ミュンヘン郊外にある豪華絢爛なお城「ニンフェンブルグ城」

ミュンヘン郊外にある豪華絢爛なお城「ニンフェンブルグ城」

更新日:2024/02/26 11:51

Hiroko Ojiのプロフィール写真 Hiroko Oji ヨーロッパ一人旅愛好家
南ドイツ最大の都市ミュンヘンはビールの都として人気が高く、ドイツ最大の仕掛け時計のある市庁舎や歴史ある素晴らしい装飾で満ちた教会や建物・博物館がぎゅっと詰まった町です。

このミュンヘンの郊外にあるニンフェンブルグ城は、ヴィッテルスバッハ家の夏の居城として建てられた豪華で優雅な建物。周囲には広大で美しい庭園が広がり、水鳥が遊ぶ運河が流れています。敷地内には小さな城館が点在し、見所盛りだくさんです。

トラムと徒歩でアクセスできる「ニンフェンブルグ城」

トラムと徒歩でアクセスできる「ニンフェンブルグ城」

写真:Hiroko Oji

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ミュンヘン中央駅前のトラム乗り場から10分毎に出る17番のトラムに乗ること約15分で、ニンフェンブルグ城最寄りの停車駅に到着します。

少し戻って運河に出ると、橋の上から見えるのがニンフェンブルグ城。白い外壁の美しい宮殿で、遠くからもそのオーラが伝わってくる眺めです。

トラムと徒歩でアクセスできる「ニンフェンブルグ城」

写真:Hiroko Oji

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橋から運河沿いに歩くこと10分ほどかかりますが、途中は運河沿いの並木道から庭園の一部となっている風景を楽しみながら歩けるようになっています。

トラムと徒歩でアクセスできる「ニンフェンブルグ城」

写真:Hiroko Oji

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到着するのは左右対称のバロック様式のニンフェンブルグ城本城。バロック様式のファサードは700メートル以上もある壮大さ。中央の左右に分かれる階段の上り口中央からチケット売り場へ入ります。

ニンフェンブルグ城は、1664年、選帝侯フェルディナント・マリアが妃アーデルハイトのために造営した別荘が歴史の始まり。後の歴代の君主による幾度にも重なる増改築が行われ、バロック・ロココ・新古典主義などといったヨーロッパの多様な建築スタイルが混在したものになり、さらに庭園の造営が加わりました。第一次・第二次世界大戦の戦禍も免れ、「ニンフェ(妖精)の城(ブルグ)」という名にふさわしい優美な姿を今に残しています。

ロココ様式の大広間「シュタイネルネ・ザール」

ロココ様式の大広間「シュタイネルネ・ザール」

写真:Hiroko Oji

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本宮殿内に入ってすぐの階段を上ったところにあるのが、大理石でできた大広間シュタイネルネ・ザール(石の間)。3階以上の高さの空間を持つロココ様式の壮麗な部屋です。

ロココ様式の大広間「シュタイネルネ・ザール」

写真:Hiroko Oji

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天井一面を埋め尽くすのは「女神フローラに敬意を表すニンフ」のフレスコ画。ヨハン・バプティスト・ツィンマーマンの最後の大作で、豪華なロココ様式の漆喰と金色の装飾で縁取られています。

ロココ様式の大広間「シュタイネルネ・ザール」

写真:Hiroko Oji

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豪華なシャンデリアが天井からぶら下がる室内は、金色をあしらった美しいフレスコ画と漆喰装飾が壁面を埋め尽くし、見惚れるばかりの眺めになっています。

見逃せないお部屋がズラリ

見逃せないお部屋がズラリ

写真:Hiroko Oji

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城内には豪華なお部屋がズラリと並びます。その中でも見逃せないお部屋の一つ、ノイシュヴァインシュタイン城を造ったルードヴィヒ2世が生まれたのがこちらのキャロライン王妃の寝室。

グリーンに金の花紋様を基調としたお部屋で、天蓋付きのベッドをはじめ、1815年頃にミュンヘンで作られたマホガニーの家具などお洒落な調度品が備えられ、子供用家具や身の回り品が置かれています。

