写真:モノホシ ダン
地図を見る談山神社は、大化の改新の立役者、中臣鎌足(のちの藤原鎌足)を祀る神社です。美しい十三重塔や本殿などがあり、奈良県屈指の紅葉の名所としても知られています。
「献燈祭ライトアップ」では、正面入山受付から本殿まで続く140段の石段の両側に小型の燈籠が並べられ、参拝者を幽玄の世界へと誘います。
写真:モノホシ ダン
地図を見るまた受付では、談山神社の提灯が貸し出され(無料)、夜風に吹かれながらフォトジェニックな写真撮影が楽しめます。
写真:モノホシ ダン
地図を見るほかに鳥居前の茶店「かたらいの杜」では、かき氷など盛夏にピッタリのスイーツが味わえます。
写真は、お抹茶セット(800円)。生わらび餅とドリンクがセットになったもので、わらび餅は注文を受けてから作るのでツルツルモチモチの食感です。
<かたらいの杜の基本情報>
住所:奈良県桜井市多武319
電話番号:0744-48-0076
営業時間:11:00〜20:00(献燈祭ライトアップ期間中)
写真:モノホシ ダン
地図を見る毎年8月14日に開催される「献燈祭」は、本殿と拝殿の釣燈籠をはじめ、境内のすべての石燈籠に火が灯され、祖霊を慰める荘厳な祭りです。献燈の儀では、参拝者の手によって拝殿の66基の釣灯籠に明かりが灯されます。
燈籠の数は約150基におよび、周囲が暮れなずむ中、ほのかな燈籠の灯りが境内を優しく照らし出します。
祭儀終了後は、拝殿において談山雅楽会による管弦奉納もあります。
<献燈祭の基本情報>
住所:奈良県桜井市多武319
電話番号:0744-49-0001
開催日:2024年8月14日(水)
開催時間:18:00〜18:30
写真:モノホシ ダン
地図を見る拝殿の透廊にかかる釣燈籠の中には、談山神社の社紋である上り藤(のぼりふじ)や、御祭神の藤原鎌足の「鎌」をモチーフにしたデザインもあります。
写真:モノホシ ダン
地図を見る談山神社の本殿(重文)は、藤原鎌足公を祀る旧別格官幣社です。現在の建物は、1850年(嘉永3年)造替の朱塗極彩色の豪華けんらんたる様式で、日光東照宮造営の手本とされたことから“関西の日光”とも呼ばれています。
写真:モノホシ ダン
地図を見る献燈祭および献燈祭ライトアップ期間中は、日没後に境内のライトアップも行われます。とくに神廟拝所前の「蹴鞠(けまり)の庭」は、談山神社の有名な撮影スポットです。
写真:モノホシ ダン
地図を見る談山神社のシンボル、十三重塔(重文)は、木造としては唯一現存している塔婆です。現在の塔は、室町時代の1532年(享禄5年)に再建されたものです。
春の桜と紅葉の時期にもライトアップが開催され、十三重塔が闇夜に浮かぶ様子は必見です。
写真:モノホシ ダン
地図を見る献燈祭ライトアップでは、建物内の拝観もできます。写真の神廟拝所(重文)には、藤原鎌足の神像が祀られています。
ほかに神廟拝所と対面している総社拝殿(重文)には、像高3mの大きな福禄寿大神がお祀りされ、「大和七福八宝めぐり」の札所にもなっています。
写真:モノホシ ダン
地図を見る如意輪観音堂には、談山神社の当時の仏像の中で、唯一現在も祀られている「談峰如意輪観音像」があります。足腰の病に霊験あらたかな秘仏で、毎年初夏に特別公開されています。
写真:モノホシ ダン
地図を見る東殿(重文)は、別名“恋神社”とも呼ばれ、拝殿下の鳥居から東殿へと誘う「恋の道」の突き当たりにあります。御祭神は、藤原鎌足の正室、鏡王女(かがみのおおきみ)で、縁結びの御利益があるパワースポットとして有名です。
鏡女王は容姿端麗で、興福寺の建立に関わるなど才色兼備の女性で、鎌足とともに藤原氏の繁栄の礎となり、女性として幸せな一生を送ったことから、いつしか恋神社と呼ばれるようになりました。
写真:モノホシ ダン
地図を見る恋神社にちなんだ人気のおみくじが“鏡女王みくじ”です。人形の中のおみくじを取り出したあとに、紙に氏名とお願い事を記入して再度、人形の中に入れて恋神社に奉納しましょう。
「大化の改新」につながる縁がはじまった地で、縁結びの御利益をいただいてみてはいかがでしょうか。
いかがでしたか。談山神社の献燈祭ライトアップではほかにも、談山神社中興の祖「増賀上人」の隠棲跡に建つ比叡神社、龍神様のエネルギーに満ち溢れた龍神社などもライトアップされます。
日本史の大きな舞台となった談山神社の献燈祭ライトアップで、深緑と幽玄の世界を満喫してください。
2024年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/4更新)
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