スペイン北東部に位置するカタルーニャ州の州都はバルセロナ。日本からは直行便がないため、乗り継ぎ便を利用してアクセスします。
いよいよ2026年の完成を間近に控えたサグラダ・ファミリアをはじめとするガウディの建築群、音楽ファン憧れのカタルーニャ音楽堂などが、バルセロナの定番観光スポットとしておなじみです。
しかしカタルーニャの見どころはバルセロナ以外にもたくさん!歴史的建造物にあわせて巡りたい美しい自然や、山海の幸をふんだんに取り入れた極上グルメなど、まだまだ知られざる魅力が隠れているのです。
カタルーニャは地中海に面していて、気候は温暖。夏はムシムシしないため避暑地として人気があり、冬もそこまで冷え込むことがないので、どの季節でも観光しやすいのが特徴です。
長い海岸線が延びていて、海沿いは一大リゾート地となっています。また、北部にはピレネー山脈が連なり、グリーンシーズンはトレッキング、冬はウィンタースポーツなど、海も山も両方楽しめる点がカタルーニャの魅力の一つ。
温暖な気候と自然に育まれた農産物も多彩で、スペインの中でも独特な食文化を楽しめるカタルーニャは、旅の目的はグルメという方に特におすすめしたい旅行先です。
ここからは、カタルーニャの魅力をポイントに分けて紹介します!
まず、カタルーニャを語る上で外せないのがワイン。特にカタルーニャの中でもタラゴナ県の「DOQプリオラート(Priorat)」は最上級の赤ワインの産地として知られています。プリオラートはバルセロナから南に100キロほどの場所にあるので気軽に周遊でき、場所によっては日帰り観光もOK!
プリオラートはその品質と希少性、さらに手間暇をかけて生産されていることから、高級ワインとして有名です。日本ではあまり見かけないレアな商品が見つかるかも!
観光客にはぶどう園やワイナリー巡りが人気です。ぶどう畑を散策したり、ワインセラーを見学したり、プリオラートのワイン作りについて見識を深めることができます。
また、テイスティングが楽しめるワイナリーもあるので、いろいろな種類を試してお気に入りの一品を見つけたいですね。
なお、ぶどうの収穫期は9月から10月にかけて。この時期に訪れると、収穫イベントを開催しているワイナリーがあります。ぶどう摘みやぶどう踏みなど、この時期ならではの体験も!ちょうどスペイン国内のバカンスシーズンが終わる頃なので、比較的観光しやすい時期でもあります。
カタルーニャで押さえておきたいもう一つの特産品は、オリーブ。スペイン屈指のオリーブの産地として知られていて、シウラナやガリーガス、テラ・アルタなど5つの生産地があります。
ワインと同じく、オリーブ農園でもオリーブが育っている様子を見学できます。いくつかの製油所では生産について学べるツアーなどが開催され、オリーブオイルの試飲もうれしい!最近値上がりが続いているオリーブオイルを、ぜひ産地でリーズナブルにゲットしましょう。
カタルーニャ料理はバラエティ豊か!スペイン料理の定番と言えばパエリアやピンチョスなどがあげられますが、せっかくなら日本で食べられないカタルーニャ料理に挑戦しましょう。
地中海に面するカタルーニャはおいしい魚介の宝庫。新鮮な地中海の恵みをふんだんに使った名物料理がそろっています。
“Mar y Montana”(マル・イ・モンターニャ)と呼ばれる海と山の幸を合わせた料理が多く、チキンとエビ、イノシシとキノコなど、煮込み料理の組み合わせにもその特徴が見られます。魚介をふんだんに使った漁師鍋「スケット」や、煮込みスープ「サルスエラ」などは、魚のうまみがスープに凝縮した味わい深い一品。
カタルーニャのおいしいものを知り尽くした地元のシェフが食材を組み合わせるので、日本では出会えない味に期待がふくらみますね。
また、12月から3月にかけて食べられるカルソッツ(ネギ)もカタルーニャの特産で、特にタラゴナの北にあるバルス(バイス)村が有名な産地です。焼いたカルソッツにスペインの万能調味料として知られるロメスコソースをディップした料理もシンプルながら絶品。
ワインにぴったりなイチオシ料理は「トリンチャット」。元はアンドラ公国の名物料理ですが、サルダーニャでよく食べられています。じゃがいもとキャベツを柔らかく煮てマッシュしたものに、イベリコ豚のソテーやチーズなど、お店ごとのトッピングが楽しい一品です。