見逃せないお部屋がズラリ

写真:Hiroko Oji

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王妃の書斎には小さな椅子とソファが置かれ、キャロライン王妃のレセプションやプライベートな娯楽のための部屋でした。フランスから取り入れられた帝国様式の調度品が揃います。

見逃せないお部屋がズラリ

写真:Hiroko Oji

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こちらは美人画ギャラリー。漆喰細工が置かれた白地に金の縁取りがある部屋で、もともと小さなダイニングルームとして使われていたものです。

部屋自体はシンプルなのですが、この宮殿で最も有名な展示のひとつ、ルードヴィヒ1世が愛した美女36人の、ヨーゼフ・シュティーラーに描かせた肖像画がズラリと並びます。ひと部屋の中に6人ずつが1グループとなり、6グループ飾ってあります。

どの部屋でも見惚れるばかり

どの部屋でも見惚れるばかり

写真:Hiroko Oji

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豪華なお部屋は他にもたくさんあります。こちらは北控えの間。

この小ぶりのホールには、当時のフランス様式のインテリアデザインが残されており、選帝侯マックス・エマニュエルは成功した将軍としての肖像画を飾りました。

どの部屋でも見惚れるばかり

写真:Hiroko Oji

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また南控えの間は、選帝侯アンリエット・アデレードの居室へアクセスする控えの間だったものです。

天井画にはアントニオ・トリヴァの水の精アレトゥーサが描かれ、ハプスブルク家の王女である妻のマリア・アマリアの肖像画、選帝侯カールアルブレヒトの皇帝カール7世としての肖像画などが皇帝の冠・宝珠・王笏の記章と共に掲げられています。

どの部屋でも見惚れるばかり

写真:Hiroko Oji

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選帝侯の各私室を繫げる廊下はサウスギャラリーとなっていて、歴代の選帝侯宮殿を描いた絵画が掲げられています。このサウスギャラリーは小さな画廊として設計され、1760年頃に完成しました。

建物だけじゃない美しい庭園も

建物だけじゃない美しい庭園も

写真:Hiroko Oji

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本城の西側に広がる20ヘクタールもの広大な庭園は、手入れが行き届いた森のような美しい素敵な空間。ほぼ中央には運河が東西に流れ、冬季は凍って雪が積もり、早朝は霞がただよう幻想的な風景となります。

庭園にはロココ様式の狩猟用の城館アマリエンブルク、廃墟を模した建物で洞窟礼拝堂のあるマグダレーナの庵などの建造物や噴水が数多く点在します。天気の良い日にはのんびりとお散歩するのもお薦めですが、冬季は庭園の建造物が全て休館となるので注意が必要です。

建物だけじゃない美しい庭園も

写真:Hiroko Oji

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本城の東側にも運河が延び、その両側も無料で入れる庭園となっています。

南端にはルードヴィヒ2世の豪華な馬車やソリを展示する馬車博物館のある建物が、北側には磁器工房の建物が配されており、敷地内をくまなく見て回ると丸一日かかってしまうほどの広大なニンフェンブルグ城です。訪問する場合はたっぷり時間をとって訪問されることをお薦めします。

建物だけじゃない美しい庭園も

写真:Hiroko Oji

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夏期なら水に浮かぶ白鳥やかもめ、鴨などの水鳥の姿が見られますが、冬には通路沿いで日光浴する姿も。すぐ横まで近づいても逃げようともせず、堂々とお散歩する姿が愛くるしいです。

ニンフェンブルグ城の基本情報

住所:Schlob Nymphenburg 1,80638 Munchen
電話番号:+49-89-179080
開館時間:
(4/1〜10/15)9:00〜18:00
(10/16〜3/31)10:00〜16:00
休館日:1/1、12/24・25・31
アクセス:ミュンヘン中央駅前からAmalienburgstrabe行きの17番トラムで15分。停車駅Schloss Nymphenburgで下車し徒歩10分

※2024年2月現在、修復のため一般公開されておらず、リニューアルオープンは2024年夏の予定

2024年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2023/12/07 訪問

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