

麻布台ヒルズで再スタートしたチームラボボーダーレス

写真:松田 朝子

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エントランスの指定の場所(床に×マークがあります)から写真を撮るとこのように「teamLab Borderless」の文字が空間に浮き上がります。でも、肉眼だとどこから見ても文字は浮き上がりません。

「人間はレンズのように世界を見ていない」というのは、チームラボ設立当初からのテーマで、レンズや透視図法とは違った、空間の平面化の論理への模索を表したものだと言います。

「ライトスカルプチャー - Flow」で光の彫刻空間に没入する

「ライトスカルプチャー - Flow」で光の彫刻空間に没入する

写真:松田 朝子

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今回初公開の「ライトスカルプチャー - Flow」シリーズ は、従来より物質的でない彫刻、「境界面の曖昧な空間彫刻」を創ってきたチームラボの「光の彫刻空間」です。複数の異なる作品群で構成されていて、壁、床、天井にびっしりと埋め込まれたライトが、向きを変えたり様々な色彩を放ったりしながら、空間に光の彫刻を生み出していきます。

「ライトスカルプチャー - Flow」で光の彫刻空間に没入する

写真:松田 朝子

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「Birth」は、外側へと流れ続ける光による彫刻。外側に流れているはずの光は、そこに連続性や秩序が生まれると、新たな別の存在が。中心部に形成された太陽のような光は、あたかも一つの生命体のように見えてきます。

「ライトスカルプチャー - Flow」で光の彫刻空間に没入する

写真:松田 朝子

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「ライトスカルプチャー - Flow 」シリーズでは、光が生み出す空間や立体物が、インタラクティブに動くことで、違ったアートに変化していく様が楽しめます。中には、「人々と共に蒸発する光」のように、触れることのできる光もあります。光の線の中心に手をかざすとピカッと光って消えます。見ている側はこれらの彫刻に包まれて、いつしか光の空間へ没入するという、未だかつてない体験ができるでしょう。

球体群に満たされた空間で様々な光と戯れる

球体群に満たされた空間で様々な光と戯れる

写真:松田 朝子

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Bubble Universe:実体光、光のシャボン玉、ぷるんぷるんの光、環境が生む光 - ワンストローク / Bubble Universe: Physical Light, Bubbles of Light, Wobbling Light, and Environmental Light - One Stroke

 《Bubble Universe》は、チームラボの新たなアートプロジェクトである「認識上の彫刻」をテーマにしたインタラクティブな作品です。無数の球体で埋め尽くされた空間に足を踏み入れると、最も近くにある球体が強く輝いて音色を響かせます。光は次々に隣り合った球体に伝播して、やがて全ての球体を通る1本の光の軌跡になります。

球体群に満たされた空間で様々な光と戯れる

写真:松田 朝子

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それぞれの球体の中には異なる光の存在が入り混じっていて、物質的な実体からの光、周辺の環境によって生み出される光など様々。ここでは、球体がみずから発した光と、他者から生まれた光が織りなす環境に没入することができるでしょう。

球体群に満たされた空間で様々な光と戯れる

写真:松田 朝子

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マイクロコスモス - ぷるんぷるんの光 / Microcosmoses - Wobbling Light

 《マイクロコスモス- ぷるんぷるんの光》は、奥行きすらわからないほどの空間の中を、無数の「ぷるんぷるん」の光が走り続けるという作品。ここでは数百個もの光が、異なった秩序によって走り続けています。ぷるんぷるんの光は、チームラボのアートプロジェクト「認識上の彫刻」であり、それは物理世界には存在せず、認識世界に存在する彫刻なのです。

チームラボボーダーレスといえばコレ!な作品群

チームラボボーダーレスといえばコレ!な作品群

写真:松田 朝子

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人々のための岩に憑依する滝 / Universe of Water Particles on a Rock where People Gather

こちらは、チームラボボーダレスを象徴するようなアート。仮想の三次元空間に再現された、「人々のための岩」に降り注ぐのは、無数の粒子で描かれた滝の水。水の動きは、岩の形によって変化する様子をシミュレーションして描かれています。

誰かがこの岩の上に立ったり、壁に描かれたアートに触れると、そこから花が咲いたり、他の空間から流れてきたアートと混ざり合い、影響し合いながら変化していきます。この瞬間の絵は二度と見ることができないものとなるので、何度も足を運びたくなるでしょう。

チームラボボーダーレスといえばコレ!な作品群

写真:松田 朝子

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他の空間から流れてくるアートの中では、「花と人、コントロールできないけれども共に生きる – A Whole Year per Hour / Flowers and People, Cannot be Controlled but Live Together – A Whole Year per Hour」。

コンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けている季節の花。香りを感じることもできる花々は誕生と死滅を繰り返し続けます。また人の動きによって多く生まれたり、散って行くこともあります。 花が咲いている場所には蝶も飛んできて、滝の水に覆われたり、カラスの飛来などによって去って行ったりします。

ここでは、白っぽい服を着ていると花々が映り込んで没入感アップです。

チームラボボーダーレスといえばコレ!な作品群

写真:松田 朝子

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クリスタルの雨が降るような「infinite Crystal World」は、光の点の集合体でつくられた点描の世界。ここでは、来訪者がスマートフォンから図形を選んで投影することもできます。クリスタルのスクリーンに描き出される画像は、光と影を巧妙に纏って幻想的。

また、ただここに居るだけでも様々な色に変わる光のシャワーを浴びているようで、ファンタジックな気分になるでしょう。

ボーダーレスの世界へGo!

ボーダーレスの世界へGo!

写真:松田 朝子

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この海は、みんなが描いた魚たちが泳ぐ海。共同的な創造性「共創」をコンセプトにした作品、《スケッチオーシャン》は、来場者が紙に描いた魚が、他者が描いた魚たちと共に目の前の海で泳ぎだすというチームラボの人気作品。泳いでいる魚には触れることもでき、触れられた魚たちは部屋を出て、他の作品の境界を越えてミュージアム中を泳ぎ始めます。

ここは、世界の他の場所にあるチームラボの《スケッチオーシャン》や《世界とつながったお絵かき水族館》の海まで泳いでいきます。逆に、世界の他の場所で今描かれたばかりのマグロが、目の前の《スケッチオーシャン》の海の中に泳いで来ることもあります。

ちなみにここで描いた魚の絵は、チームラボ スケットファクトリー(ガーデンプラザAのB1F)にて、缶バッジやTシャツ、トートバッグにプリントできて購入が可能です。

動画:松田 朝子

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今回は、新作、人気作を中心に紹介しましたが、ボーダーレスな作品群は常に部屋を移動して、それぞれが影響し合い、形を変えていきます。チームラボボーダーレスでは、融合し合うアートに魅せられながら、いつしか自分もその中の一部となっていくような、ミステリアスな没入感を堪能しましょう。

チームラボボーダーレスの基本情報

住所:東京都港区麻布台1-2-4 麻布台ヒルズ ガーデンプラザB B1
開館時間:10:00〜21:00
最終入館は閉館の1時間前。開館時間が変更になる場合あり(公式ウェブサイト参照のこと)
休館日:第1・第3火曜日
休館日が変更になる場合あり(公式ウェブサイト参照のこと)

2024年2月の情報です。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。




掲載内容は執筆時点のものです。 2024/02/05 訪問

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