そして、スイーツも外せない!という甘党の皆さんにおすすめしたいのはクレマカタラーナ。元は3月19日の聖ヨセフの日に食べられていて、現在はどのレストランのメニューにも登場する定番スイーツです。クレームブリュレと似ていますが、違いは牛乳が主原料である点。コーンスターチを入れ、鍋で煮て固めるという違いもあります。バーナーで表面がキャラメリゼされ、パリパリとした食感も楽しい一品。カタルーニャの伝統と歴史を感じる、シメにぴったりなスイーツです。
最近注目されている“ガストロノミー”とは、食を通じて歴史や文化、伝統などを考察すること。
カタルーニャにはこだわりの食事を提供する「ガストロノミックホテル」というジャンルの宿泊施設が存在します。カタルーニャ全土に認定された宿泊施設は40軒以上あり、こぢんまりとしたアットホームな宿が多いのが特徴。
自家農園で採れた新鮮な野菜が使われていたり、自社ワイナリーの製品とのマリアージュが楽しめるメニューがそろっていたりと、カタルーニャで美食の旅を満喫したい方にぴったりな宿泊先です。
ワインとグルメにあわせて、観光もたっぷり満喫しましょう!カタルーニャには世界遺産にも登録されている歴史的建造物や、大自然を満喫できる絶景スポットなど、見どころが点在しています。
都市部のバルセロナから少し足を延ばせば、驚くような大自然が広がります。ピレネー山脈の景勝地をハイキングしたり、自然公園にも指定されているエブロ川でカヤックを楽しんだり、アクティブ派に大満足の自然を楽しめるプランが用意されています。
カタルーニャ観光の楽しみとして、やはり外せないのは世界遺産巡り。冒頭でご紹介したとおり、バルセロナにあるサグラダ・ファミリアなどのガウディ建築が有名ですが、バルセロナ市外の世界遺産も素晴らしいものがたくさんあります。
先ほど紹介したタラゴナにはローマ帝国の遺跡群が残り、円形闘技場などを見ることができます。また、バル・デ・ボイにあるロマネスク様式教会群は、美しい自然の中にそれぞれ特色のある教会が集まっているので、時間をとってゆっくり観光したい場所です。
同じくタラゴナにある世界遺産としては、ポブレー修道院も必見!広いぶどう畑の中に建つ修道院で、今も多くの修道士たちが生活しています。
広大な敷地内には修道院のほか宮殿や図書館、学校などもあります。ワイナリーを併設しているのは、ぶどう畑の中にある修道院ならでは!宿泊施設も完備しているので、世界遺産の中に泊まる、という貴重な体験もできます。
バルセロナを起点として、カタルーニャ全土の周遊が楽しめます。とは言っても見どころが多すぎて、どこを回れば良いのか迷うところ。そこでおすすめしたいのが、「カタルーニャ・グランドツアー」です。
「カタルーニャ・グランドツアー」には、カタルーニャ州政府観光局が厳選した、テーマごとの5つのコースが用意されています。世界遺産を巡りたい、ワインとグルメを楽しみたい、歴史ある街並みを見学したいなど、自分の興味関心に合わせて選ぶことができ、もちろん今回紹介したスポットやグルメなども網羅されていますよ!
「カタルーニャ・グランドツアー」のアプリをダウンロードすると、コース上の見どころやルートなどが表示されるので、現地ではアプリを参考に見学することで効率よく観光することができます。
ガイドツアーなどとは違い自由に回れるので、興味のあるスポットは少し長めに時間を取るなど、自分らしく自由度の高い旅を楽しみましょう。
スペイン旅行と言えば定番の観光地巡りももちろん楽しいのですが、旅のテーマを決めて、まだ日本では知られざるエリアを回る旅もおすすめです。「カタルーニャ・グランドツアー」は、魅力たっぷりなカタルーニャを楽しむための強い味方!カタルーニャを知り尽くしたカタルーニャ州政府観光局が運営しているという点も、旅の満足度をアップさせるポイント。もちろんダウンロードは無料です!スペイン旅行を計画するなら、ぜひチェックしてくださいね。
【この記事は カタルーニャ州政府観光局 とのタイアップです】
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(2024/10/14更新)
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