新潟の秘境にある癒しあふれる山の中の一軒宿!五頭温泉郷『今板温泉 湯本舘』

新潟の秘境にある癒しあふれる山の中の一軒宿!五頭温泉郷『今板温泉 湯本舘』

更新日:2015/07/31 12:22

西藤 カオルのプロフィール写真 西藤 カオル 新潟清酒達人検定 銅の達人
新潟県にある五頭(ごず)温泉郷をご存知ですか?霊峰五頭山の麓、「出湯・今板・村杉」の三つの温泉を持ち、開湯は弘法大師、湯治場としても利用された風情が残るしっとりした温泉街です。
全国的な知名度は低いものの、「新潟県観光地総合満足度 No.1」にも連続で選ばれる知る人ぞ知る穴場。今回は、今板温泉でただ一軒、100年続く老舗ながらに趣向が新しく、“新潟を堪能させてくれる”お宿『湯本舘』をご紹介します。

季節ごとに姿を変える癒しのお庭でホッコリ

季節ごとに姿を変える癒しのお庭でホッコリ

写真:西藤 カオル

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五頭温泉郷へは、新潟駅から車でおよそ45分。一面に広がる田んぼの景色から徐々に木々が生い茂る森にかわってくると、間もなく今板温泉に到着します。

四方を山に囲まれた山の中の一軒宿、『湯本舘』。ロビーから見えるお宿ご自慢の庭はとても見事です。ざっくりと山そのものが利用され、そこはまるで小さな美しい森のように滝が流れ、鯉がおよぐ池を携えています。

この庭をのんびり眺められるラウンジで、珈琲などいただくと至極。湯上りにもまったりできそうなステキな空間です。初夏は新緑(写真)、秋の紅葉は外せないとしても新潟ならではの雪化粧された冬はまた趣きがあるでしょう。リピートしたくなる人が多い理由の一つを見つけました。

気持ちのよい風と滝の水音にまったり

気持ちのよい風と滝の水音にまったり

写真:西藤 カオル

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客室の窓はとても大きくとられ、森の一部を切り取ったような爽やかな景色を部屋からもみることができます。外は、先ほどの庭の続きとなる森が広がり、山がつくる気持ちのよい風を運んでくれます。すこし窓を開けて滝の水音をBGMに一息いれると、都会の喧騒もすっかり忘れてしまいそうです。

『湯本舘』の客室総数は14部屋。サービスの目が行き届く程よいこぢんまり具合は、利用客にも便利なところがありました。それは部屋からどこへアクセスするにも近いということ。食事処も、売店もラウンジも。とりわけ、お風呂が近いのは嬉しいですよね!

ぬるめのラジウム泉だからのぼせずユッタリ

ぬるめのラジウム泉だからのぼせずユッタリ

写真:西藤 カオル

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五頭温泉郷は全国的にも珍しいラジウム温泉で、お湯は無色・無臭。微量の放射能を帯びた温泉は、体の酸化を防ぎ女性にはうれしい「美肌」効果もあります。お湯がぬるめなのでゆっくり体が温まり、のぼせず長湯ができるのがおススメ!
夏は森林浴、秋は紅葉、冬は雪見と長湯をしたくなる理由があるのですから。

内風呂も露天風呂も24時間入浴可能。時間を気にせず好きな時に入れるので、使用時間も分散されひととき貸切になることもしばしば。これも、こぢんまりの成せるいいところでしょう。

美味しいだけじゃなく元気になれる鯉料理

美味しいだけじゃなく元気になれる鯉料理

写真:西藤 カオル

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新潟というと鯉料理が有名ですが、『湯本舘』でも名物料理にあげています。鯉の料理というと苦手に感じる方もいるかもしれませんが、そんな方はまず「鯉のあらい」をお試しください。身は綺麗な薄紅色をして、みためも爽やかなお刺身です。お味はプリっとした弾力に、潔いくらいとってもサッパリしています。

一方、鯉の美味しさを一段と感じられるのは「鯉の甘煮」(写真)。こっくり煮詰められて軟らかくなった肉質に、懐かしさを感じるしっかりした甘さがぴったり。鯉は滋養強壮の作用につながるタウリンを多く含む魚で、元気をもたらすとも言われています。その上、女性にうれしいコラーゲンもたっぷり!これはぜひお試しを!

◆違う食材でも対応してくれますので苦手な方は事前に連絡を

銘酒・麒麟山うまっ!飲み比べもできる!

銘酒・麒麟山うまっ!飲み比べもできる!

写真:西藤 カオル

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せっかく米どころ新潟に来たのなら、日本酒も試してみたいですよね?そこでおススメしたいのが「日本酒飲み比べ」というユニークなプラン。若女将がおススメする日本酒や、越後津川の銘酒・麒麟山の「吟醸・純米吟醸・生原酒」の3種を飲み比べることができます!
普段はワイン派の方も、純米吟醸のフルーティーな香りにきっとびっくりすると思いますよ。

お酒に詳しくなくても、この3種の違いはハッキリわかりますので、地元でもトップクラスの蔵の美しい日本酒(地酒)を心ゆくまで楽しんでください。

いつ訪れても魅力的な新潟

山の中の一軒宿『湯本舘』をご紹介いたしましたが、いかがでしたか。
紅葉に新米といった「秋」は人気の季節だと思いますが、冬の雪景も新潟らしく捨てがたいですね。たとえ雨にみまわれたとしても、山々を濡らし、あたりの空気はより一層澄んでいきます。雨音をききながらの露天風呂もオツですよ。

お天気にも左右されない癒しが、ここにはあります。
山の中の一軒宿で、新潟をたっぷり堪能してください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/06/28−2014/06/29 訪問

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